ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎「いい人」をやめてスッキリする話…より

2016-05-03 23:04:35 | ことば
「いい人」をやめてスッキリする話…より

★「「いい人」をやめてスッキリする話」(心屋仁之助、王様文庫、三笠書房)を読んで少し

○「いい人」を演じるのをやめる

自分の思っていることを、自分に正直に、そのままちゃんと言う
 「イヤだ、したくない」と思ったらちゃんと言う
 やりたくないことは、きっぱり断る

○嫌われる覚悟、もめる覚悟を持つ
 「やりたいこと、好きなこと」を追いかければ、誹謗中傷と「嫌われる」はセットでついてくる

うまくいかないのは、「うまくいく」と思っている、今までのやり方がおかしいから
 だから、「今までダメだと思っていた」逆のことをしてみる


●物事を選ぶときの基準

1 「正誤」
・「正しいか、間違っているか」、「合っているか、合っていないのか」
 空気を読むこと
 自分以外のもの、周囲の人、他人の目、に縛られて、自分の本音を殺している
 生きるのが苦しくなる選び方

2 「損得」
・得をするほうを選ぶ
 好きなものがあっても、値段が高ければ安いほうへ変えてしまう
 自分の本音を殺してしまう

3 「好き嫌い
正しくなくても、笑われても、「やりたいこと」を選ぶ
 高くても好きなほうを選ぶ
 自由に生きている人
・「好き嫌い」に理由はない


○誰に何と言われようと、他の人と違うものを、好きでも、嫌いでもいい
 好きなものを食べる

誰かの期待にこたえなくてもいい

「まだまだ足りない」「努力が足りない」「いつまでも満足できない」には、幸せがない

 「今のままで十分である」「今が幸せである」と気づくこと

◎「仕事は心を叩け。」より

2016-04-16 06:45:23 | ことば
「仕事は心を叩け。」より

「仕事は心を叩け。」(山本兼一、集英社)読みました
 少し抜き書きしますけん

下手な子、不器用な子がいい。下手だから工夫をする
 不器用なことは決して不利ではない
 確実に覚えながら前に進めば大成する

・教えられなくても言われなくても普段練習していなければいけない

・使った道具はきちんと元あったところに戻せ
 使う道具を探さなければならないほど無駄な時間はない

・新しい仕事を恐れずにやって失敗するのがプロ

・失敗を活かすこともある
 失敗がかえっておもしろいものになることもあります

・失敗というのは途中でやめるから失敗です
 やめずに一生続けていれば結論がないのだから失敗もない

最後には必ずできると信じていないといけない

秘伝はない、すべて見せればよい
 親方は仕事は何も隠さなかった

・親方は頂点に立ってしまって本気で批評をしてもらえる人がいない

 よいところは分かりにくい。欠点は分かりやすい
 お客さんは、だいたい欠点探しから始めます
 素人のお客さんは、大抵そうです
 外交辞令で口先では褒めます、褒め言葉を受け取ってはいけない

・親方は「弟子にはいい点つけないよ」とおっしゃっていた
 親方が弟子につけた点数が辛かったのでなかなか特賞が取れなかったのだ
 それで、みんな必死で頑張っていたので実力がついた
 親方が弟子に甘い顔をしていたら、みんな安心してそれ以上伸びなかったかもしれません
 親方が厳しかったのは、弟子を本気で育てていたからでしょう
 

