TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

12歳以下ニューカレドニア遠征11/2(1953)

2010-11-02 19:12:23 | 12歳以下ニューカレドニア遠征2010
11/2(火)ヌーメア快晴
本日は雲ひとつない快晴!空も海も真っ青です。本日は第1の大会の最終日です。

Kすけコーチ語録「ローマ字がオレの頭をキョヒする」(←頭がローマ字を拒否するんじゃ?)


Yっしー語録
木全:「ローランギャロスって何?」Yっしー「前屈だっけ?」


●Tっきー vs Bourcier (25~26位決め) 4-6, 3-6
相手は決してうまくはない、いい対戦。Tっきーは声を出してしっかりファイトしました。接戦から重要なところが取れません。ファーストは4-6。4-5の場面ではどんあ風にセット取られちゃったの?と質問すると、Tっきー:「相手にほとんど決められました、セットポイントもエースを取られました。」でも実際、このゲームはイージーミスをして、セットポイントもチャンスボールをこちらが打ち込んで、サイドアウトしていますから、この大切な場面の記憶がない。記憶かないということは、プランを立て、強い気持ちでそれを実行して戦ったけど残念ながらだめだったというプロセスを踏んでいないということです。そりゃ、大切な所を取れるわけがありません。セカンドも大切な所をものにできず3-6。試合中に起こっている事をしっかり理解して、背伸びしないテニスをこころがけましょう!!


○Yっしー vs Deplanque(19~20位決め) 6-0, 7-6
1stセットはストロークも出球もネットプレーも完璧で何をやってもうまくいく状態で6-0。そんな天国のような状態は長くは続かないもので、2ndセットは普通の状態に戻り、接戦になり2-2、3-3、4-4、5-4。このあたりからYっしー崩れます。どうしてこんな大切な場面でてきとうなプレーなの?というようなプレーで当然逆転されます。さらにコートにボールを入れることすらできなくなり、1発ミスの連発で5-6。しかしながら、そんな状態なのに、次のゲームはもらい6-6。ここで変化が起こります。タイブレークに入ったら、突然、天国モード再発。ストロークエース、ボレーエース、ドロップエースなどで7-0。試合後、どうして、あそこであんなに劇的な変身ができたのかな?あの時、どんな風に考えたの?と聞くと、「こことれば勝てる!」と思ったそうです。ここがよかった。前向きの発想です。
「ここ落としたらファイナルにはいっちゃう!」とか、後ろ向きな発想をすると、もうこれはもう確実に落としてファイナルに入りますから。このポジティブシンキングを褒めたのでした。でも、もうちょっと楽に勝ちたいナ…。



近くにいたみんなにポジティブシンキングの話しをしました。
木全:『試合前に「負けたらどうしよう~?」と言っていた子がいました。これはネガティブなので、この反対はなんでしょう~』
そしたらMいね「勝ったらどうしよう~?」(がくっ)(←もちろんMいねは冗談で言ったんですけどね)

答えは「勝てるかな?」「よし勝ってやるぞ」これがポジティブ。


●Aいな vs Clark Sally (7~8位決め) 2-6, 2-6
Aいなの相手は、前日までの試合を観たところ、技術レベルは高い選手。ただ、自分のメンタルコントロールが上手くできず技術レベルの高さを生かしきれない選手。Aいなもそれを知っていました。。。が、、、1-2から1-3になったところで、相手の力強くスピンのかかったストロークに対応できず、Aいながメンタルコントロールを失ってしまい、2-6。セカンドセットに入り、気持ちを持ち直し少し相手の威力のあるボールを厚くミートできるようになり、多少ポイントが長くなりましたが、そこからの得点プランはなく相手に押し切られ2-6。10歳のAいなには、相手の打ったボールが自分のいるところに来てもコートにおさめる事が出来ない状況は、確かに相当つらい事だと思います。しかし3セット経験がほとんどないAいなですが、セカンドセットに入るときにファーストセットの落ち込んだ状態のままセカンドセットに入らなかったところは、最高ですね。この大会は、日本では10歳のAいながなかなか経験できない3セットマッチで、本当にいい経験ができたと思います。気持ちを落ち着かせてがんばれば、悪い状況を少しでも変える事ができると感じて、今後、落ち込まないで試合ができる事を期待したいと思います。By Kすけ


