元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

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今日のジャズはジャズベースの神様ロン・カーター、サントリーのCMが良かった時代だ

2021-02-10 08:50:16 | ジャズ
今日のジャズはロン・カーター、ジャズベースと言えばロン・カーター、まさに神様のような存在。初めて知ったのは1986年のサントリーウイスキーのCMで聴いたダブルベースという曲。ベースはリズムを刻むだけだと思っていたが、こんなに低い音がメロディーを奏でるのが心地よいとは知らなかった。
それにしても昔のCMは良かった。文化を感じた。たった30秒の短い時間の中に、ドラマがあった。商品名は最後に少し出てくるだけだが、商品価値を何十倍にも上げて、会社の価値も何百倍に上げた。これも開高建さんが、CMを担当していた時代かな。
ブルーノート東京のライブで、わずか2mぐらいの先で彼の生演奏を聴いた時は、本当に感動した。非常に大きな手で、指の第二関節がものすごく太い。長年ベースの弦を弾いてきたせいなのか、以上な太さであった。その大きて太い指が奏でる生演奏のソプラノベースは、心の底に響く。そして演奏の合間に一度だけ聞いた「Oh, Yeah!」の恍惚感が会場全体の「オーイエィ」となる。


その夜、夜中にぱっと起きて気づいたのは、その異常な太さはエゴン・シーレの指の関節が異常に太い自画像、そのものだった。
ちょっとジャズとか関係ないが、エゴン・シーレと言えば、乃木坂にある国立新美術館で2019年に行われた「ウイーン・モダン」展(メインはクリムトであったが)で見たエゴン・シーレが芸術との格闘の末に生み出した、自らの画風がとても味があっていいということ。


この展覧会には、ウイーンの貴族達は本当に芸術を愛していたのだとわかる作品が前半の展示室にあるけど、弱々しい彼ら貴族達が滅びたのは必然であったとも感じだ。


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