長崎のピーススタジアムのこけら落としに行ってきました。
新スタジアムは驚くことばかりでしたが、今回のブログは通常通り試合内容に特化したものとなります。トリサポにとっては面白くもない内容となりますが、スタジアムの魅力、そして1泊2日で行った長崎遠征の内容については後日たっぷりと伝えていきます。
悔しい気持ちは今回ですっきりさせて、次に切り替えてもらいたいという気持ちで読んでいただけたら幸いです。
新スタジアムのこけら落としにトリニータを選んでくれたことに感謝したいです。おそらくは日程くんの匙加減だと思いますが、下平さんの古巣であったり、長崎がずっと目標としてきたクラブが大分であるかもしれないだとか様々な理由はあるかもしれませんが、これまで長崎に多くのサポーターが集結してくれたことが一番の決め手なのかなと思っています。やはりオープニングマッチは華やかにやりたいと思う気持ちは当然あると思うし、華やかにするためには多くのサポーターの来場が約束されているチームを選ぶのは当たり前のことで、だとしたらトリニータが選ばれるしかないよな。
サポーターが地道に九州のJリーグを牽引し続けてきたことが、こうしたご褒美に繋がったと思います。本当に誇らしいです。
記念すべきコイントスはトリニータが勝ちとりました。これがこの試合唯一のトリニータが優位に立った瞬間であります。
カウントダウンで迎えるキックオフでした。ピーススタジアム初キックオフです。
アップの時から気になっていましたが、芝の根付きがよろしくありません。試合中もめくれ上がる場面を何度も見かけ、芝生をぺろんをめくれ上げる選手もいたりしました。その場面を見たのは上本大海さんがやった2009年の時以来でした。
野嶽が芝生で足を取られた場面は最悪の事態をよぎってしまいましたが、何とかプレーに復帰できて安心しました。選手も慎重になりながらプレーをしているようでしたが、それでもバランスを保ちながら堅いゲームを作っていたように思いました。何度かピンチになる場面もあったが、それでも我慢をし続ければ相手に焦りも生まれてくるし、なんとか耐えてもらいたいと願っていました。
それが一瞬で崩されたのがムンキョンゴンのミスからでした。芝生のせいではなく明らかなミスです。オープニングゴールがまさかの結末となり、おそらくこけら落としということでこれまでV・ファーレンを見ていないどころかサッカーすら見たことない人にとっては、何が起こったのかわからないかもしれません。安心してください、普段からトリニータを追っかけている我々も何が起こったのか整理がつかないです。
これがムンを擁護する内容になるかはわからないけど、どんなにミスをし続けようとも、残り試合を考えたら急に西川にするのもギャンブルになるし、それなら今シーズンはムンか濱田に委ねるしかないという気持ちでいます。濱田がなぜベンチ入りしていないのかわからないが、怪我であるならもう今シーズンはムンに守っていただきたいし、前を向いて切り替えてもらわないと困る。それよりムンがいて繋ぐ意識に重きを置いているのであれば、1つのミスで失点したことよりも結局1点しかこじ開けられなかった攻撃のほうにも責任を感じてもらいたい。
「入れろ!」というサポーターからの圧だけでなくリボンビジョンからも伝えられ、その圧に負けたかのようにあっさりとコーナーキックから失点してしまいました。1点目のミスから明らかに気持ちが切れたように感じ、これまでの試合でつけてきた自信が一気に崩されてしまいました。
後半に入っても早々に失点。トリニータも選手を入れ替えながらなんとか期待に応えようとするも、なかなか前に運べずにいる。長崎のほうがカウンターが素早く、少ない手数でフィニッシュまで行かれてしまうので、どうしても距離感が悪い感じになってしまう。
それでもしっかりと見せ場は作ってくれました。ボールを持っているのは長沢だが、宇津元の突破からペレイラが決めてくれました。これでトリサポが盛り上がる瞬間は作ることができました。
ちょっとまとまった空席があったのは気になるところでしたが、ほぼ満員の雰囲気は最高そのものでした。
せっかくのこけら落としで、やはり日本人のゴールも欲しいよなと思っていたら、空気を読んだ形で笠柳が駄目押しの追加点を奪っていきました。そういったオチはいらなかったです。。
そして試合終了。ホームの長崎がオープニングマッチを制する形となりました。長崎のスタッフからしてみれば何から何まで思い通りに進んだので笑いが止まらないでしょうね。
悔しい気持ちはもちろんあるが、それでも比較的穏やかに見ていられるのは前節の勝利があったからこそ。それが無ければ栃木との勝ち点差は2になっていたので、もっとピリピリした雰囲気になっていたかもしれない。
スタジアムの雰囲気にのまれたとか、芝生に順応できなかったとか色々と言い訳する理由はあるかもしれない。ただ芝生に関しては相手も同じ条件であり、長崎のほうが先に練習していたからという理由で優位に立てるという理由にはならない。(それが理由になるなら2009年に14連敗しないよな。。。)
それでも言い訳と言いつつ、選手目線でしか分からない外的要因はあると思う。それを抜きにしてもやはり勝敗を分けたのは長崎が強くて、うちらが弱かっただけ。それを認めたうえで、トレーニングに励んでもらいたいものです。なぜか次週はスポーツの日でありながらJ2リーグ戦が無いので、この2週間で自信を取り戻してもらいましょう。
現地に行ってはっきりとわかりましたが、やはりこのスタジアムにふさわしいのはJ1の舞台です。リプレイで出したくないくらいの恥ずかしいプレーをしてまで、長崎の新スタジアム初勝利をプレゼントしたわけですから、この勢いを無駄にしてほしくないですね。最後に下平監督を胴上げできるような結果を期待しています。スタジアムシティプロジェクトを必ず成功させてください。
ちなみに、長崎がスタジアムシティプロジェクトを立ち上げたからといって、トリニータが遅れをとっているかと言われるとそれは全く違うと思っています。日韓ワールドカップの大分開催が決まり、ドームが完成してからはずっと九州内から憧れの存在として見られていただろうし、今になってようやく他のJクラブも大分に負けないようにアイデアや資金力を費やして投資している最中なので、大分は先を進み過ぎただけだと捉えています。それでもドームがあることでサッカーやラグビーの国際試合が開催できることは九州としての誇りのままだと思うので、これからもドームと共に歴史を作ってほしいと願っています。4万人収容は多すぎるわけではなく、まだまだ2万人以上の新規層を取り込めることができるという伸びしろだらけのクラブだと思っています。
トリニータの残り相手は水戸、秋田、群馬、仙台となります。ひとまず勝ち点40に乗せれば残留は出来ると思いますので、水戸戦と秋田戦で決めてしまいましょう。ただトリニータのほうが順位は下であるので、決して油断せず全力で叩きに行きましょう。
じゃこの辺で
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