本願寺月光蟲です
音楽を文字にするのは難しいですね。
音楽ネタもたまには書きますが得意なネタは多いんで昔はよく書いてたんですが最近はもうねえ・・。
CD買う人いないわ、音楽は無料という意識だし、動画だけで満足する人ばかりなんで書くのもだるくなってるんですよねえ。
でもたまにはちょい思う事を書こうかと
トイズファクトリー時代の筋肉少女帯の話を。
しばらく廃盤で紙ジャケリマスターも出した事ですしね。
トイズファクトリー時代までを、しかも遡って書いてみたいと。
興味ない方は読まなくていいじょ!
■■■
トイズファクトリー時代最後のアルバム
UFOと恋人
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リリース日は1993年4月25日。
バンドブームはとっくに終焉を向かえ、筋少も中堅になりつつあったが実は表舞台ではルナシーやグレイ、渋谷系、コーネリアスやピチカートもいわゆるバンドであったわけで、ようは世代交代的な空気が漂いまくってた。
バンドブームは終わってたのに実は新たにバンドブームでもあったりした。
その裏には「歌謡曲」だけど「Jpop」と名前を変えた連中もアーティストとして跋扈。
音楽番組はMステかnhkばかり。
ドラマの主題歌かCMの15秒でいかに「サビを覚えさせるか」を競っていた時代でもありますね。ばいわゆる80年代バンドの連中は解散かインディーズに逆戻り。
あぶらだこみたいな特殊なバンド以外は頑張るか辞めるか地下に行くかの3拓。
非常に厳しい。
音楽番組がないからこそイメージ戦略も凄い事になってたような気がする。
トイズからの最後のアルバム「UFOと恋人」はそんな状況の中苦戦も良いとこで当時ほとんど売れなかったのではないか、と思う。ウィキに売れたと書かれているがCMのおかげもあり、即効で中古CDに溢れた記憶あり。
しかも思ってるより売れたわけではない。
結果、コレを最後に契約更新できんかったし。
てか首。
小説のような歌詞、メタル寄りの音楽性、ギターソロ、技巧、オタってよりサブカルとナゴム残党。
オタがまだバックにいず苦戦というよりも戦略を変えないと生き残れないようになってた筋肉少女帯。
このアルバムの歌詞は昔の「物語的歌詞」がほとんどない。
いわゆる「普通の人が聴いて深読みしないでも理解できる歌詞」になっている。
曲目は
■■■
1.おサル音頭
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:大槻ケンヂ、筋肉少女帯 / 編曲:佐久間正英)
2.暴いておやりよドルバッキー
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
3.くるくる少女
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:橘高文彦、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
4.高円寺心中
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:大槻ケンヂ、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
5.ひまわり
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:Henry Mancini / 編曲:佐久間正英)
6.きらめき
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
7.君よ!俺で変われ!
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
8.俺の罪
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
9.アンクレット
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:橘高文彦、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
10.パレードの日、影男を秘かに消せ!
