ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

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30周年???? BURRN! (バーン) 2014年 11月号

2014-10-08 23:52:29 | 音楽
本願寺月光蟲です。

本屋にばかり行ってます。
音楽も好きなので必ず音楽雑誌と音楽関係書籍のコーナーは必ず見ます。
この前バーンの三十周年記念号が出てて。
で、それをパラパラ読んでみたら何と言いますか古いというか。

今月号は30周年の次の号なんだけど、オジーオズボーンが表紙で。
中身を少し確認したらオジーのインタビューが少し興味深かったので購入。
バーンをきちんと毎月買ってたのは約15年。しかもその15年は毎月買ってた。
他にもロッキンオン、ロッキンオンジャパン、ドールもそのくらいの年月毎月買ってた。
ミュージックマガジンはたまに、クロスビートもたまに。

もっと昔を考えると㎇、パチパチ、バンドやろうぜ、フールズメイトもかなり買ってた。
邦楽洋楽関係なかったんだよなあ。
ネットが出て来てから音楽雑誌ってインタビューくらいしか価値がなくなったのでどの雑誌も様子見になって気になったら買うみたいな。

さて、バーンだけどバーンの創刊号は1984年。
私が買い始めたのは1986年から2000年位かなあ。毎月必ず。
パンクもメタルもノイズも歌謡曲も好きだったんでメタル専門誌だし頼りにしてた時期があります。
いがいと知られてないんだけど、バーンって20年位は全ての音楽雑誌の中で売り上げ二位だったんだよね。
バーンって他の雑誌と違ってライターさんの趣味が出るから自分好みのライターさんがいると新譜買う時にはずれが少ないからってのと、あと音楽とか抜きにしてコラムとかも面白くて。
ようは「雑誌として面白い」という感じだったんだよね。
人の悪口とかも凄く多くて。
吉田豪や松沢呉一さんとかもコラム連載してて音楽以外の話ばかりしてて。
そういうのも面白かったんですよ。

で、今回の号を買った理由はオジーのインタビューなんだけど、80年代の話とか今のシーンの話をしてたわけで。



私の記憶でも80年代半ばから90年代頭位まであきらかに世界はメタル一色で。
その時点でオジーは帝王だったんだよね。キャラも面白いし。
だが、グランジが出てきてから急激にメタルはださいもので、大げさという論調になっていったわけ。
音はあきらかにメタルなのにラウドロックとかいう言葉をミュージシャンも言い始めて。
日本のメタルファンもその時期あたりから「ああ、そうさ俺はださいさ」みたいなね。
確かにニルヴァーナなんかすげえかっこよかったしね。
グランジが出てきてメタラーは皆孤立したんだよね。
ビートパンクではなく、メロコアも出てきた時期だし。

だが、音楽のセンスというかポップ的に考えてもテクニックで考えてもメタルはやはり凄いと思ったりする。
今の時代、オジーもアイアンメイデンもメタリカもはっきり言うとテレビで流れたとこで誰もうるさいなんて思わない音だったりする。

ナパームデスやテクノイズ、パフューム的な連中のほうがうるさいわけで。
そしてアニソンやドラマとかの挿入歌の中にもメタルは浸透しているけど、ただメタルと認識してない層はメタルもハードコアも同じと思っているんだよな。
メタルのほうがはるかに聴きやすいんだよね。
そして何よりパンクと違ってテクニックがあるし。
精神的なものはハードコアにはかなうわけもないが、音楽テクはメタルがはるかに上。
ただ、欠点がかなりあるジャンルでとにかく頑固なんだよね、時代とか考えないのとルックスがださい。
しかも日本の場合「音はあきらかにメタルなV系」がたくさんいるのにバンドは「メタルをやってるつもりはなくてヴィジュアル系をやってるだけ」というある意味面白い現象になってたりする。

オジーもメイデンも大御所になってしまった上にデスメタルやブラックメタルの連中には「ぬるい」と言われ・・・メタル同士あんま仲良くないというかさ、メタラーって幅を拡げないという感じなんだよね。
長年バーンを読んでて思ってたのは「こいつら他の音楽といえばクラシックとアニソンばっかなんだろうな」と。
で、少し前にアイドルのブームがあった時に顕著になった。
客層が同じ。

話がそれました。
バーン、今月号久々にほとんどの記事を読んだんだけど、読者としてかなりブランクがあいたのに「ほとんどの記事の意味がわかるな・・・」というのにびっくりした。
ようは時間が止まってるまでは言わないけど普通の音楽ファンよりも時間の流れが物凄く緩やかなんだよね。
きつい言い方すると「何年同じアルバムが出てくるのよ」という感じで。
だが、良い言い方をするとメタルを少し好きになった人にとっては凄くためになるという事。

オジーのインタビューで「80年代は凄く良かったけど90年代、二千年代は全く覚えてない」という・・・・なんかこれ凄くわかるんだよね。
サッカーのスタジアムを埋めれるバンドって80年代に活躍した連中だけなんだよね。
メタルだとメイデン、メタリカ、オジー、モトリークルー、ガンズあたりかね。
日本だとジャニーズ位なんではないか?
オジーのインタビューで興味深かったのはやはり「今は音楽では儲からない」と言ってた事だ。
世界のオジーすらそう感じているのは凄い・・・・
オジーの「もうスリラーの時代じゃない」と・・・。
この発言は凄く興味深かった。
スリラーは世界で一番売れたシングルだが今はそこまで売れる音源はないだろう、と。
どんなに再生回数が凄くても、音源に金を出す奴はもういない、という事。
なんか悲しいけどそりゃそうだよね。
こう書いてる私もcdほとんど買わなくなった。

デジタルは便利だし音楽は消えるわけないんだけどほんとにゴラクになっているんでしょうね。
よく言えば音楽の本質というか・・・。
ライブで稼ぐにしてもアーティストが多すぎるんだよな。
だから物販でタオルだのTシャツで経費を出すようになってきている。

メイデンなんかずっと自分達のグッズで生活しているという話もあるが、でも実はライブはどこも満員。
90年代なんか全然人気なかったのにやはり継続は力なりで、今では横浜アリーナで単体でも埋まるというのはやはり音楽が素晴らしいからだ。
オジーは一昔前、来日は必ず武道館だったし。
メタリカも埼玉アリーナ単体。
やはりメタルの大御所はなんだかんだで一般層に受ける力があるんだなあと思う。







まあ私はメタルの中ではスラッシュメタルばかりだがやはり大御所はメタルの域を超えてると思う。

メタラーは相変わらず受難の時期というかこじんまりしてるけどオジーやメタリカやメイデンが日本で1万人以上相手にしてる事実を考えるとまだまだ可能性はあるかもしれないね。

バーン、今月号の過去を振り返る特集は読み応えありました。


追記
坂井康・・・名前も出てこないし座談会にも出てこねえな。
嫌われてたような気もするけど・・・・(笑)

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