トリニータ30年目の戦いが始まりました。期待半分、不安半分の気持ちで開幕戦を迎えることが多いのですが、今年は特に不安の部分が大きいように感じました。
開幕を迎えるにあたり、トリニータの仕上がり状況はトリテンで確認するしかなかったのですが、怪我人が多かったり戦術的にも不安を抱えるような内容が目立ったりと、ちょっと明るい材料が少ないように感じました。それでいて二部練もほとんどやれてないくらいスケジュール変更も多く、プラン通りに進められていないのかなと言うのが正直な感想でした。それでいて練習がハードというコメントも見受けられるので、一体何を信じればいいのかわからなくなりました。。
さらに片野坂監督が復帰したこと自体は嬉しかったのですが、片野坂監督が就任したからと言って絶対に成績が良くなるという保証は無く、片野坂政権第一期の頃とは違うという目線で見てあげないと1年間を乗り切れないかなと思います。あまり考えたくないが、結果がついてこない状況が続けば、保守派と解任派でサポーター間の空気は昨年以上に悪くなることは確実だろうし、フロントも簡単には監督を切れないということを考えると昨年以上に失敗が許されない状況となる。片野坂監督にはプレッシャーを感じずにやりたいサッカーを落とし込んでもらいたいし、だからこそ「勝ち点60、得点60、失点40」と、昇格という言葉をあえて口にしていないのだと思われるが、おそらくサポーターの大半は開幕ダッシュに成功することしか求めてないだろう。
予防線を張る形になるが、開幕から数試合は結果は二の次というマインドでいたいと思っていました。開幕前の仕上がりが不十分であるだろうけど、その中で昨年との違いがどのくらいあるのかをこの開幕戦で見つけられたらよいなという気持ちで迎えました。たとえ0-3で負けていたとしても、やっぱそうだよな、という構成にしておくかなと予め決めていました。
DAZNはいつもの顔触れで全く新鮮味が無かったけど、スタメンは新鮮そのものでした。GKは当初の予定では西川となっていましたが、突如スタメンが変更となり濱田がトリニータでの初出場となりました。濱田からしてみれば思ってもなかったチャンスだと思うし、プレッシャーを楽しむくらいの気持ちでやってもらいたいと思うと同時に、やはりこういった場面でも新井はとことん運がないなと思ってしまった・・・。
濱田は失点の起点となるミスをしてしまったが、それ以外はパーフェクトな出来だったと思う。繋ぐ場面とロングボールで逃げる場面の使い分けは出来ていたと思うし、前半のフリーキックを防いだシーン等セービングも安心して見ていられた。失点のシュートシーン自体は相良のキックが上手かったで片付けてよいと思うし、負けなかったことをプラスに捉え守護神争いに加わっていただきたい。
新加入選手の中で唯一のスタメンであった藤原は右サイドバックに入り、守備の面では安心して見ていられた。失点シーンは戻り切れなかったが、あれはビルドアップでのミスが起因となったので藤原どうこうの話ではない。ただ攻撃面で絡む場面はほとんど見られず、野嶽が入って右サイドの攻撃に厚みが増したことを考えると、藤原はセンターバックで勝負すべきなのかなと思った。
同じく新加入選手の薩川は同点ゴールのアシストを決めて結果を残すことができた。リプレイを見る限りオフサイドっぽいなと思ったけど、審判がオフサイドではないと判断したのならそれはオフサイドではないということでしょう。トップスピードで抜け出した判断の良さと質の高いクロスは、今後もチームを救うことになるであろう。
何だかんだで今年も長沢に助けられそうなシーズンになりそう。途中から出場してからはロングボールが意味のあるものになっていったし、再契約していなければ今日の試合を落としていたかもしれない。今日の日を迎えるまでにコンディションを戻すのは大変だったと思われるが、開幕戦に間に合わせてくれたことに感謝したい。多くのベテランたちがベンチ外になる状況だからこそ、長沢がピッチ上にいることの存在感がとてつもなく大きいものとなる。
薩川へのスルーパスを含め、攻守において存在感を見せまくっていた保田には今年も期待せざるを得ない。前半と後半にそれぞれ見せたサポーターを煽る雄叫びが、この開幕戦の重要性を物語ってくれた。「開幕から数試合は結果は二の次」と冒頭で語ったが、保田のプレーを見て応援する立場がそんなこと言ってる場合じゃないなと気づかされた。ただでさえ頼もしく感じる保田の存在が、シーズン終了後にどれだけ大きいものになっていくのか今から楽しみにしておきたい。
勝てはしなかったが、今後に期待が持てる開幕戦であった。後半の長沢、中川、野嶽の3枚替えで流れを変えることができたのは昨年との違いであるし、期待を持たせてくれる場面はそれなりにあった。ただフィニッシュの精度は昨年からの課題をそのまま持ち越してる感じを受けたので、片野坂監督の手腕を発揮するのはこれからといったところか。
僕にとってのトリニータ観戦スタートは第3節の藤枝戦となります。その前にホーム横浜FC戦があるので、どうせやるなら内容も結果も圧倒して、ドームの観客に笑顔が届けられるようにしたいですね。
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当ブログでもトリニータ30周年企画をやろうとしていまして、現在アンケートを募っているところです。大分県内でトリニータを感じられる場所を募集していますが、早速いくつか回答をいただいています。回答いただいた皆様ありがとうございます。
中には九州外の回答ももらっており、もちろん大分県外にまつわる回答も全然OKです!
まだまだ回答を受け付けていますので、お時間がありましたら記入のご協力お願いします。
概要はこちらを参照ください。
【トリニータ30周年企画】大分県内でトリニータを感じられる場所を教えてください
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