本願寺月光蟲です。
今の42、3あたりから今の35歳位までは受験地獄、就職難、何やろうにも全てにおいて凄まじい倍率、学歴社会を徹底的に教えこまれ、ゆとりなんて言葉すらないままいきなり社会にほうりこまれ、その少し下の世代は先輩が情けないからこそさらに落ちた気分に、となんだか嫌な感じですね。
超就職氷河期(超不景気なうえに物凄い人数が多い世代)、学歴社会を教え込まれた、中流家庭でみんな育ってるし生活水準を下げて暮らす事に耐えれない。
社会人になったとき確かに就職なんぞなくみんな困ってた記憶があります。
私はちょっと違う生き方をしようと模索してたんだけども・・・・
フリーターってのを国や学校まで推奨するというもうわけわからん洗脳を受けたり。
その結果、今の時代非正規雇用の40代前半から30代の人間のなんと多い事か・・・と。
安定はせず日銭にしたら1万円ももらえないという。
だが親の世代は毎年必ず昇給があった時代なわけでそんな息子、娘にたいし「真面目にやればなんとかなる」という事を言い続けてきたが・・・。
立派な大人になり、社会のわびさびを知る年齢なわけですが生活もだけど心が安定しない。
心の安定のためには安定した衣食住の環境が必要。
その必要なものが全く足りないご時世という。
これ、社会がそうなったから人がそうだから社会がそうなったのか、という鶏が先か卵が先かみたいな話になっているわけで。
働きざかりの年齢なのに不安定なら仕事にまい進できるわけもなく毎日毎日「その日をなんも考えないで生きる」というのが一番楽な方法なのかもしれない。
この本には切ない事ばかり書いてあります。
世代論とか他の世代へのぼやき等は少ないですが、「中流家庭で育った」というのがポイントのように思えます。
親が形成してきたものをなぞらえないわけです。
しかも最低限ですら追いつかないからこそ模索していく世代を細かくレポートしています。
糞啓発本なんかよりはるかに興味深く読めるのでお勧めです
今日の1冊
リアル30's 毎日新聞リアル30's取材班 (編集)感想
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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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