◎「エジソンの言葉」(浜田和幸、大和書房)より少し

2016-02-21 21:51:08 | ことば
「エジソンの言葉」(浜田和幸、大和書房)より少し

・頭もきたえれば使いものになる
 筋力も脳力も、きたえなければ衰えるだけとなる

・睡眠不足が健康を害する可能性は、限りなくゼロに近い
 8時間以上寝ている人は熟睡していない

・満腹になるまで食べると、消化するのに膨大なエネルギーが必要になる
 体にかかる負担も大きくなる

・質素な食事は人生を快適にする

・人間の体は機械と同じ。きちんと動かすためには日頃の手入れが大切である
 少しでも故障したら、必ず修理してメンテナンスを怠らないことだ


多くの人々に受け入れられる発明品は、操作が簡単でなければならない
 目で見て、使い方が一瞬でわかる

・自分はメモ魔に徹したおかげで、命を救われたり、財産を築くことができた

・同時に複数の問題を抱えているほうが、よいひらめきを得るきっかけとなる

・耳にする音楽によって、受けるインスピレーションがちがってくる

・人から批判されることを恐れてはならない。それは成長の肥やしとなる

・人は持っている能力の1%も使い切っていない

・成功するにしても、失敗するにしても、何事も華々しくやるにかぎる

・失敗が重なったときは出発点に戻る勇気をもて


・天国とか地獄とか、あるいは、来世とか人格的な神の存在とか、宗教家はいろいろな説をとなえるが、私はそれらの科学的な証明を見たことがない

・神学者の言う神は信じられないが、「最高知」が存在することは疑う余地がない

本ほど時代や世界を超えて、対話を楽しめる相手はいない
少年時代の愛読書は「レ・ミゼラブル」だった

 数十万冊の蔵書が残されているという

・読書は時間の節約になる
人間が成長するのは、毎日の情報という栄養素が欠かせない

 本当の傑作といえるような作品は極めてまれである
 物事の本質をとらえている作者は平易な言葉で説明できる

・いくら知識をつめこんでも、創造的な目的で使わなければ、恐怖と無知のもとになるだけだ

・過去の亡霊をいくら暗記しても意味がない


お金は人を幸せにしない
 人生を本当に楽しんでいる金持ちなんて見たことがない

・年をとらない薬や不死の命を手に入れても幸せにはなれない

◎武田信玄の「7分勝ち」

2016-01-16 23:46:34 | ことば
武田信玄の「7分勝ち」

武田信玄の「7分勝ち」

○信玄公が仰せられたことで、
合戦における勝負のこと、10のものならば6分か7分勝てばそれで十分な勝ちであるとお定めになった。とりわけ大合戦においては右の点がとくに重要である。というのは、8分の勝ちはすでに危険であり、9分10分の勝ちは味方が大敗を喫する下地となるから、というのである

●これは「甲陽軍艦」の品三十九の「信玄公御一代敵合の作法三ケ条」の2つ目の部分で、原文は

一、信玄公被仰は、弓箭の儀、勝負の事、十分(を)、六分七分の勝は十分の勝なり、と御定なされ候。中にも、大合戦は殊更右の通、肝要なり。子細は八分の勝は、あやうし。九分十分の勝(は)、味方大負(まけ)の下作(したつくり)也との儀也。
(「改訂 甲陽軍艦 中」磯貝正義、服部治則 校注、新人物往来社)

完勝してしまうと、おごりの気持ちが生じ、次の戦いで大敗する原因となる
 勝ちすぎてはいけない
 6分か7分の勝ちが一番いい勝ち方である


また、「名将言行録」には

5分の勝ち

晴信はいつもいっていた。「戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする」と。ある人がその理由をたずねると、「五分は今後に対して励みが生じ、七分は怠り心が生じ、十分はおごりが生ずる」といわれた。だから晴信は、つねに六、七分の勝ちを越さなかった。上杉輝虎は、いつも自分が信玄におよばぬところは、実にここだといわれた。
(「原本現代訳 16 名将言行録(上)」北小路健、中沢恵子 訳、ニュートンプレス より)

◎すべての人生について を読んで

2015-12-31 14:46:28 | ことば
すべての人生について を読んで

「すべての人生について」(浅田次郎、幻冬舎文庫)より、ほんの少し

進歩の必要がないという飽和状態に達すると、成長を止める

・剣術というのは道場でどんなに稽古を積んでいても、実際に立ち合うと無我夢中で振り回すだけなんだ

・地元の局はニュースぐらいは方言でやれ
・1つの失敗でその人を評価することはやめたほうがいい
・1つひとつ目の前のものを片づけていかなければ、前には進めない
・今日の悩みは今日1日で十分
・私はお金を貸さない。貸せば、あなたの借金を増やして、苦しめることになるからだ

・初期珠玉短篇集を読むとその作家のメニューがつまっている
・作家は体力勝負です
 いいものをたくさん書かなければ生き残れない
・1回の対談に費す努力は、50枚の短篇小説を書き上げる努力に匹敵する


・学校で学んだ歴史は、ある程度、欧米が正当化されるように書かれている
・今の学校で、近代史、特に明治以降の歴史をあまり教えない
 自分に近い歴史ほど大切
 近いところほど希薄になっている歴史教育はおかしい

○確かに、昔のことを教えるのに時間をとられて、そのために近代史、現代史を教える授業時間がなくなったというのはおかしい
 歴史の授業は幕末くらいから始めたらいいのんとちゃうかと思います
 明治、大正、昭和ときっちり教える
 幕末前のことは、あとまわしにすればいい