◎ギリシャ神話 14 オリュンポス12神 1
★オリュンポス神族
◎オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎ゼウス
○ギリシャ神話界の最高神でローマ神話ではユピテルと同一視される(英語名ジュピター)
○ゼウスは宇宙の創造者ではない
◎アテナ(ローマ神話ではミネルヴァ 英語名ミナーヴァ)
・ゼウスの最初の妻はメティス
・メティスは「思慮」の意
・ガイアとウラノスが、メティスが娘のあとに男の子を生み、彼はゼウスの王位を奪うであろうと言ったので、ゼウスはこれを恐れて妊娠している妻のメティスを飲み込んだ
・その結果、ゼウスは知恵の源泉を内部に持つことになり、ゼウスの腹の中に生き続けたメティスは善悪を判断してくれる存在となった
○アテナの誕生
・ある日、ゼウスは激しい頭痛を感じた
・ゼウスはヘパイストスに命じて斧でゼウスの額を割らせたところ(別の話では、自ら頭を割ると)アテナが成長した姿で、しかも完全武装した姿で飛び出した
・「神統記」には「ゼウスみずから 輝く眼のアテナを生まれたのだ 御自分の頭から」(岩波文庫)とあり、どのようにして頭から生まれたのかということについては書かれていない
・古代ギリシャ人の発想の豊かさには驚かされる
○アテナは戦いの神
また
・知恵の女神
・技術の女神
織物、陶器、冶金、医術、航海術などを人間に授けた
・音楽の女神
・オリーヴ栽培の守護神
○アテナとポセイドンとの争い
・アテナとポセイドンはアッティカの地を自分のものにしようと争った
・神々は、人間たちに最も有益な贈り物をしたほうにこの地を与えることにした
・ポセイドンは3叉の戟で泉を出現させたが、それは塩水の泉だった
別の説では馬を出現させた
・アテナはオリーブを芽生えさせた
・神々は、オリーブのほうが有益であると判定して、この地をアテナに与えた
・そして、アッティカの地の最大の都市はアテナにちなんで「アテナイ」(現代でいうアテネ)と名づけられた
◎パルテノン神殿
・アテナはアテナイの守護神となった
・アテナを祀る神殿はパルテノンと呼ばれる(紀元前448年から紀元前432年に建造された)
パルテノンとは「処女の部屋」という意味で、アテナは処女(パルテノス)を守った処女神であるため、こう呼ばれるのである
・パルテノン神殿にはアテナの黄金象牙像(ペイディアスの作)「アテナ・パルテノス」が本尊として安置されていたという
現在、この神像は失われている
・パルテノン神殿は、キリスト教聖堂に、ついで15世紀中ごろイスラム寺院に改造された
・1687年9月25日、ヴェネツィア軍がオスマン帝国支配下のアテネを砲撃し、パルテノン神殿は破壊された
・1812年、エルギン伯爵トマス・ブルースがギリシャで収集(略奪?)した美術品をロンドンに運び込んだ
そのなかには、パルテノン神殿の破風群像など「エルギン・マーブルズ」と呼ばれるようになる大理石の宝物が含まれていた
・「エルギン・マーブルズ」は現在、大英博物館に収められているが、ギリシャに返還すべきである
・19世紀以降、復元作業が行われ、現在にいたっている
★オリュンポス神族
◎オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎ゼウス
○ギリシャ神話界の最高神でローマ神話ではユピテルと同一視される(英語名ジュピター)
○ゼウスは宇宙の創造者ではない
◎アテナ(ローマ神話ではミネルヴァ 英語名ミナーヴァ)
・ゼウスの最初の妻はメティス
・メティスは「思慮」の意
・ガイアとウラノスが、メティスが娘のあとに男の子を生み、彼はゼウスの王位を奪うであろうと言ったので、ゼウスはこれを恐れて妊娠している妻のメティスを飲み込んだ
・その結果、ゼウスは知恵の源泉を内部に持つことになり、ゼウスの腹の中に生き続けたメティスは善悪を判断してくれる存在となった
○アテナの誕生
・ある日、ゼウスは激しい頭痛を感じた
・ゼウスはヘパイストスに命じて斧でゼウスの額を割らせたところ(別の話では、自ら頭を割ると)アテナが成長した姿で、しかも完全武装した姿で飛び出した
・「神統記」には「ゼウスみずから 輝く眼のアテナを生まれたのだ 御自分の頭から」(岩波文庫)とあり、どのようにして頭から生まれたのかということについては書かれていない
・古代ギリシャ人の発想の豊かさには驚かされる
○アテナは戦いの神
また
・知恵の女神
・技術の女神
織物、陶器、冶金、医術、航海術などを人間に授けた
・音楽の女神
・オリーヴ栽培の守護神
○アテナとポセイドンとの争い
・アテナとポセイドンはアッティカの地を自分のものにしようと争った
・神々は、人間たちに最も有益な贈り物をしたほうにこの地を与えることにした
・ポセイドンは3叉の戟で泉を出現させたが、それは塩水の泉だった
別の説では馬を出現させた
・アテナはオリーブを芽生えさせた
・神々は、オリーブのほうが有益であると判定して、この地をアテナに与えた
・そして、アッティカの地の最大の都市はアテナにちなんで「アテナイ」(現代でいうアテネ)と名づけられた
◎パルテノン神殿
・アテナはアテナイの守護神となった
・アテナを祀る神殿はパルテノンと呼ばれる(紀元前448年から紀元前432年に建造された)
パルテノンとは「処女の部屋」という意味で、アテナは処女(パルテノス)を守った処女神であるため、こう呼ばれるのである
・パルテノン神殿にはアテナの黄金象牙像(ペイディアスの作)「アテナ・パルテノス」が本尊として安置されていたという
現在、この神像は失われている
・パルテノン神殿は、キリスト教聖堂に、ついで15世紀中ごろイスラム寺院に改造された
・1687年9月25日、ヴェネツィア軍がオスマン帝国支配下のアテネを砲撃し、パルテノン神殿は破壊された
・1812年、エルギン伯爵トマス・ブルースがギリシャで収集(略奪?)した美術品をロンドンに運び込んだ
そのなかには、パルテノン神殿の破風群像など「エルギン・マーブルズ」と呼ばれるようになる大理石の宝物が含まれていた
・「エルギン・マーブルズ」は現在、大英博物館に収められているが、ギリシャに返還すべきである
・19世紀以降、復元作業が行われ、現在にいたっている