ちょっと嗜好を変えたジャンルに手を出してみました。
<あらすじ(抜粋)>
長年勤めた会社を早期退職し、ウェブニュースの会社の設立メンバーとなった“不動のエース”元夕刊紙記者・不動優作。
だが、不慣れなネット環境と人材不足から発足早々、サイト運営は行き詰まる。
しびれを切らした出資者兼若手IT社長から、不動たちは「週に一度でいい、一週間バズり続けるスクープを取って来い」と命じられてしまう。
どんなスクープも二、三日で消費されてしまう今の時代に、ネットの素人集団は旋風を巻き起こすことができるのか。
イチかバチかーー起死回生の一手は「フェイクニュース」!
新聞やテレビ、大手マスコミで語られることのない真実。
出来たばかりのネットメディアだから。俺たち、忖度なし!
見極めろ。フェイクニュースの裏側を。弱小メディアが一発逆転、ニュースサイト界の覇権をとる!
新聞やネットニュースのようなメディアについて深く考えたことは無かっただけに、ちょっと面白そうだなと思って手に取ってみました。実際にその通りに作られているのか定かではないですが、これを読むだけでもメディアの仕事について理解できたような気がします。
今のネット社会にも通じる部分があるが、バズる瞬間って他の人が知らない部分を取り上げた時に起こることが多くて、本作でいえば一般的に流れているニュースが実はフェイクでしたということが明かされて注目されることになる。例えば今でいえば松本人志の性加害問題について、文春が知らないような裏取りがされているような感じ。そのような一発逆転のストーリーがいくつも描かれていました。全部で8つのエピソードがあり、短編集のような感覚で読みやすいのかなと思います。
実際においても、世の中で報じられていることは事実ではない部分が含まれていること、あるいは偏りがあったりなどメディアへの不信感の声はそれなりに耳に入ったりします。若い人は見ない人が多くなったとはいえ、それでもテレビや新聞の影響力は変わらずあると思うので、真実のみを伝えてくれることを切に願います。
何となくの感想ですが、ドラマ化されれば面白そうかなと感じました。結末もなんだか半沢直樹のような終わり方でしたので、日曜劇場でやれたら間違いなく見ます。
じゃこの辺で
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