みなさん、こんばんは。hkです。
コロナの感染者が少ない状態が続いています。地方によっては飲食店の人数制限も解除する動きがあるようです。その日を首を長く待っていた人も多いのでしょう。
バブル最盛期。当時の勤務先では毎日終業後に飲んでいました。午後7時を過ぎると上司である総務課長が「おい、飲みに行くぞ」と声掛け。5歳上の先輩や、ときには一般職だった女性も一緒です。
片づけをして会社を出る前に必ず行ったことは、「社章」をはずすこと。飲食店、特に飲みに行く際は必ずはずすという不文律がありました。
社内の飲み会ですから、どうしても会社の話題が中心となります。日常業務のこと、他部署のこと、部長の悪口、などなど。周囲の客もそれぞれの話題に集中していますが、こちらではどのような人たちかまでわかりません。全く関係ない人かもしれませんが、同業他社かもしれません。私たちにとってはどうでもよい内容でも、ある人にとっては貴重な情報かもしれません。社名がわかればなおさらです。
今日の帰りの電車の中。二人隣に座っている男性が、ノートPCでExcelらしきアプリを開いて何かを見ていました。私は近眼なのでよく見えませんでしたが、すぐ隣の人だったらわかったかもしれません。朝も含め、車内で会社の資料を読んでいる方を見かけることがあります。
価値があるのを決めるのは会社ではなく客である、とマーケティングの世界ではよく言います。同じように、価値がある情報かどうか決めるのは発信者ではなく受信者だと思います。本人は大したことはないと思っていても、周囲にとっては宝の山かもしれません。ですから、私は会社の資料を家以外の社外で見ることはしないようにしています。
最初の会社は転職により退職しましたが、当時の総務課長をはじめとする総務課の方々とは、いまでも付き合いが続いています。昨年は残念ながら1回も飲み会を開けませんでした。今年も無理そうですが、来年は是非とも再開して心置きなく飲み明かしたいと願っています。もちろん、社章ははずしてです。