1-4で敗戦となりました。
ここ数試合見ていると失点の多さが目につくが、気になるのが人数が揃っているにも関わらず奪われているシーンが多いように感じる。点を取りたいあまりカウンターを食らうのであれば仕方ないと思えるのだが、しっかりと枚数は揃っているのに簡単に点が入るのはこれまでに無かった傾向かなと思っている。4点目もカウンターでの失点のように見えて、枚数はトリニータのほうが多かったし決してノーチャンスでは無かった。
個人的には高木が出場してからその傾向にあるのかなと感じている。参考までに高木とポープの成績を振り返ります。
高木:13試合出場27失点(防御率2.08)
ポープ:12試合出場17失点(防御率1.42)
アウェイの横浜FM戦での5失点は責められない部分も多かったが、広島戦での4失点はいずれもコーチングひとつで防げる失点ばかりだったんじゃないかな。直接失点に絡んだ選手にフォーカスを当てられがちになるが、高木とポープでコーチングの質が違うのかなと思うのは俺だけかな?高木のほうがファインプレーが多くあるような印象を受けるが、そもそもコーチングさえしっかりとしていれば打たされることもないのかなという見方もできるし。
ポープはポープで物足りない部分はあるが、12試合出場17失点の成績は決して運だけで掴みとった成績ではないはず。今のチームの混乱具合を見るに、DAZNや現地では感じ取れない、ピッチ内でのズレがきっとあるはず。
攻撃も攻撃で、再開後は流れからのフィニッシュが全くと言っていいほどない。解説の佐藤寿人さんが距離感についてしきりと指摘していて、まさに今のチームの課題をズバリと刺された気分。今までうまくいかないことへのモヤモヤした気持ちが、この一戦ではっきりとした。こういうのをホームの解説でも聞きたいんだけどな。
元FWという目線からすると、これじゃ俺でも点が取れるわけないよなという気分だっただろうか。寿人さんからすれば、今のトリニータに足りないものはFWではないように感じ取れた。やはり後ろからの組み立て、そして中盤のところで1枚剥がす勇気が必要になってくる。
広島は必ず取っていいほど、ファーストチョイスが前へ運ぶプレーだった。これだけ繰り返してやればどこかで決定的なチャンスへと繋がる。これまで広島の試合を通して確認してないのだが、天皇杯での敗戦以降でずっと2進法のスコアだったチームとは思えないくらい積極的だった。悔しいけれど、こういったチームが結果として報われるべきだなと感じる。
報われるといえば、前半の飲水タイム明けで伊佐が前線から厳しくチェックに行った場面では、寿人さんが「どこかでストライカーのハードワークのご褒美もきっとあるでしょうね」と評価してくれた。結局この試合では無得点に終わってしまったが、継続すれば必ず報われる場面が訪れる。J1で161得点を挙げたレジェンドが言うんだから間違いない。
選手は一生懸命にやっているのはすごく感じる。ただ勝ちたいという気持ちが出ているあまり、バランスというかチームの約束事を見失っている部分が少なからずあると思う。そういった部分を整理するのは監督・コーチ陣の仕事じゃないかな。あえて監督だけでなく、コーチにも責任があるという表現にしているのは、今季の上手くいっていない原因は監督に全責任を負わせ過ぎている部分もあるのかなと思っているので。
今回は大目に見て連戦ということで言い訳はできるかもしれないが、今後は基本的に週1での試合となり、目の前の試合の準備は万全にやれる。ここでちぐはぐな試合を見せられたら、さすがに降格を覚悟する。
逆に言えば、まだ取り返せる可能性は十分にあると思っているので、ネガティブな感想を持っている奴らを黙らせてやりたいという気持ちでいる。そのためには9月の試合が極めて重要となる。湘南戦までの2週間で、しっかりと整理して持てる力の全てをぶつけてもらいたい。
じゃこの辺で
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