太郎は年長さんになって
「学校には行かんから」と言っていました。
太郎の就学については私も不安や心配がいっぱいです。
主治医のM先生と相談して「特別支援クラス」を希望しました。
「今の太郎くんには学校でのストレスを出来る限り少なくすることが第一。
学習面は太郎くんの知能なら後からでも取り戻せます」
その就学相談も病気で延期になってしまったし、
高機能の太郎は支援クラスに入れる可能性は低いと言う方もいます。
この数日、気持ちばかり焦って落ち着きませんでした。
昨日、久しぶりに太郎と外へ出ました
ポカポカと暖かな日でした。
「アイスクリーム買いに行く」と太郎が言い出しました
今まで太郎はお店に行くのを嫌がっていました。
それがたとえ自分のおやつの為であっても行きません。
「帰り道だし、ちょっとだけ寄って帰ろうよ
タロも自分で選べばいいやん」
「行かない。タロはいつものアイスでいいの!
早く帰ってよ!帰ってからお母さんが大急ぎで買ってきて!」
そんな太郎がお店に行く?
機嫌良く出かけた太郎の前に偶然カマキリが
しばらく親子でしゃがみこんでカマキリ観察
その後行ったお店でレジのお姉さんたちに
「タロくん、髪切ったの?かっこいいね~」
と言われて嬉しそうに笑っていました
そして今日はなんと 「もう一個のお店に行ってみる」
ホントに~?
手をつないで10分弱歩きました
「せっかく来たからお母さんもお買い物していい?」
「いいよ」
ホントに~?
大急ぎでカゴに商品を入れて、タロのいるお菓子コーナーへ
姫と違ってタロはあれこれ選ぶのが苦手です。
「○を買う」という明確なものがないまま売り場に行ってもウロウロするだけです。
今日も私が行ってみるとお菓子の棚をぼんやり見ていました。
「決まった?欲しいのあった?」
「あ、忘れてた!」
忘れてたって・・・
やっと決まってお会計を済ませ、袋に入れている間
太郎は少し緊張している様子で立ち尽くして周りを眺めています
帰り道で太郎が言いました
「お母さん、タロ、学校行けるよ」
「え?タロ、学校行けるの?」
「うん、行ける
だってな、スーパーに行けたから。
しんどい~ってならんかったから、学校も行ける」
私は子供たちに寄り添うことは出来ても100%理解することも
子供たちの考え方や気持ちを想像することも出来ない。
だから、太郎がどんな風に感じて、考えて
スーパーや学校に「行かない」って言っていたのか
今でもはっきり言って解らないです。
でも、昨日と今日で太郎の何かが変わった気がする。
「自分で折り合いをつけることを学習していくでしょう」
M先生の言葉を思い出した。
昨日は近くのお店、今日はもう少し遠くのお店。
苦手だった買い物にも自分から挑戦してみた。
そして、出来た。しんどくなかった。
だから、次は学校に行ってみよう。行けるはず。
太郎はこんな風に自分の世界を、可能性を広げていくのかなぁって思いました
「学校には行かんから」と言っていました。
太郎の就学については私も不安や心配がいっぱいです。
主治医のM先生と相談して「特別支援クラス」を希望しました。
「今の太郎くんには学校でのストレスを出来る限り少なくすることが第一。
学習面は太郎くんの知能なら後からでも取り戻せます」
その就学相談も病気で延期になってしまったし、
高機能の太郎は支援クラスに入れる可能性は低いと言う方もいます。
この数日、気持ちばかり焦って落ち着きませんでした。
昨日、久しぶりに太郎と外へ出ました
ポカポカと暖かな日でした。
「アイスクリーム買いに行く」と太郎が言い出しました
今まで太郎はお店に行くのを嫌がっていました。
それがたとえ自分のおやつの為であっても行きません。
「帰り道だし、ちょっとだけ寄って帰ろうよ
タロも自分で選べばいいやん」
「行かない。タロはいつものアイスでいいの!
早く帰ってよ!帰ってからお母さんが大急ぎで買ってきて!」
そんな太郎がお店に行く?
機嫌良く出かけた太郎の前に偶然カマキリが
しばらく親子でしゃがみこんでカマキリ観察
その後行ったお店でレジのお姉さんたちに
「タロくん、髪切ったの?かっこいいね~」
と言われて嬉しそうに笑っていました
そして今日はなんと 「もう一個のお店に行ってみる」
ホントに~?
手をつないで10分弱歩きました
「せっかく来たからお母さんもお買い物していい?」
「いいよ」
ホントに~?
大急ぎでカゴに商品を入れて、タロのいるお菓子コーナーへ
姫と違ってタロはあれこれ選ぶのが苦手です。
「○を買う」という明確なものがないまま売り場に行ってもウロウロするだけです。
今日も私が行ってみるとお菓子の棚をぼんやり見ていました。
「決まった?欲しいのあった?」
「あ、忘れてた!」
忘れてたって・・・
やっと決まってお会計を済ませ、袋に入れている間
太郎は少し緊張している様子で立ち尽くして周りを眺めています
帰り道で太郎が言いました
「お母さん、タロ、学校行けるよ」
「え?タロ、学校行けるの?」
「うん、行ける
だってな、スーパーに行けたから。
しんどい~ってならんかったから、学校も行ける」
私は子供たちに寄り添うことは出来ても100%理解することも
子供たちの考え方や気持ちを想像することも出来ない。
だから、太郎がどんな風に感じて、考えて
スーパーや学校に「行かない」って言っていたのか
今でもはっきり言って解らないです。
でも、昨日と今日で太郎の何かが変わった気がする。
「自分で折り合いをつけることを学習していくでしょう」
M先生の言葉を思い出した。
昨日は近くのお店、今日はもう少し遠くのお店。
苦手だった買い物にも自分から挑戦してみた。
そして、出来た。しんどくなかった。
だから、次は学校に行ってみよう。行けるはず。
太郎はこんな風に自分の世界を、可能性を広げていくのかなぁって思いました