これまでは硬派な本が多かったですが、ちょっと視点を変えてラノベ的なものを読み進めてみました。
<あらすじ(転記)>
ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は? 感動のボーイ・ミーツ・ガール!
主人公月ヶ瀬の秘密はすごく意外なものであり、それまで順風に進んでいた流れが大きく変わってしまったので、読み進めていく上ではすごく興味が持てた。
そして、いつも親しくしてくれていた幹也との関係性もそこで明らかになっていくのがよくできているなと思った。
そして七緒との出会いから、月日がたつごとに変化していく想いまでしっかりとした描写で描かれていた。これぞ高校生の青春真っただ中の心境をそのまま表していた。
ちょっとネタバレになってしまうかもしれないが、終わり方は決してハッピーエンドではなかった。ただラストにかけての伏線回収により、今後はハッピーな将来を迎えてくれるのだろうなという期待感を抱くことができた。
始業前に読むことが多かったのですが、ラストの手紙のところはうるっときてしまって仕事への取り掛かりが若干遅れました。。。そのくらいよくできた作品だと思っています。
次に読み進めているもの(今のペースでいけばGW中には読み終わりそう)はまた硬派なものになってしまいますが、たまにはラノベを読み進めてみるのもよいかなと感じました。
じゃこの辺で
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