連戦での影響がもろに出ているなと感じる試合内容だった。
開始早々の失点はトリニータの立ち上がりのミスからであったが、やはり古橋を褒めるしかないかなと思う。これで古橋にとってはトリニータのホームで決めたのは3年連続となる。
前半からオープンな展開となる。神戸は主力が何人かいない関係か、パス回しでのミスが目立つ状態。知念など前線がプレスをかければ面白いようにマイボールになるので、攻守に慌ただしい時間帯が続いた。やっぱイニエスタやサンペールの存在って大きかったんだなと思った。
こうした流れの中で決めきらないと後半苦しくなると思っていたが、何とか岩田が決めてくれたのでひとまず気持ちが楽になれた。会場に足を運んでくれた4263人のサポーターに久しぶりのゴールシーンを見せることができた。
両チームとも前半からアグレッシブに動いた影響もあり、後半は体力との戦いになった。この試合で3連戦の3試合目。準備してきたものの自粛期間で落ちた体力は完全に取り戻せてないと思われるので、両チームともかなりしんどかったとDAZN越しでも感じ取れた。
知念もヘロヘロだったし、長谷川や岩田など3試合でフル稼働している選手もきつかったに違いない。それでもボールが来れば全力で追い、前への意識を常に持ってくれたのは本当に頼もしく感じる。相手の決定力不足に助けられた感があるが、勝ち点を掴めたのは間違いなく選手が最後まで頑張ってくれたおかげ。
試合内容としては再開後3試合の中で最も仕上がってないものになってしまったが、さすがに仕方ないかなと思っている。
これがコロナ関係なく予定通りのスケジュールで行われていたら、トリニータもしっかりと準備できていたし、神戸もイニエスタやサンペール、フェルマーレンを連れてハイレベルな試合を展開できていただろう。それこそ昨年を超える満員の中で。
試合をやれるだけで幸せに思いたいけど、きっと今年はこんな風に別の世界線だったら・・・と思うことは何回かあるだろうね。体力的にもモチベーション的にもつらいと思うけど、今年はそんな戦いにしかならないという感じで割り切るしかない。
連戦は7月中にもあるし、8月は7連戦、9月も7連戦とまだまだ試練は続く。選手やスタッフが大変なのはもちろんだが、僕自身も前節のレビューや各試合のハイライトを振り返りや、次節のプレビューを確認する余裕もなく次の試合がやってくるので、これまた大変(笑)
もちろん試合を観戦できることは嬉しいことに変わりないのだが。
とにかく今日は、3連戦を2勝1分で終われたこと、観客を入れての形式でリスタートできたこと、あるべき日常へ少しずつ戻りつつあることに喜びを感じたい。
選手はしっかりと休んで、またやってくる3連戦に備えてもらいたい。僕もブレイクタイムが欲しいが、J2とJ3が水曜に開催されるのでまだまだ落ち着かせてくれないことになりそう(笑)
最後に今日の解説のワンシーン(59分あたり)
増田「(岩田と古橋は)日本代表に選ばれたのは同じ時期くらいですかね。」
江本「・・・?」
増田「そんなイメージありますけどね」
江本「・・・はい」
そんなイメージは無いと思ったので念のため調べましたが、岩田はコパアメリカのみに召集。古橋は昨年11月のキリンチャレンジカップに召集のみ。
以上です、裁判長。
じゃこの辺で
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