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【中山七里】護られなかった者たちへ

2021-10-16 21:28:28 | 小説・マンガ感想

原作を読んでみて、映画のほうも観てみたいと思えました。

 

<あらすじ(抜粋)>

仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見からさかのぼること数日、一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か。
なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか。
本当に“護られるべき者"とは誰なのか
怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義……
万般の思いが交錯した先に導き出される切なすぎる真実――。

 

 

読み進めていく段階では犯人はあの人だな、犯行に至るまでの作戦はこうだなと思い浮かべながら読み進めていった。いくつか想像通りの行動もあったりしたので、本を読み進めていくうちにトリックがわかるようになってきたのかなと感じるようになった。

ただ肝心の犯人については全くの予想外だった。予想外だったけど、犯行の動機や、なぜ餓死という殺害方法を選択したのか全て納得のいくものだった。全ては“護られるべき者"がいることの存在だったということ。まだ原作を読んでいない方は、読み進めていくときにタイトルの意味を常に追い求めていただけたらと思う。

 

この作品を読んだ後は、きっと自分の身近な人に対して見捨てることなく、少しでも長く生きてもらいたいと思うであろう。おそらく映画を見た後でも同じ気持ちになると思うので、近いうちに映画館に行って確認してみたい。

 

 

じゃこの辺で


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