◎超一流になるのは才能か努力か?
★「超一流になるのは才能か努力か?」(アンダース・エリクソン、文藝春秋)より少し
●「生まれながらの天才」はいない
「生まれつきの才能」で超一流になった人はいない
「生まれつきの才能」はまやかしである
○わずかな練習でエキスパートレベルに達した「天才」は1人もいない
○練習に膨大な時間を費やさずに並外れた能力を身につけられる者はいない
○しかし「1万時間練習すれば、だれでもエキスパートになれる」という保証はない
○楽にこなせるレベルに達して満足し、何年練習を続けても上達にはつながらない
単に同じことを繰り返すだけでは技能は向上しない
改善に向けた意識的な努力をしないと、技能は劣化していく
●現在の能力をわずかに上回る課題に挑戦しつづける
○どの部分を改善する必要があるのか特定する
○1つひとつの動きを正しくやることに意識を集中する
○これ以上集中できないと思ったら、練習は打ち切る
○単に経験を積むだけでは、技能は向上しない
●受動的に講義やセミナーを受けてもほとんど何の効果もない
○フィードバックを得たり、新しいことに挑戦してミスを犯し、それを修正することで新たな能力を身につけていく
○弟・妹のほうが最終的に兄・姉より高いレベルに到達する
○高齢でも適切な訓練によって新たな能力を身につけることができる
○大人になってから練習を始めた人の能力向上については、絶対的な制約は比較的少ない
しかし子供時代に始めなければエキスパートレベルには到達できない身体能力もある
○絶対越えられない能力の限界に到達したというケースはまれである