この数日は平日の夜を家でいくらかのんびり過ごしたり、体の事を考えたり
色々な方のブログを見たり、興味深い本を探したりなどしながら有意義に過ごし
自分のブログは更新せずにおりました
というとかっこいいのですが、ただ夜眠くていつの間にか、家のいたるところで
眠ってしまい、気がつくと明け方
という間抜けな生活になっていたのが実態だったりもします。
「特技:寝ること」と言ってしまってもいいのではないかと思うくらいの私。
昨日も更新しよう!と思っていたのに、気がついたらパソコン机下のじゅうたんの上でうずくまるように眠っていました~
今日はそんな私が2007年に出会い、肩の力がすっ
と
抜けて楽になり、心の霧が晴れたようになったきっかけの本を紹介します。
今思えば、いろいろな変化の入口にしか過ぎないのですが
でも私には「私は重要である」と思うことを学ばせてくれた最初の本です。
それまでの私は自分のことを“重要だ”とあえて思うことはなく
自分の存在はあって当たり前のもの、周囲の人の存在もあって当たり前のもの、自分はごく普通でいい
人生こんなもんでしょう、くらいにしか思っていなかった。
そのわりに物事がうまくいかないとイライラしたりして物や人にあたったり・・・・・要は傲慢だったんですよね(笑)
今振り返るともったいないとしか思えないような考え方をしていました。
結局そんな考え方は、苦しい思考回路に入るだけで幸せなんて感じません。
でもそれを気付かせてくれるきっかけになったのは
「ゆるしのメッセージ」という倉成央さんの本です。
本屋さんで平積みしてあるそのやさしい表紙の印象に、読書慣れしてなかったにも関わらず興味をもち、手に取ってみたのです。
中を見てみると、まずある夫婦のモデルを例に奥さんのケース、そしてご主人のケースそれぞれに日常ありそうなこと題材に
ストーリー仕立てで書かれています。
そしてパラパラ見ているとその事例は私にとっても「あるある!」「こういうのイライラするよね!」
「なんでわかってくれないのかしら!」と共感するようなことばかり。
そして本にはこういったことがインナーメッセージを変えることで劇的に見方、考え方が変わってくると書いてあるのです。
「え~そんなうまい話あるの?」「インナーメッセージって何?」
「でも気になるね、この状況でイライラしない人なんているのかね?いたら連れてきてほしいわ!?」
そんな思いを抱いた私。でもせっかくだから読んでみよう。行間もゆとりあるし、私にも読めるかもしれない・・・・。
ちゃんと本を買ったのはいつ以来なのか。仕事に関する本以外で買ったのは久しぶり。
だって読書、苦手なんだもの。すぐ眠ってしまうから・・・。
でも!!
なんと読めたんです。すぐに。
それは面白かったからではありません。なんとなく表現がやさしくて、読むのが嫌にならなかったから。
読んだ直後は、読破した達成感は感じたものの、実は対して変化を感じませんでした。
「へ~。そんなもんかね。」
「私は重要である、か・・・どういうことなんだろうな、まだよくわからないや。」
そう思いつつも、重要って?・・・重要ってね・・・?と数日間心の中でどんな事だ~??と問いかけていたら、ピ~ン
ときました!
本の最後にまとめて書かれている中から、数行引用すると
「“私は重要である”という人は、ひけらかしません」
「“私は重要である”という人は、卑下しません」
「“私は重要である”という人は、あまり緊張しません」
「“私は重要である”という人は、自分を大きく見せようとしません」
「“私は重要である”という人は、他人に勝つことで価値づけをしません」
こんな調子の言葉が続きます。
そしてピ~ン
ときた私にはこれらの言葉が急に川や滝が目の前にあらわれたかのようにドドーっと心の中に流れ込み、
よどんでいた空気を洗い流してくれたような、気がしたのです。
そしてなんとなくわかったのです、「自分を重要だと思うこと」の重要性が。
なんとも心地よく、そして力強い不思議な体験でした。
そしてこのことは、ずっとず~っと読んでいなかった本棚のこやしになりかけていたある本を読む力を与えてくれました。
それは超有名な本。
「7つの習慣」です。
何年放置してしまっていたのでしょうか。私の上司がくれた本です。
何回かチャレンジしても3センチの厚さのうち4ミリか5ミリくらいのところまでしか読めずに挫折していた本。
正直、時間かかりました。
それでもいいんです。今まで読書が苦手でも、せっかくもらった本なのに読めていないとしても、今読もうとしている、自分自身が重要なのだから。
そんな思いで地道に読んでいたら・・・どのくらい読みすすめたところだったでしょうか・・
自分の陥っていたいわば罠のようなものに気がつかされ、目の前にあったちょっと目障りなカーテンが労せず自動で開いていったかのような
爽快感が押し寄せて当時感じていた重圧を解き放ってくれました。
この2冊で、私のその後の約2年間は劇的に変わりました。
周りから見たらどの程度変わっているのかわかりませんが、少なくとも自分の心の持ちようは変わりました。
それまでの被害妄想的な発想やずるさ、無用なほどのクールさ、それらがスっ飛んで楽しくて仕方ない。なぜか熱くなってる自分。
だって、今までつまらなく過ごしていた原因は環境や人のせいだと思ってきたのに
自分自身の心の持ちようだったなんて。変えるべきは環境や人ではなく自分自身。それだけのこと。なににつけてもまず自分自身。
感じたことすべてを言葉で表現することができないので、自分でも物足りなさを
これだけの長文を書きながらも感じてしまうのですが、この変化を今の自分の年齢で気付くことができて良かったと心底思ったものでした。
そして、色々感じたことを行動にうつしながら日々を過ごすようになり、充実してきたものの
ときには元気じゃなくなることもあります。
そんなとき、「ゆるしのメッセージ」に戻ってみたのです。「重要だと思うこと」の源を探しに。
予想通りというか、やはり私には有効でした。
そして、それだけこの著者の倉成央さんの言葉が自分にとってわかりやすいのであれば
他の本も読んで、もっと心の地ならしを強化しようと思い、最近、読んでみたのが「凹まない生き方」の本です。
「ゆるしのメッセージ」のようにストーリー仕立てではなく
より、具体的な事が書かれていて、心理・考え方について理論的に書かれていて、気づかされることが多い本です。
自己啓発というよりは、現在の自分を分析するのに役に立ちます。
だからこそ、現状を知ってまた踏み出す力を与えてくれるのです。
背中を押されているかのような力強さを本から感じます。
自分の心のペースを整えて、あせらず、着実に楽しんでいこうと思う自然な自分が見えてきて心地いいです。
今日は長くなりました
でも2年分の思いに近いものがあります。つべこべ言いましたがお勧めの本です。
「凹まない生き方」のエピローグにこうあります。
あなたは幸せになるために生まれてきた
いいですよね、これ。
なんの根拠もありません。何言ってんの?という方もいるかもしれません。
でもそう思っていていいと思うんです。思うのは自由ですから。
幸せに“なる”ここがキーポイント。
幸せにしてもらうのでもなく、幸せを与えてもらうのでもなく、幸せに“なる”です