姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

心配です

2010-03-30 17:17:39 | 太郎のこと
今日、太郎と姫と3人で学校へ行ってきました。

太郎の通う学童に連絡帳を頂きに行ったのですが・・・
とても賑やかで太郎は固まってしまいました

指導員の方が「タロくん、こんにちは~」と声をかけてくださっても
私の後ろに隠れて、しがみついて「イヤだ」と言うばかり

「賑やか過ぎてビックリしちゃたかなぁ」と指導員の方も困惑気味

姫が「あ!Nちゃんがいる!タロ、Nちゃんは優しいから大丈夫やって!」と促しても
「イヤだ」と部屋に入ろうとしません

引きずるように部屋に入って連絡帳を頂きましたが、
太郎は私にしがみついたまま「イヤだ」と言い続け・・・

部屋を出ても「イヤだ、ここはイヤ」と言い続けてました。

保健室の窓が開いていて、姫が「S先生!」と声をかけるとS先生とT先生が
「あら~お揃いでいらっしゃい」と笑顔で迎えてくださったのですが
「イヤなの!」と太郎は言うばかり

「姫ちゃん頑張って連れてきてあげてよ」と言われて
姫は頷いていましたが、どうなることやら

「1年生になったら履いていく靴を買いに行こう!」って言っても
「行かんからいらない!靴なんか買わない!」って言われちゃいました。

明後日の初登校、どうなるんでしょう

一緒に勉強

2010-03-29 15:50:25 | 姉と弟
バタバタと忙しく過ごしていて、気がつくと29日
3月が終わってしまう~~~

入学に向けて少しずつ準備が整ってきました。

太郎にも机を購入

「姫と隣同志がいい!」
「タロと一緒に勉強する!」
そんな子供たちの声に応えて、部屋の模様替えをしました。
タンス、2段ベッド・・・頑張って一人で動かしました

出来あがった時
「お母さん、すご~い
「ビフォーアフターの人みたい
久々に大絶賛

頑張ったかいがありました

ケンカもするけどやっぱり姉弟・・・かな


姉として

2010-03-05 00:06:52 | 姫のこと
この頃姫は「姫って言うな!姉ちゃんって言って!」と太郎によく言うようになりました

「姉ちゃん?お姉ちゃんじゃなくて?」と聞くと
「そう、姉ちゃんお姉ちゃんってタロに言われたらタロのが年上みたいやもん
?な答えですが、まぁ要は「タロに姉として認めてほしい」ってことなんでしょう

そんな姫も太郎の担任が心配らしく、学校で先生のリサーチをしているようです

今日も帰ってくるなり
「お母さん、M先生もあかんわ!
クラスの男子の弟がM先生のクラスやねんて。
でな、M先生、テストの時にえんぴつ落としただけでめっちゃ怒んねんて!
そんなん、タロ絶対ムリやん?」
かなり真剣に訴えてきました

M先生は姫のクラブの顧問の一人です。
姫に言われるまでもなく、M先生のことは私も知っています

以前、姫がお友達の靴を間違えて履いて帰ってしまった時、
「名前を書いてあるのに何で間違えるんですかね!」と
電話で叱られてビックリしたことがあったので
その時に「絶対にM先生のクラスになりませんように」と祈ったのを思い出しました。

姫や太郎のような少数派の子だけでなく、
定型の子にとってもこういう先生の対応ってよくないんじゃないかと思うんです。

K先生のMくんへの対応にしても、子供達は「先生がやってるから」と
Mくんを必要以上に攻撃するようになりはしないか心配です。

M先生のことも子供たちにとっては脅威でしかないでしょう。
大抵の子は怖くて萎縮してしまうと思います。
でも太郎は「えんぴつ落としただけやん!何でそれくらいで怒るん」って言いそう
そんなこと言われたらM先生の方が暴れるんじゃないだろうか?
今までそんなこと言われたことないでしょうから
ダメだM先生と太郎は絶対ムリだ

とにかく、せっかく落ち着きを取り戻しつつある太郎がまた自己評価を下げてしまわないように担任だけは慎重に決めていただきたい

「お母さん、姫のことも頼んで来て!来年もS先生がいい!
そしたらタロが自分のクラスから逃げてきても大丈夫やん。
S先生やったらタロに怒ったりせえへんから大丈夫やって

自分と太郎の両方の心配をして不安なのと、実際より幼い思考の為
やや無茶なところもありますが、姫の言うことも一理あります。

学校で困った時、辛い時、太郎が向かう先は姫の所でしょう。
そこで更に怒られてしまっては行き場を失ってしまいます。

一言でもいい、姫と言葉を交わすことが許されたなら太郎も落ち着けるかもしれない。
姫から「保健室に行っておいで」って言われたら保健室に行けるはずです。
保健室まで行ければ養護のS先生が何とかしてくださるはずです。