Yきの vs MC LAGHLING Gabriela(5~6位決め) 4-6, 5-7
相手はきびきびと動き、いいボールを攻撃的に打ってきます。Yきのもいつもどおりの攻撃的なプレーをします。1stセット、3-3、4-3、4-4、4-5。次のゲームは、1stセットの山場。しかしイージーミスが先行して相手のエースも1本、ダブルフォルトでこのゲームを落とし、4-6となりました。この試合の勝負を左右する最初の大切な場面でしたから、もう少し、集中力をアップして、自分の持てるすべてを注ぎ込むようなプレーがしたかったです。
2ndセット。1-4からいいプレーで長いデュースを取ると2-4、Yきのの流れになり3-4、4-4、次はイージーミスを4本して4-5。次のゲームは相手にマッチポイントを2本にぎられましたが、逃れ、5回のデュースの接戦をものにして5-5。ここはとても高い集中力と、気持ちで戦いました。しかし、ここを取ってほっとしたと後で言っていましたが、相手エースと簡単なミス3本のラブゲームで落とし5-6。最後も変なミス連発で5-7となりました。5-5にしたゲームはこちらも相手も最高の集中力のぶつかりあいでしたが、次の2ゲームは、相手は高い集中を維持、Yきのは集中が低下しました。そのあたりの差が出た試合でした。
でも、あの第10ゲームのプレーを大切な場面で常に発揮できるようになれば、高いレベルで活躍することができると思います。がんばれ~。


○Mもか vs ●Mいね (3位決定戦)6-7(1), 6-2, 6-4
2時間45分の死闘でした。仲良しの友達とやる時も、コートに入ったら、お互いに相手を親のかたきと思うくらいの気持ちでやりなさいよ、それが相手に対して一番マナーのいい事なんだから…と送り出しました。ふたりは、まさにそのとおりの「ぜったい私が勝つ!!!!」という試合。女の火花の飛び散るような戦いでした。今朝から体調が悪かったMもか(軽く風邪をひいたようです、熱などはなし)が、とてもしんどそうで、ポイントの合間合間に苦しそうにしていました。Mいねのフラット系の強打が冴え、それをしつこく返してミスをさそったり攻撃したりするMもか。1stセットはタイブレークに入り、Mいねの絶好調で7-1Mいね。2ndセットに入っても苦しそうなMもかですが、根性のテニスで6-2。ファイナルセットはMいね3-1リードから3-3、4-4もつれます。最後はMもかの猛烈な攻撃をMいねが気迫のこもった返球で返し、スーパーショットも生まれますが、軍配はMもか。感動する試合でした。どちらも、自分の持てる力をすべて出しつくした試合でした。人を感動させる試合をするなんてすごいね。




●Kうた vs GRONDIN Simon(3位決定戦)(ニューカレドニア) 3-6, 4-6
1stセット、Kうた本人の考えていた事を聞くと、最初はしつこくつなげて行こうという作戦を立てた…3-3…びびって浅くなってそれを決められた…3-4…のでつなげるのをやめて、方針変更、打ちにいくことにした…でもそれまでつなげていたので、攻撃ボールが入らなかった…3-6。
2ndセット、1stの最後攻撃ボールが入らなかったのは、体重が後ろにかかりすぎていたからだと思い、体重を前にして打とうと思った…1-1…前のめりすぎて入らなくていつもと違う…姿勢を後ろでもなく前のめりでもなくする、それと面の向きが良くない事にも気付き調整…2-4、2-5、3-5、4-5…最後は自信がなくなってつなげちゃった…4-6。
自分の状態を、悪い所からいい所へ修理していくために、たくさんの事を考え、実行している点、とてもすばらしいです。ただ、戦術面から言うと、うまく流れをつかめない時に変更できるのが、打つかつなげるかしかない感じです。相手を観察して、常にゲームを支配する方法を探してください。もちろん、多くのできる技術、引き出しがないと見つかっても実行できません、それは普段の練習で身につけること。糸口をみつけたら、それを実行、通用したら、相手が解決策を見つけて通用しなくなるまでやる、通用しなくなったら次の作戦に方針変更して移行していく。
たとえば、2ndセットの第9ゲーム、Kうたがフォアのスライスの短めの逆クロスを打った時にポイントを取ったというのが2ポイント続きました。これを糸口と見て、徹底的に続けてみたりしてほしいです。もし、相手のいやなパターンだったとしたら、流れが変わるかもしれません。


●Rんたろう vs SKLENAK Johan(決勝戦)(ニューカレドニア) 3-6, 0-6
きのうは、何人かの試合を同時進行で見ていたので、相手のJohanくんの真の実力を見逃していました。すごい実力者です。ニュートラライズするボールでピンチになってもいつもすりぬけられてしまいます。甘くなれば攻め込んできます。弱点らしい弱点もなし。
Rんちゃんは、様々な方法で流れをつかもうとしますが、のりきれません。2-2、2-3、3-3、3-4ここから2ゲームともデュースになりますが持っていかれました。2ndセットも色々ためしますが、どれも通用せず、0-4まで行きます。第5ゲームは4度のデュースを、第6ゲームは6度のデュースをどちらも競り負けてしまいました。しかし、何があっても最後まであきらめずに、そして冷静さを保って戦った姿はすばらしかったです。あとは、技の種類の豊富さに加えて、それらのキレをもっと増していくことが必要です。ミサイルのような大きな武器がひとつ欲しいね!


その後、表彰式をしてみんな帰途につきましたよ。
明日からはオリンピック・テニスクラブでの第2戦です。





そうそう、今日は、AいなとYきのは昼休みタイムに、おうちのボートでクルーズに出かけましたよ。うらやましい~~~~。







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