TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

使いにくいラケット(855)

2007-04-15 01:14:09 | tennis
 季節が進み過ぎでおかしいです。気温はなんか初夏を思わせる暑さ、そしてもう6月?と思わせるようなカエルの合唱。もう田んぼに水がはいったのでしょうかね??


 新年度に入り、クラブのみんなの生活に大きな変化が出ています。新しい環境に変わるだけでも疲れが出るでしょう。通学時間が今までより長くなったり、授業が遅くまであったり、宿題が増えたり…。生活とテニスの両立が少し大変になったという事もあるでしょう。あるいは、悩みをかかえる子供やご父兄もいることと思います。そういう場合はどんどん相談して下さいね。前向きに考えていっしょに解決していきましょう!

 今日はすごい事がありました。

 TTCの試合に出場のSポンから結果報告の電話。1回戦は1セット目を落として、2、3セットを取って逆転勝ちしたそうです。1セット目の第一ゲームで自分のラケットのガットが切れ、(先日サーブのすっぽぬけで1本ラケットを折ってしまっていた彼女は現在1本しかラケットを持っていません)お母さんのラケットを使ってプレーをしたそうです。第一セットはラケットが使いにくくてうまくいかなかったそうですが、2、3セットはラケットにも慣れ、相手のミスにも助けられ勝ったそうです。

 なかなか他人のラケットでプレーするのは大変なことで、よく、メンタルが崩れなかったと誉めました。

そして、3時間後、2回戦の結果報告がきました。

 相手は以前、私が教えていた子で、現在は県でもトップクラスの子、強豪です。そして…

 1セット目の第一ゲームでおかあさんのラケットのガットが切れ(ん?どっかで聞いたことのある話だぞ!!?!)、おにいちゃんが以前ダブルスを組んでいた4つ年上のTくんの重~いラケットを借りて戦ったそうです。1セット目はラケットが使いにくくて取られ(!!また?)、2セット目から慣れてきたのか、相手のミスにも助けられ(!)、6-5でリードするも、残念ながらタイブレークで負けてしまったそうです。

 しかし、県の上位の子相手に、使いにくいラケットでよくがんばりました!メンタルが前よりずいぶんタフになったね!!とっても手応えがあり、自信につながる出来事だったのではないでしょうか。

  時には、「こんな使いにくいラケットじゃ、こんな強い相手に勝てっこない」と”負ける理由”(=言い訳)を先に用意してしまう子もいると思うのですが、最後までしっかり戦ったことはとっても立派でした。何事にも言い訳を作らずに最後まで前向きに戦う努力をする習慣を、小さいころから養っていきたいですね。
コメント
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