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
11.タイアップ
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
12.バトル野郎~100万人の兄貴~(HAUS dog house mix)
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
13.バラード禅問答
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:太田明、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
■■■
この時期、大槻のエッセイはオカルト話といかに音楽業界が嫌かの愚痴ばかりになってきてたのくぉ覚えています。
このアルバムからのシングルは2曲。
「暴いておやりよドルバッキー」「バトル野朗」の2曲。
「バトル野朗」は実は何気に中ヒット。
この時期ゲーセンからスーパーファミコンに移植された「スト2」のタイアップに成功。
ゲームマニアが一部買っただけ。だから中ヒット程度。
このCM、リアルタイムではじめて観た時「よくこのCM取れたな」と思った記憶があります。
ストリートファイター II(SFC) TVCM feat. 筋肉少女帯
他のバンドもタイアップばかりを目指すため、筋肉少女帯ってか大槻もゲンナリしつつシングルの「暴いておやりよドルバッキー」の歌詞を大幅に書き換え。録音もし直し。
(後に「遺言動物ドルバッキー」というタイトルで「筋少の大水銀」というベストに入る)
遺言動物ドルバッキー - 筋肉少女帯
全て「現実的な普通の歌詞」になった筋肉少女帯だが、さすが大槻という貫禄の「君よ俺で変れ」のラブソングは秀逸の出来。
そして地味だがポップチューンで初期筋少らしい「きらめき」。
「高円寺心中」は当時大槻が押していた「変な曲」の左とんぺいさんの「ヘイユーブルース」のぱくり。
この時期クラブシーンがかなり盛り上がりつつあり、レコードが少し復活しつつあったわけで、クラブの連中が左とんぺいの「ヘイユーブルース」をカルトソングとして押していた。
今のご時勢「僕ミュージシャンとしてプロになりたいんです。そのためにはまず就職しなくちゃ」な若い連中が増殖。
「高円寺心中」は今のバンドマンには全く理解できない歌詞になっている。
だが、80年代に青春を過ごした連中は名曲すぎる曲に仕上がっている。
ま、ぱくりだけど・・・。
レコード会社や音楽産業や事務所への怒りというより愚痴満載の曲多数。
テレビ出演は大槻が鼻息荒くして出ていたが、音楽番組でのバンド出演はほとんどなし。
まあ出るには出たけど前に比べると全くでなかったようなもんです。
アルバムトータルでみるとやはりポップな曲満載で可愛い感じの曲が並ぶ。
ロックアルバムとして素晴らしい内容でありつつもテレ隠し、愚痴が満載なためロックがすきな人じゃないと厳しいと思われる。
あと、硬派なバンド好きな人にも無理かもしれないですね。
このアルバムでトイズファクトリーは首!!
笑える事にこの後トイズファクトリーは音楽業界で凄まじい売り上げを上げていく。
この後筋少はユニバーサルに移籍でギリギリ生き残りをかけて戦う事になる。
オタに人気が出るのはかなり先の事になります。
音楽を文字にするのは難しいですね。
音楽ネタもたまには書きますが得意なネタは多いんで昔はよく書いてたんですが最近はもうねえ・・。
CD買う人いないわ、音楽は無料という意識だし、動画だけで満足する人ばかりなんで書くのもだるくなってるんですよねえ。
でもたまにはちょい思う事を書こうかと
トイズファクトリー時代の筋肉少女帯の話を。
しばらく廃盤で紙ジャケリマスターも出した事ですしね。
トイズファクトリー時代までを、しかも遡って書いてみたいと。
興味ない方は読まなくていいじょ!
■■■
トイズファクトリー時代最後のアルバム
UFOと恋人

リリース日は1993年4月25日。
バンドブームはとっくに終焉を向かえ、筋少も中堅になりつつあったが実は表舞台ではルナシーやグレイ、渋谷系、コーネリアスやピチカートもいわゆるバンドであったわけで、ようは世代交代的な空気が漂いまくってた。
バンドブームは終わってたのに実は新たにバンドブームでもあったりした。
その裏には「歌謡曲」だけど「Jpop」と名前を変えた連中もアーティストとして跋扈。
音楽番組はMステかnhkばかり。
ドラマの主題歌かCMの15秒でいかに「サビを覚えさせるか」を競っていた時代でもありますね。ばいわゆる80年代バンドの連中は解散かインディーズに逆戻り。
あぶらだこみたいな特殊なバンド以外は頑張るか辞めるか地下に行くかの3拓。
非常に厳しい。
音楽番組がないからこそイメージ戦略も凄い事になってたような気がする。
トイズからの最後のアルバム「UFOと恋人」はそんな状況の中苦戦も良いとこで当時ほとんど売れなかったのではないか、と思う。ウィキに売れたと書かれているがCMのおかげもあり、即効で中古CDに溢れた記憶あり。
しかも思ってるより売れたわけではない。
結果、コレを最後に契約更新できんかったし。
てか首。
小説のような歌詞、メタル寄りの音楽性、ギターソロ、技巧、オタってよりサブカルとナゴム残党。
オタがまだバックにいず苦戦というよりも戦略を変えないと生き残れないようになってた筋肉少女帯。
このアルバムの歌詞は昔の「物語的歌詞」がほとんどない。
いわゆる「普通の人が聴いて深読みしないでも理解できる歌詞」になっている。
曲目は
■■■
1.おサル音頭
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:大槻ケンヂ、筋肉少女帯 / 編曲:佐久間正英)
2.暴いておやりよドルバッキー
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
3.くるくる少女
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:橘高文彦、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
4.高円寺心中
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:大槻ケンヂ、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
5.ひまわり
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:Henry Mancini / 編曲:佐久間正英)
6.きらめき
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
7.君よ!俺で変われ!
