今日の社員食堂のメンコーナーは「熊本風ラーメン」。一杯500円です。少し迷いましたが普通の定食にしました。
熊本ラーメンといえば、マイルドな豚骨スープに焦がしニンニクとマー油、キクラゲが特徴です。2005年に初めて熊本に出張したときに食べた黒亭のラーメンのおいしかったこと! そのほかの店でも食べましたが、最初の味がベストと脳が思い込んでいるようです。
社員食堂の熊本風ラーメンも豚骨(のよう)で、焦がしニンニクやマー油も入っています。しかし、メンは通常使われているメン。黒亭のメンとはまったく違うものです。
そのメン自体、まずいわけではありません。みそラーメンやタンメンが出たときは、普通に食べられます。ただ、前に熊本風ラーメンを食べたときに、「これは違う。スープや具材の良さを殺している」と思ってしまったのです。
もっと辛口に書けば、マルタイの熊本黒マー油とんこつラーメンのほうが、よほど「らしく」食べられます。
今日のは「熊本風ラーメン」です。「風」を岩波国語辞典第八版で引くと、「形。ふり。見かけの姿」とありました。たしかに、パッと見たかぎりは熊本ラーメンのようです。以前は「ちゃんぽん風ラーメン」が出されたこともありました。これもメンを見なければ、ちゃんぽんのようでした。
「本場のようなものを楽しむ」と割り切れば、それはそれでよいのかもしれないですね。
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