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逆転の発想

2021-10-09 19:00:00 | 日記

みなさん、こんばんは。hkです。

今日は市による2回目のワクチン集団接種を受けてきました。発熱に備えて帰りに解熱剤を購入してきましたが、副反応がどれほど出るか少し心配です。

ところで、1回目の接種を受けたとき、大げさかもしれませんがとても感激した場面に会いました。それはまったく思いつかなかったものだったのです。

7月から8月にかけて、親会社主催による職域接種が実施されました。子会社の管理部門の一員なのでスタッフとして参加しましたが、そのときの流れは次のとおりでした。

まず、手を消毒してもらい、受付で予診票の形式チェック。次に検温と同時に医師による予診票の内容確認。ここで待機時間が15分なのか30分なのかが判断されます。その後はスタッフが4つあるブースのうち空いているところへ案内し、看護師が注射。待機完了時刻を書いた紙を渡してブースを出てもらったら、他のスタッフが待機場所(椅子)まで案内。待機完了時刻になったら最終確認のところへ行ってもらいます。

市の集団接種も医師の予診票確認までは同じです。違ったのはここから。スタッフが最初の待機場所(椅子)まで案内し、一定の人数になったら次の待機場所(椅子)までさらに案内します。その椅子の背には1-①、1-②~⑩、2-①、2-②のような番号が張られています。

驚いたのはこの先です。その番号順に、キャスター付きの椅子に座った看護師が、注射器や消毒薬などが入っているキャスター付きのワゴンテーブルを押しながら(後ろへ進むときは引きながら)、座っている人たちへ次々と移動しながら注射をしていくのです。また、注射をした数秒後には別のスタッフが待機終了時刻をテープに印字し、その時刻までは待機してもらうことなどを説明してから肩あたりの服の上にはっていきます。待機終了時刻になったら最終確認場所の前まで行くと、そこでのスタッフが時刻を確認してからテープをはがします。その後の流れは職域接種と同じです。

今まで、注射をする人が移動していくのは個人的に見たことがありませんでした。しかし、それがいけないなんて決まりはどこにもありませんよね。会場の大きさや1時間当たりの予定接種人数などを考えたうえで決めたのだと思います。「ワクチンを接種する」という目的さえ達成できれば、どちらが移動しても構わないのですから。

今までのやり方に固執せず、与えられた条件の中でどのようにすれば効果的なのかを考えることの大切さを学ばせてもらいました。



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