最寄り駅からの帰り道に、自転車に乗ったお巡りさんが後ろから抜いていきました。警察署から派出所への通り道ではないので、ちょっとした事件でもあったのでしょうか。
そこで思い出したのが、2005年春のある日に起きた「事件」です。
当時私は賃貸マンションに住んでいて、マイカーは2つ先の敷地にあった駐車場の道路から一番離れた区画に止めていました。
そのある日の朝、通勤のためマンションの入り口を出て駐車場の横を過ぎた際、なにげなくマイカーを見ると、シートがめくれてとなりの区画にあるのが見えました。あわててマイカーに近づくと、前後のナンバープレートがついていないではありませんか!
「まさか、自分の車にこんなことが」と思いながら110番をかけると、「警官が行くのでしばらく待っていてほしい」とのことでした。
実際にどれほどで到着したかは覚えていませんが、自転車に乗ったお巡りさんがやってきました。改めて聞かれたことも覚えていません。ただ一つの質問をのぞいて。
その唯一覚えている質問はこれです。「被害額はいくらぐらいですか」。
お巡りさんにとってはマニュアル通りの質問だったのでしょう。しかし、私にとっては想像もしていなかったものでした。「再度取り付けるための実費でしょうか。ただ、いくらかかるのかわかりません」のような返答をしたはずです。
後から考えたら仮ナンバーの交付手数料や再交付費用、運輸支局までのガソリン代、申請当日の人件費(年休1日分)などが「被害額」にあたるのでしょう。しかし、あれからナンバープレートそのものやそのナンバープレートを付けた自動車が見つかったとの連絡はありません。だから、損害賠償を請求することもできていません。残念です。
とにもかくにも何か盗まれたら「被害額はいくらか」をすぐに答えられるようにしておくのが大切なようです。
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