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
8.俺の罪
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
9.アンクレット
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:橘高文彦、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
10.パレードの日、影男を秘かに消せ!
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
11.タイアップ
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:内田雄一郎、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
12.バトル野郎~100万人の兄貴~(HAUS dog house mix)
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:本城聡章、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
13.バラード禅問答
(作詞:大槻ケンヂ / 作曲:太田明、筋肉少女帯 / 編曲:筋肉少女帯)
■■■
この時期、大槻のエッセイはオカルト話といかに音楽業界が嫌かの愚痴ばかりになってきてたのくぉ覚えています。
このアルバムからのシングルは2曲。
「暴いておやりよドルバッキー」「バトル野朗」の2曲。
「バトル野朗」は実は何気に中ヒット。
この時期ゲーセンからスーパーファミコンに移植された「スト2」のタイアップに成功。
ゲームマニアが一部買っただけ。だから中ヒット程度。
このCM、リアルタイムではじめて観た時「よくこのCM取れたな」と思った記憶があります。
ストリートファイター II(SFC) TVCM feat. 筋肉少女帯
他のバンドもタイアップばかりを目指すため、筋肉少女帯ってか大槻もゲンナリしつつシングルの「暴いておやりよドルバッキー」の歌詞を大幅に書き換え。録音もし直し。
(後に「遺言動物ドルバッキー」というタイトルで「筋少の大水銀」というベストに入る)
遺言動物ドルバッキー - 筋肉少女帯
全て「現実的な普通の歌詞」になった筋肉少女帯だが、さすが大槻という貫禄の「君よ俺で変れ」のラブソングは秀逸の出来。
そして地味だがポップチューンで初期筋少らしい「きらめき」。
「高円寺心中」は当時大槻が押していた「変な曲」の左とんぺいさんの「ヘイユーブルース」のぱくり。
この時期クラブシーンがかなり盛り上がりつつあり、レコードが少し復活しつつあったわけで、クラブの連中が左とんぺいの「ヘイユーブルース」をカルトソングとして押していた。
今のご時勢「僕ミュージシャンとしてプロになりたいんです。そのためにはまず就職しなくちゃ」な若い連中が増殖。
「高円寺心中」は今のバンドマンには全く理解できない歌詞になっている。
だが、80年代に青春を過ごした連中は名曲すぎる曲に仕上がっている。
ま、ぱくりだけど・・・。
レコード会社や音楽産業や事務所への怒りというより愚痴満載の曲多数。
テレビ出演は大槻が鼻息荒くして出ていたが、音楽番組でのバンド出演はほとんどなし。
まあ出るには出たけど前に比べると全くでなかったようなもんです。
アルバムトータルでみるとやはりポップな曲満載で可愛い感じの曲が並ぶ。
ロックアルバムとして素晴らしい内容でありつつもテレ隠し、愚痴が満載なためロックがすきな人じゃないと厳しいと思われる。
あと、硬派なバンド好きな人にも無理かもしれないですね。
このアルバムでトイズファクトリーは首!!
笑える事にこの後トイズファクトリーは音楽業界で凄まじい売り上げを上げていく。
この後筋少はユニバーサルに移籍でギリギリ生き残りをかけて戦う事になる。
オタに人気が出るのはかなり先の事になります。