元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

デジタル庁への提言 - まだまだ目次レベル(Ver 0.01) グローバルIT企業で働いた経験から、IT組織を一から作ることを考えて以下に簡単にまとめる。

2021-05-31 09:50:00 | ITマネージメント
デジタル庁への提言 - まだまだ目次レベル Ver0.1 2021年5月31日

1.はじめにグローバルIT企業で働いた経験から、IT組織を一から作ることを考えて以下に簡単にまとめる。

2.デジタル庁創設の目的

3.組織とその役割、権限
 3.1 CIO of Japan デジタル庁長官は、日本政府におけるCIOを兼務する。
 3.2 全体統治部門
- 基本計画とそれを実行するための予算の作成
- 5年を見据えたITの基本計画(SMARTに)を策定し、国会のIT推進委員会(新設すべき)で熟議を行い国会の承認を受ける。
- 予算を含んだ計画を毎年改定する
- バランススコアカードによる目標管理(SMARTの論理で設定)と四半期ごとに国会に報告
- プロジェクト管理と進捗状況を毎月国会に報告
-ライセンス管理
- 特許管理

 3.3 オペレーション部門
- 基本計画の実施
- ITILモデルを活用したITオペレーション実施
- オペレーションの結果を国会のIT推進委員会に四半期ごとに報告する。(バランススコアカードモデルを使用して)

 3.4 セキュリティ部門
-セキュリティポリシーの作成と導入、教育
- セキュリティ事故対応

 3.5 品質管理部門
- 統合テスト
- テストしながらIT教育

 3.6 監査部門
品質マネージメント管理監査に加えシステム監査、セキュリティ監査の内部監査を毎年実施外部監査を実施し、認証を維持する。  
3.6.1 内部監査
3.6.2 外部監査

4.オペレーション部門の業務概要
4.1 IT業務の実施と運用どこまで国がやるのか?多くの議論が必須。個人的には、電力網とおなじようにIT網が必須なので、最初は国がやるべき。
例えば、北海道や沖縄にコールセンターを作ったり自身が少ない地域に大規模サーバールームを作ったり基本的のITは地域によらずに開発、メンテ(除物理的なメンテ)が出来るので地方でITを育てる。

5.セキュリティ部門の業務概要
 5.1 セキュリティポリシー策定
 5.2 セキュリティ教育の実施
 5.3 セキュリティ事故対応

6.品質管理部門の業務概要
 6.1 統合テスト
 6.2 IT教育

7.監査部門の業務概要
 7.1 内部監査
 7.2 外部監査

「オープンイノベーションフォーラム」By早稲田大学IT戦略研究所

2015-07-02 18:03:14 | ITマネージメント
「オープンイノベーションフォーラム」By早稲田大学IT戦略研究所に参加。忘れないうちにメモ。
一ツ橋大学の米倉誠一郎教授の講演は素晴らしい、とてもためになりました。
続いて事例紹介があり、外資系中心に結構実行している事に驚き。本当に日本のメディアは何も重要な事は伝えない事に改めて感じる。

目的は、まずは
・社内プロダクトのポートフォリオの棚卸
・そに中で何をオープンソースを使用してスピード感を持って商品を世に中に出すか?
・スピードが一番大切。
・決め手はコスト。内部開発vs外部の利用
・新規テーマ、新規製品開発のスピードが桁違いに早くなる。しかも思ってもいなかった技術が取り込める

現状は、
・日本にはもう最新の情報入ってこない。素材であればサムソン、ソフトやアイディアであればGoogleに、提案や話が行ってしまう。
・国内の最新技術もしかり、海外へ先に行ってしまう。ますます日本企業の製品開発のサイクリは遅くなっている。
・現状付き合っている範囲では限界。
・経験の乏しい日本企業は懐疑的、逆に技術や知識が取られてしまうと考えている
・組織化、プロジェクト化しても経験が無いので、全て自前でやろうとする傾向が強い

オープンイノベーションの成功事例
・GE、オランダのフィリッピス、P&G(数年前からやっていたのは知っていた)、日本企業では、東レ、味の素、大阪ガスなど
・ナレッジコミュニティの存在が必須
・自分もコントリビューターにならないと情報は取れない

やり方
・トップのコミットメントがとても大事
・最初はコンサルティング会社を使って、彼らのノウハウを活用する
・文化の違いが大きいので、最初は疲れる。手間暇かかる
・使いのサプライヤーとは違い、プロトタイプ開発にもコストがかかるので、その部分も予算化する
・プロダクトのポートフォリオ作成に時間をかけず、まずはあればいい程度の製品から始める

HBR「バランストスコアカードが3分でわかる」

2014-10-18 19:06:10 | ITマネージメント
HBR「バランストスコアカードが3分でわかる」。目標管理ならこのツールがベストです。基本中の基本です。これで新任のマネージャーであっても、目標管理が出来ます。ただし正しいKPIを設定する事が大事です。

ヨーカ堂にあるスタバで読書中

2014-09-12 19:57:32 | ITマネージメント
ヨーカ堂にあるスタバで「Collective Genius」を 読書中。晩御飯食べたのに、完全にブラックベリースコーンは余計だった。
Collective Geniusは、世界の優良企業がリーダーのもとイノベーションで会社を発展させる事例をあげて、イノベーションとは何だ?と言う本。
最初のPixarの話は、イノベーションと言うよりもろ日本企業のお得意のQC活動、カイゼン活動に匹敵する。
二番目のインドのHCLの話は面白い。顧客第一ではなくて、従業員第一。でも結果的に顧客と常に接している従業員を第一にする事で顧客第一を実現するお話。そしてインドで一番のITサービス会社となる。
三番目のVWのCMOのLuca De MeoがVWブランドを世界のベスト10以内に持っていく話。これは実に素晴らしい!ブランドのアップだけでなく売り上げも世界三位になる。
4番目はデザイナーがお互いに同じ権利で集まるの話で、今ここを読書中。これも面白い。
ここまで読んで、リーダーに求められるのは、正しい目的地を設定する事、そこへ行く道は、各自に任せる。各自がアイディアを出し合いながら、コラボレーションしてイノベーションが始まる。と言う事。決してリーダーは、俺について来いと言うタイプではなくて、その反対の各自の自由な判断、自主性を尊重する事。まさにリーダー像は、7つの習慣やドラッカーの定義通りである。



求人で要求される仕事のスキル、経験は殆どフィクションである

2014-08-29 08:42:59 | ITマネージメント
求人で要求される仕事のスキル、経験は殆どフィクションである「Job requirements are mostly fiction and you should ignore them」と言う記事。
確かに人材募集時には全ての想定される項目をリストアップしてHRに渡す。それでも、最低限に要求スキル、レベルはあり、応募者が要求した項目に関してどんな事を書くかで、その人がだいたいわかる。中途採用と言えども足りないスキルはOJTと外部トレーニングで補っていく。

http://qz.com/255565/job-requirements-are-mostly-fiction-and-you-should-ignore-them/