あまり普段TVドラマは見ないのですが…、久々にハマって見ていたのが、『運命の人』。
昨晩が最終回でした。
簡単なあらすじは!?
というと、実際に沖縄返還時に起こった事件『沖縄返還密約事件』を基にしたドラマでありまして…、
沖縄返還時に公式発表では米国が支払うことになっていた地権者に対する土地原状回復費400万ドルを、実際には日本政府が肩代わりして米国に支払うという密約をしていた、という事件から起こります。
この密約問題に関する機密文書を当時外務省勤務の女性事務官から受け取った毎朝新聞の弓成記者(実際には毎日新聞の西山記者)は日本社会党議員に漏洩し、それが実際国会の場という公に曝されることになります。
しかし、裁判にて検察側が問題にしたのは、外務省機密情報漏洩問題であり、沖縄返還密約問題に関しては政府は否定を繰り返し、挙句の果てには、弓成記者は有罪判決を受け、社会から放り出されてしまうわけです…。
密約問題がなかったのであれば、外務省機密情報漏洩もなかった、と考えるのが普通だとは思うのですが…。
その後この事件というのは、日本政府は頑なに『密約』はなかったと繰り返していきますが、2000年に琉球大学の教授がアメリカの公文書館にて密約を裏付ける文書を発見し、そこから再度法廷での争いが再燃します。しかし現状は、2011年9月29日密約情報開示提訴控訴審判決には、『政府が文書はあったが廃棄済みで存在しないと言っているからそれを信じるしかない。』との趣旨で原告敗訴となっている。※原告側は上告。
そしてこのドラマの最後には、日本政府というのは、自分達にとって都合の悪い問題に関してはひた隠し続け、そして問題をうやむやに揉み消す。更には先の311以降に関しても同様であるといった趣旨のナレーションが入ります。
恐らく僕が興味を持ってこのドラマにハマったのも、311以降色々な情報をひた隠しし続ける日本政府と、この沖縄返還密約事件とが被さったからなのだ、と思います。
今問題となっているがれき問題に関しても、都合の良い事ばかりを話し、薄っぺらい『絆』という言葉を掲げている政治家達が滑稽に見えて仕方ありません。真実を国民に伝える義務が政府にはあります。真実を伝えた上で、今どうするのが国民にとって最適なのか?これを考えるのが正しい政府のあり方なのではないか?と思います。
昨晩が最終回でした。
簡単なあらすじは!?
というと、実際に沖縄返還時に起こった事件『沖縄返還密約事件』を基にしたドラマでありまして…、
沖縄返還時に公式発表では米国が支払うことになっていた地権者に対する土地原状回復費400万ドルを、実際には日本政府が肩代わりして米国に支払うという密約をしていた、という事件から起こります。
この密約問題に関する機密文書を当時外務省勤務の女性事務官から受け取った毎朝新聞の弓成記者(実際には毎日新聞の西山記者)は日本社会党議員に漏洩し、それが実際国会の場という公に曝されることになります。
しかし、裁判にて検察側が問題にしたのは、外務省機密情報漏洩問題であり、沖縄返還密約問題に関しては政府は否定を繰り返し、挙句の果てには、弓成記者は有罪判決を受け、社会から放り出されてしまうわけです…。
密約問題がなかったのであれば、外務省機密情報漏洩もなかった、と考えるのが普通だとは思うのですが…。
その後この事件というのは、日本政府は頑なに『密約』はなかったと繰り返していきますが、2000年に琉球大学の教授がアメリカの公文書館にて密約を裏付ける文書を発見し、そこから再度法廷での争いが再燃します。しかし現状は、2011年9月29日密約情報開示提訴控訴審判決には、『政府が文書はあったが廃棄済みで存在しないと言っているからそれを信じるしかない。』との趣旨で原告敗訴となっている。※原告側は上告。
そしてこのドラマの最後には、日本政府というのは、自分達にとって都合の悪い問題に関してはひた隠し続け、そして問題をうやむやに揉み消す。更には先の311以降に関しても同様であるといった趣旨のナレーションが入ります。
恐らく僕が興味を持ってこのドラマにハマったのも、311以降色々な情報をひた隠しし続ける日本政府と、この沖縄返還密約事件とが被さったからなのだ、と思います。
今問題となっているがれき問題に関しても、都合の良い事ばかりを話し、薄っぺらい『絆』という言葉を掲げている政治家達が滑稽に見えて仕方ありません。真実を国民に伝える義務が政府にはあります。真実を伝えた上で、今どうするのが国民にとって最適なのか?これを考えるのが正しい政府のあり方なのではないか?と思います。