ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。

今日の1冊 日本懐かし自販機大全 魚谷 祐介 (著)

2014-10-17 12:01:09 | 80年代
本願寺月光蟲です。

久々に気軽に読めてニヤニヤできる本を紹介。
この本かなり面白いです。

自動販売機の本なのですが。
今の時代、自動販売機でご飯食べなくなったよね。
まあ昔も一握りの人しか食べてなかったと思うが・・・・(笑)

年齢によって自動販売機のごはんはイメージが変わるかもしれない。
私?たまに食べてたよ。



↑この表紙だけで面白いのは確定であります。

そうなんだよ。今の30歳以下はこんなん食べないだろう(笑)
いやね、昔世の中にいっぱいあったんだよ、食い物の自動販売機・・。
こういう自動販売機があった時代、何歳だったかによってイメージ変わるんですよね。
こういう自動販売機が置いてあるところの特徴なんだけど、

●基本はドライブイン
●でもゲームセンターも兼ねている
●バッティングセンターも兼ねている
●24時間
●風営法により深夜12時を超えるとゲームの電源が切られたりするが風営法の範囲外なので大型ゲームは24時間できる
●客層はブルーカラー・不良・オタク・トラックやタクシーの運転手
●基本無人・・・
●美人はたまに店内にいるけどどんなにビッチでも自動販売機のごはんは食べない
●まともなサラリーマンも食べない

なんだかキナ臭いでしょ?
こういうごはんの自動販売機が置いてある店って当時客層があんま良くなかったんだよね。

しかもこの本、ほんと面白くて「あったあった」「これは結構美味しかった」とか記憶の彼方で確実に覚えていた。















ね??
女の人はドン引きというか・・・・。
いや、当時のサラリーマンも食べてるのを観た事がないぞ・・・。

だれが食べてたか?

ヤンキー
ブルーカラー
運転手
そして・・・・
ゲームやりに来たガキだ!

私はそのガキだったわけで。
夏休みとか冬休みになると帰宅部だしね、ゲームやりにいくわけ。
しかも夏休みとか冬休みとかは長時間いるからお腹すくんだよ。
家に帰って食べてからまた来いよと思うかもだが・・・帰るのもだるいんだよね。
で、こういう怪しい自動販売機が登場だ!

最初はすげえ抵抗あったんだよ。
今の私を知る人にしてみたら「あんたこういうの食べる人じゃないじゃん」とか言われそうだけど。
いやね、当時も同じで「なんか不衛生っぽいな」というのが先にあったんだけど、ほら・・・
お腹すくでしょ?
そうすると仲間の金持ちの奴が食べてるわけだよ。
そうすると美味しそうに見えるんだよね。

しかもね、当時としても高くないんだよ。

うどん、ラーメンから食べはじめたりして。
しかもね、凄いんだよな、麺ものの自動販売機。
うどんとかの生麺を想像してもらえるとわかると思うけどスーパーとかで売ってる生のうどんあるでしょ?
四角いでしょ?

自動販売機で、皿がまずガンって落ちてくるんだよ。
そのあとうどんが四角いままその皿の上に落ちてくる!
その後天ぷらがガンっと音を立ててさらに上から振ってくるんだよ。
そのあと、熱湯らしき透明の液体とめんつゆの原液みたいな二本のおしっこみたいなのが上から降ってきて・・・。
ピーって音がなると完成なんだけど、麺が四角いままで自分でかき混ぜるんだよな。あれは衝撃的だったな。

同じパターンでラーメンも蕎麦もあるんだよ・・・・。
しかも200円から300円とかで食べれたな。
見るからにまずそうなんだけど・・・ネットで見つけた写真を拝借して貼っておく(笑)









こういうのを食べてたわけです。
あとねハンバーガーも良く食べたよ。
チーズトーストも良く食べた。
自販機の中であったまってから出てくるんだけど、凄まじく熱いんだよ。
「世の中こんな熱いものがあるのか?」というほど熱い。
熱すぎるからパンがシワシワになってるんです。

あとね、、、手作り弁当の自販機もあってさあ・・。
生姜焼き、とりのからあげ、焼きそばとか・・・・。
紙のお弁当箱が自販機に入っててあったまって出てくるんだけどこれも凄まじく熱いんだよ。

でもゲーム少年にしてみると安かったので感覚が麻痺してって「今日はコレにしよう」とか・・・しかもテーブルがブルーカラーばっかいるのとヤンキーばっか。
ゲームのとこで食べるとかね、行儀が凄く良くない。

かき氷の自動販売機もあってね、すごいんだよ。
サラサラしてないわけ。
氷のカタマリにシロップがかかって出てくるんだよ・・・。
ストローで刺さらないからしばらく溶かしてからジュースみたいに吸う、みたいな。

保健所とかどうなってたんだ、あの時代・・・。まあ別に問題はなかったんだろうな、お腹痛くなった事一回もなかったしなあ。
ただ、、、こういう自動販売機の店って無人だしなおかつ掘っ建て小屋とかコンクリート打ち抜きとかの店ばかりだしネズミとかゴキブリとか、、、どうなってたか想像すると恐いな・・・。

きらびやかな自動販売機のごはんだったけど衰退した理由もこの本にきちんと書いてあります。
しかし、こういうのもマニアがいるってのはなんか嬉しいですね。

でも別に今食べたくないなあ(笑)



今日の1冊 日本懐かし自販機大全 魚谷 祐介 (著) 感想






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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)

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