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認証紙

2008-03-26 19:06:14 | WWFマガジンより
 『森林環境の保全と認証林』
森林の環境を保全する基本的な方法としては、法律での伐採や立ち入りを規制し、
国立公園などの保護区に指定するやり方があります。しかし、紙や木材など資源を
得る必要がある以上、森林の全てを、保護区にして守るのは現実的ではありません。
 FSCの認証を受けた森では、環境そのものを壊さないように配慮して、
木材が生産されています。
新しい樹木が育ち、森の再生するスピードを考えながら資源を利用し、
また伐採の方法や林道の引き方など木材の生産方法についても配慮すれば、
森全体の生態系を大きく損なわず、生きものの生息場所も守ることができます。
 WWFは現在、この保護区の設立と認証林の増加という、2つの方法で世界の
森林を広く保全する取り組みを進めています。WWFジャパンも保全の
一翼を担っている極東ロシアの森林でも、FSCの認証林を現地で増やしていく
活動が続けられています。日本が多くの木材を輸入しているこの森で認証林が
広がることは、シベリアトラなど絶滅のおそれのある野生生物を保護する意味でも、
大きな役割を果たしすものです。(WWFマガジン)

 『企業に求めること』
現在、市場で流通している紙製品は、ほとんどの場合、企業によって生産、輸入、
流通、販売など行なわれています。従って、森林保全と持続可能な資源の利用を
進めるには、企業の行動が大きなカギを握っています。
そこでWWFでは現在、森林保全プロジェクトのひとつとして「責任ある林産物の
購入」の推進に取り組んでいます。
木材製品の製造、加工、輸入、卸売、小売などに携わる企業を主な対象とし、
森林の保全に対して責任を持って、林産物を購入するよう求めるものです。
林産物とは、木材や木材を原料とする製品(紙も含まれます)、および木の実や
キノコなど、森林から生産される製品すべてを含みます。
 具体的には、それぞれの企業に対し、段階的に「責任ある林産物の購入」の
実現をめざすように提案しています。
その第一段階は、供給源を明らかにすること。そして最も望ましい購入の方針と
しては、FSCなど信頼できる第三者の認証を取得している供給源や、
リサイクルが確認された供給源から林産物を購入することを挙げています。
WWFでは、企業に対し、購入に際してのルールや条件を明記した自社の
「調達方針」を作り、一般に公開することを求めています。(WWFマガジン)


 日本の保有する森を、利用するにあたっても、この認証林という考えを
取り入れるべきだろうと思う。
手入れをすることで、多くの森が再生される。
多くの動植物がよみがえるかもしれない。
川にも魚や植物が戻ってくるかもしれない。
川の豊富な栄養が海に流れ、多くの魚がやってくるかもしれない。

『高知の森の力プロジェクト』のような施策に
多くの企業が賛同してくれるといいな
仕事がないと嘆く若者が、力を貸してくれるといいな
きっと、森で働く技が受け継がれて、森林の保全と資源利用が
日本の基幹産業になったりするかも