就学に向けて苦手を克服しようと頑張っている太郎とは裏腹に心配と不安でいっぱいの私

「お母さん、今日も一人でお尻拭けたで!えらい?」と言う太郎に
「エライね!頑張ってるね。本当にタロはすごい!」と頭を撫でる日が続いています

太郎のこの笑顔がずっと続きますように


となりのクラスのMくん

2010-03-02 23:20:31 | 日記
姫のとなりのクラスにMくんという支援クラスに通う子がいるそうです。
そのMくんのことで姫からショッキングな話を聞きました。

ここからは姫の言葉をそのまま使いたいので関西弁で書こうと思います。
解りづらいかもしれませんが、姫が見て感じたままを伝えたいのでご容赦ください

「この前さぁK先生がMくんの服のここのところ(胸ぐら)ガッって掴んで引きずるみたいに連れて行っててん」

なんでMくん何かしたの?」

「K先生はMくんを怒る時、いっつもそんなやねん。
服のここ掴んでギュ~ってすんねんで」

「そんな怒られ方されるようなことをMくんがするん?」

「Mくんはじっとしとくのが難しいねん。
だから集会の時も一人で立ってどっか行こうとして怒られてた。
この前の時はMくんが前の子の椅子をず~っとコンコン蹴っててん。
そしたら、その前の子がちょっとキツい子やってな
『M、止めろや!』って大きい声で怒ってん。
そしたらK先生が来て『何やってんねん!こっちこい!』ってMくんを引っ張ってん。
その時、Mくんは片一方の靴、ちゃんと履いてなかったから脱げちゃってん。
で、それを拾おうとして『ちょっと待って』みたいな感じでK先生の手を押しのけてん。
そしたらK先生が『なんやねん!こら!』ってめっちゃ怒ってな、
Mくんの服のここをギュ~ってしてズルズル~って引っ張って行ってん」

顔も知らないMくんだけど、想像しただけで胸が締め付けられるような気がした

「Mくん、怖がってなかった?そんな怒られ方して怖がってたんちがうの?」

「Mくんは解らんみたい。いつも怒られても何か解らんみたいな感じやで

「Mくんのお母さんは知ってるんかな?
Mくんがそんな怒られ方してるって知ってるんかな?

「知らんのちゃう?だってMくん全然解ってない感じやねんで。
お母さんに何があったか説明出来んと思うわ」


・・・まさか、K先生、Mくんがそういう子だって解ってて?
だとしたら最低です

「その怒り方はアカンよね。Mくん、大丈夫なん?
それにタロがK先生のクラスになったら困るよね」

「もしそうなったらタロはムリやな
また『行かん』って言うで。どうする?」

「どうするもなにも・・・タロに優しく出来る先生にしてくださいって頼まなきゃ。
そんな怒られ方したらタロは余計に暴れるかも

「タロが暴れたら・・・最悪やん誰が止めるん?
お母さんを呼んでくださいって先生に言う?
姫がこっそり電話する?」

「とにかく先生に相談に行くからS先生に『いつ行ったらいいですか?』って聞いてきてくれる?」

「わかった。聞いてくる


そもそもこんな話になったのは絵の具セットの話から
私の留守に園長先生から電話があって、姫に
「姫ちゃんの学校では絵の具セットは決まってる?
みんな同じじゃないとダメかな?」と聞いたそうなんです。

姫は「ダメではないと思う。お兄ちゃん、お姉ちゃんから貰ったのを使ってる子もいるし」と答えたそうです。

以前、そんな話を園長先生から聞いてはいたんですが
みんなと違うものを持って行って、ちょっとでも何か言われたら太郎が気にすると思って
「入学してからみんなで買うと思うので・・・」とやんわりお断りしたんですけど

「みんなと違うのを持って行ってタロは大丈夫と思う?
もし、何か言われたら泣くかもしれんし、
絵の具の色の名前もメーカーによって違うよね?
タロに解るかな?先生に言われた名前の色が無くて困らん?
もし、姫が1年の時にみんなと違う絵の具セットやったら困らんかった?」

「う~ん、わからん。だって姫はI先生やったもん。
I先生はちゃんとわかるように先に言ってくれるから
例えば『だいだい色を出してください。無い人は朱色を使いましょう』とか
ちゃんと先に言ってくれたもん
タロもI先生やったら大丈夫やったのに
I先生やったらわからんくて困って固まってたら絶対気づいて
『どうしたん?』って聞いてくれるもん。
でも、I先生おらんもんね。
あ!K先生とかやったらぜ~ったいムリと思うわ
だって、Mくんが・・・」
と↑の話になった訳なんですが

先生によってこうも対応が違うとは
早速姫がS先生の都合を聞いてきてくれたので、念のためもう一度お願いに行ってきます。