昨日は私のカウンセリングの日でした。
その前に姫の精神科医に会う日の下準備をしに行ってきました
姫に席を外してもらって先生とお話したいこと。
今、姫が不安定でどうしたらいいか判らず困っていること。
私自身がいっぱいいっぱいで辛くなってしまったこと。
これらのことを前もって担当の看護師さんに伝えておくと
相談までに前もって先生に伝えておいてくれるので当日の相談がスムーズに行くのです。
I看護師さんはとても気さくな方です。
ハッキリ言ってくれるところも信頼できるし好感も持てます。
I看護師さんが仰るには
「今の姫ちゃんはぐんと成長しようとしてるところなんじゃないかな?
3歳くらいで急にわがままに思える時期があって、その過程が成長には必要な時期なのよ。
姫ちゃんは精神面の成長がゆっくりな子だから今がその時なんじゃないかな?
姫ちゃんの中で大きく変わる時、成長の時なんじゃない?
確かにお母さんは大変な時期よ。
タロくんも姫ちゃんと他のお姉ちゃん達の違いに気付き始めたなら余計にね。
小学校に行ったら今よりもっと解るよ。
その時、どう説明するか、これからどんどん大変になるんじゃない?
お母さん、上手に気分転換してストレス解消しないともたないよ。
ちゃんとストレス解消してる?」
そう聞かれて「そういえば私のストレス解消法って何だろう?」と私。
「ちょっと~ ちゃんと自分のことも大事にしなきゃ!
ちなみに私は高級チョコレートを食べることなんだけどね~
何かないの?ストレス解消法」
「う~ん 仕事・・・かな」
「仕事ねぇ 確かに子供たちのこと考えてる暇ないだろうけど…
もうひとつ、何か見つけた方がいいよ。
これからよ、大変なのは。お母さんが潰れちゃったらお手上げだからね」
確かにストレス解消法が「仕事」っていうのも・・・
そんな話と土曜日の先生とのことをお願いして帰りました
途中でふと思いついて、お気に入りのパン屋さんに行って大好きなバケットサンドと暖かいミルクティーを買って公園へ
ひとりベンチに座って食べました。
ぼんやりとそのままカウンセリングの時間まで過ごしました。
担当カウンセラーのM先生も最初から何となく波長が合う感じで、いつもとてもリラックスしてお話出来ます。
まず、私が今とても辛いことと姫のこと、I看護師さんとの話をしました。
「私も今回の姫ちゃんは今までと違う気がします。
看護師さんの仰る通り成長過程のような気がするんです。
まるっきり記憶になくて『言ってない』『やってない』と言ってるんじゃなくて
我を通したいとか、タロくんの言い方にムカついたっていうか・・・
で、言ってしまうと姫ちゃん自身はスッキリしちゃってるけど
お母さんの気持ちは治まってない、辛いままになってしまってる。
今回はそういう時期に来たって思えるんです。
普通3歳くらいかなぁ・・・こういうわがままとも思える行動をするの。
姫ちゃんは発達がゆっくりだから今になっちゃったのかなぁって思うんです。
確かに5年生なのにって思うと辛くなりますよね」
I看護師さんとM先生のお話を聞いて気持ちが楽になりました。
「成長の為に通るべき道」なら通ってもらわなきゃ
そう思えるようになったことで随分気が楽になりました
姉弟喧嘩も大事だと思っています。
姫には許すことや譲り合うことを学んでほしい。
太郎には我慢ばかりでなく自分の意見をきちんと伝えられるようになってほしい。
どちらにも選択肢を見つけて話し合い折り合いをつけることを学んでほしい。
姉弟喧嘩も立派な社会勉強だと思います。
そして、もうひとつ気付いたことがありました。
私は喧嘩も遊びも思い切りやった方がいいと思うんです。
それなのにどうして「止めなさい!」「静かにしなさい!」と言ってしまうのか
ズバリ!主人がいるからです。
喧嘩も遊びも度を過ぎると主人が
M先生に言っちゃいました。
「こんなこと言ったらいけないんだろうけど、
主人がいなかったら楽だろうなって、もっと楽しいんだろうなって思います」
「今、大変な時ですよね?
二人のお子さんも大変ですよね?それでも、3人の方が楽だと?」
「はい。それでも主人の目を気にしながら、気を使いながらよりは楽だと思います。
だって、主人がいなかったら今の半分も子供たちを叱らずに済みます。
もっとのびのび出来るんじゃないかなぁって思うんです」
「お母さんとお父さんでは子育てに関して意見が違うってことですか?」
「はい。私と主人では正反対の家庭環境で育ったようです。
私は出来るなら私が育ったような環境で姫も太郎も育てたいと思います。
でも、そうすると主人は我慢できないと思うんです。
だから、余計にしんどくて辛いんだなって思いました。
『お父さんに怒られるから止めなさい』って言わなくちゃいけないのが辛いんだって、
今、はっきり解りました」
「でも、それが一番難しい問題ですよね」
「そうですね。でも、私も子供たちも主人の顔色を見ながら暮らすのもどうなんだろう?
本当にそれでいいのかな?そう考えるとやっぱり辛いですね」
「セラピーで姫ちゃんの印象が随分変わったと聞いています。
本来姫ちゃんはとても元気な子ではないですか?」
「姫は小さい頃は本当によく笑う子でした」
そう、私はあの頃の姫の笑顔を取り戻したくて頑張ってきた。
障碍があってもなくても、周囲から責められなければ、
叱られなければ姫はずっと笑っていたかもしれない。
「小学生にもなって」そう言われて厳しくされなければ
姫はあの頃のまま元気いっぱいに走り回っていたかもしれない。
さっきも姫が最近買っているマンガ雑誌のことで姫に
「お父さんはホンマはマンガ買うのは反対なんやからな。
何の役にも立たん、くだらんモンに金使いやがって。
もっと中身のある、為になるようなマンガならまだしも、くだらん
」
と言いました。
私は「マンガより付録がお目当てなんよ」と言ったけど
「ど~~せゴミにしかならんのに
」
月に数百円の楽しみ、友達と同じものが欲しい、可愛いものが欲しい
女の子の気持ちは主人には解らないようです
二言目には「子供の頃、小遣いなんか無かったし、
欲しいものを買ってもらうことなんか滅多に無かった」と言います。
主人の心の傷もまた深いのでしょうが、姫には関係ないことです。
私の最近の辛さは姫と太郎の為だけでなく、主人にも原因があったのです。
姫が喜ぶように、太郎が喜ぶようにしたいし、させたいけど
楽しんだ後に主人から浴びせられる冷たい言葉に傷つくのが嫌なんです。
子供たちはもちろん、私も傷つきます
笑えなくなったのは姫だけじゃなく、私もかもしれない。
カウンセリングで話すうちに「あ~こういうことだったんだ」と
霧が晴れたように見えてきました。
口に出して言ってみるとスッキリするものですね
随分と長い記事になってしまいました。
読んでいただいてありがとうございます