適菜収著「小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」読了。
小林秀雄の著も解説著も何冊か読んでいるので、そういう事だよなと理解出来た。それは、この本の最後に「本書を読んで少しでも小林に興味を持ったなら、全集にあたってほしい。理解するのではなく、小林の文体に馴染むためだ。」ということ。彼の論文に結論はない、読むことで彼の批判精神を思考過程を学ぶことだ出来る。
また、彼も開高健と同じように「黙殺」がいいと言っていたのは初めて知った。あれほど、議論好きな印象があるけど、「サントブーヴの「我が毒」を読んだ時に、黙殺することが第一であるという言葉にぶつかったが、それが後になって分かったな。自然に黙殺できるようになるのが、一番いいんじゃないかね(文学の四十年)」。
小林秀雄の著も解説著も何冊か読んでいるので、そういう事だよなと理解出来た。それは、この本の最後に「本書を読んで少しでも小林に興味を持ったなら、全集にあたってほしい。理解するのではなく、小林の文体に馴染むためだ。」ということ。彼の論文に結論はない、読むことで彼の批判精神を思考過程を学ぶことだ出来る。
また、彼も開高健と同じように「黙殺」がいいと言っていたのは初めて知った。あれほど、議論好きな印象があるけど、「サントブーヴの「我が毒」を読んだ時に、黙殺することが第一であるという言葉にぶつかったが、それが後になって分かったな。自然に黙殺できるようになるのが、一番いいんじゃないかね(文学の四十年)」。
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