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東野圭吾「ダイイング・アイ」

2018-07-08 22:15:07 | 小説・マンガ感想
本の帯に惹かれて購入してみました。
「いちばん残酷な東野圭吾!最もショッキングな始まりとラスト!!」
こんな宣伝を受けられたら買わずにはいられないでしょう!


<あらすじ>
雨村慎介は仕事帰りに何者かに頭を殴打され、瀕死の重傷を負う。数日後、彼は意識を取り戻すがその中で重要な記憶の一部が欠落していることに気づく。それは自らが運転していた車で死亡事故を起こしたということだった。彼は記憶を呼び起こそうとするが、以前に自分が何をしようとしていたのかを思い出せないでいた。そして、彼の周りでは怪しい動きが。同居していた女の失踪、そして、謎の女の登場。

プロローグで語られるある女性の死亡事故。この女性が死ぬ間際に見せた目の力で、全てのものが支配されていく。



物語のカギを握りそうな登場人物が多く登場し、誰がどう物語を展開するか楽しみにしながら読み進めることができました。
この登場人物がどんな形で話を進展させていくのか、非常にわくわくさせられました。

そしてあらすじにもある謎の女の存在について、この女はいったい何者なのか、そして誰とつながっているのかについても興味がそそられました。話が進展していくのが面白かったです。


物語としては、僕の予想とは違った結果となり、これはこれでよく作りこまれたなと思っています。ただ登場人物がどれも個性が強かっただけに「あれこの人の出番これだけ?」と思ってしまう人も中にはいた。
それはそれで読者に予想させない展開で面白いけど、成美の描写はもう少し掘り進めてもよかったのかなと思っている。


映画化やドラマ化はされていませんが、読んだら分かりますが実写化するにはいろいろと原作から変えないといけない部分が多すぎますね。個人的には実写化を望んでいますが、制約が厳しそうで実現はできそうにないかなと予想。


次の作品も、その次の作品も読む本は決まっていて購入済です。いずれも初めて読む作家のもので、どういった感じに進んでいくのか楽しみにして読み進めていきます。


じゃこの辺で

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