TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

復活(042)

2005-05-31 00:30:43 | tennis
 私の生徒Sは全国選抜ジュニアの最終日に残れば(本戦ベスト4か、コンソレ決勝)、日程が重なった千葉県中学生大会の欠席が許され、しかも戦わずして関東中学生大会出場の権利を獲得できるというチャンスがありました。しかし本戦2R、コンソレも3Rで負けてしまったため、日曜日は千葉県の中学生大会に出場です。私のもう1人の生徒Yも、これに出場しており、2人は2回戦で対戦するドローでした。

 しかし、どうしたことかSはいいところなく1回戦で負けてしまいました。となりのコートで戦っていたHはあぶなげなく勝ち。私もSも順位決定戦については、ベスト16に入り、8決めで負けた選手の中で行うと思っていましたから、2人ともすごーく落ち込んだ表情で試合後の話し合いをはじめました。私もなんと話しをするべきか、言葉を選びながら…すると、さっきHに負けた選手がとぼとぼと空きコートに入って行き、ベンチに荷物を置きました。「??」ひょっとして、1R敗者からコンソレあり?急いで本部に確認に行かせました。

 結果から言うと、彼はコンソレをどんどん勝ち上がり、1回だけ負けましたが、最後の11位決定戦もすばらしいプレーでものにし、11人関東へ行けるところ、11位で終わりました。一度死んだと思ったところから、まだ試合ができる、チャンスがあるという状態になったとたん、信じられないほど活き活きとした表情になり、生き返ったというわけです。Hはあぶなげなく関東を決めましたが、その後、いつも負けている相手にいい所なく負けてしまいました。

 出場していた2人とも関東を決めたので、私としてはひと安心です。「ほーっ!」

 「こんな復活があるんだなー、心臓に悪いよ」なんて思っていたら今日の夕方、携帯の留守電にもうひとつの大復活の連絡が。以前、「実力とランキング」の中でお話した小6の女の子が、千葉県小学生大会の優勝者が関東小学生大会の出場を辞退したため、繰り上がりで出られるようになりました。つまり、一度なくなった全国小学生大会の出場の夢がまた奇跡的に復活したわけです。

 やっぱり、がんばっていると、いいことあるねー!!ところで、この子、きのうの練習の最後、ころんで泣きながら帰りましたけど、大丈夫??
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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チャンスは公平に。 (tamasan)
2005-05-31 10:36:35
棚ボタのような話ですが、このようなチャンスは本当にありがたいですよね。

負けても、まだ次があると思えば、思い切ったプレーが出来ます。1度、死んだ(本当に死んだわけでは有りませんが、笑)選手が不死鳥のように勝ち上がって行く、なんて痛快じゃないですか。

そうしている内に自信が付いて、強くなって行くのだと思います。



チャンスは公平に、全員に有るともっと強くなるし、もっとテニスが楽しくなるでしょうね。



tamasanでした。
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tamasanへ (kimata)
2005-06-01 00:37:34
 いつもコメントありがとうございます。不死鳥なんてかっこいいですねー。
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