ひぐらしの思い出

17年続くライフログ。
2020年2月から2022年12月まで毎日日記を書いていました。

THE BOOM 20周年

2009-10-17 23:13:28 | 映画・舞台・ライブ
今日はTHE BOOMのコンサートを見に、渋谷C.C.Lemonホールへ行ってきました!
※写真は拾いもんで、日比谷野音でのライブの模様です。


なんとTHE BOOMは20周年なんだね!おめでとうございます!!(先日ライブを見た高野さんもそうだ)

…ひと口に「20年」って言うけど、それってどうゆうことなんだろう。
ホギャーと生まれて赤子から子供へ、学校で勉強やら恋やら色々覚えて、働いたり人によっては家族を持ったり。
「20年」っていう時間はそれだけの変化をもたらすんだよね、人に。

その時間をかけて音楽をやり続けてゆくことって、どうゆうことなんだろう。

ボーカルの宮沢さんがMCで何度も繰り返していたメッセージは
「バンドのイメージと個人的な音楽への欲求との戦い」
だったと思う。
お客さんに背を向けている時期もあった、と宮沢さんは語ってました。「島唄」を歌いたくないと思った時期もあった、と。とても正直に。

がむしゃらになってるときはいい。
周りが見えてないから。
だけど、熱に浮かされたような時を過ぎると、辛くなる。
いつの間にか周りからのイメージが気になって、期待されるままの自分を演じてしまう。
本当の自分はどこにいるんだろう?なんて、自分のやりたいことが見えなくなっちゃう事ってあるよね。私もある。皆さんもありませんか?
スターはそうゆうの、すごく大変なんだろうなって思う。
向上心も大事。
新しいこともやりたい。
だけど周りが期待してるのは…。

最近出たアルバム「四重奏」。宮沢さんはね、すごく久しぶりに、近しい人に届けるために曲を書いたと言っていました。
自分のやりたいこととかではなく、素直に作ったと言っていました。

そしてTHE BOOMは20年の節目にファンの前で堂々と「島唄」を歌ってくれました。

初期の曲やヒット曲もたくさんやって、演奏も歌もビシビシ決まってとってもいい。ギターソロもすごいカッコよかった!ロック!!
お客さんもとっても幸せそうだった。泣いてる人がたくさんいた。
優しく時に激しく、踊りながら歌う宮沢さんはとても素敵だった。
何より誰より真摯にこのバンドに向き合っている。そう見えた。

歌・音楽の持つ力ってやっぱりスゴイ。
私も泣けちゃって泣けちゃって。

「20年」なんて私にはちょっと分からないし、でも分かるような気もするけど、やっぱり分かったような気になっちゃいけないんだろうなって思う。

そうゆう素晴らしいライブを見せてくれました。


そうそう!
宮沢さんがステージから落ちちゃったみたいなんだけど
終演後に挨拶に出てきてらしたので大きな怪我はなかったようです。良かったね