諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

ハーブ・薬草の花 2題

2009-10-22 21:05:13 | 日記・エッセイ・コラム

  ■ チェリーセージの花  

1012_039_2

  隣の雑草の間に咲いておりました。『赤い鳥 小鳥~♪』の写真に使えそうな花の構図でした。赤い実と、白い実を同時に食べて、飛び立とうとしている姿では在りませんか。これが、【セージ】の一種で、【チェリーセイジ】(メキシコ原産の)という【ハーブ】の花とは、知りませんでした。しかし、何でこんな形なのだろうか?

  ■ チェリーセイジを 斜め横から見ました。

  翼の付け根からは、二本の角が出ています。先端は、黄色で多分雄しべの花粉。背中を貫くように突き出ているのが、雌しべと言うことのなるでしょう。ごく小型の羽虫が、花の奥の蜜を吸った後に、飛び立つときに受粉される。その雌しべは、鳥の頭が、上から被さる様に、羽根が上方にまくれ上がって、包み込まれる。こうして、種子は、保護されるようであります。

046

    花の形には、標準型(サクラ、ウメなどの5弁花)、立体型(オダマキ、ホタルブクロ、スイセンなど)放射相称型(コスモス・・・)、左右相称型(ラン科の花が代表的)と、大きく分けられるようです。どうやら、当、チェリーセージは、左右相称型では、ないかと思われます。▼ 花の形の多様化は、昆虫の多様化に準じて、現れているようです。これ等も、媒酌人が、バッティングしないように、自然界が持っているバランス感覚の配慮ではないでしょうか。極端なのは、ランの一種に、花の形が、蜂そっくりなのがあって、オス蜂が、交尾しようとするそうです。オス蜂が、悪戦苦闘して動き回っている時に、受粉が起きるという次第です。マア、拝見したことはありませんが、「そこまでやるの~@」ですね。

  【セージ】は、イタリヤ語で、サルビア。英語で、セージ。ラテン語のけんこう【健康・治す・救う】から派生した言葉だということです。薬効では、【頭脳の働きを刺激・心身の強壮剤】とあります。これだけ書き込むのに、昔読んだ「植物進化」の本・「カラー図鑑」めくったりで、それなりに、流行の【脳力】使いました。『薬効は、十分あり』でした。

    ■ ミョウガの花

1019_009

  庭の椿の木下は、かなりの小暗がりになっており、ここに、ミョウガが、群生しております。手入れは、全く、しておりません。文字どうおり、自生であります。8月から9月にかけて、麺類の薬味を主力として、利用させてもらっております。麺つゆに、縦割りの細切りして入れて、素麺にからませて食します。手間いらずで、あの独特の味と香りは、季節感は、抜群です。

  「 最近、物忘れをよくいたしますが、そのせいでしょうか~?# 」

  ミョウガの食用としての歴史はかなり古く、奈良・平安の時代の大宮人は、外来植物=中国渡来の珍味として、賞味されていたようです。香りもまた食味を誘ったようで、芽香と呼んだということであります。【 芽香ーメガ=ミョウガ 】と言う次第です。

  薬草図鑑には、【消化促進に効用あり】と出ています。

  「最近、太りました。そのせいでしょうか~?#」

 ■ ナズナ (薺)の ロゼット

1025_028

  日の当たらない道端には、冬越しに備えて、ナズナがロゼット状になって、地面に張り付いておりました。頑張っているのです。

  効用を調べました。【 利尿・解熱・止血作用 】とあります。

  ナズナは、日本古来の植物ではありませんか。大切にしましょう。時には、多くありすぎて、ペンペン草・ビンボウ草などと、揶揄されております。薬効をみれば、どうして大変に効き目ありそうです。この時期には、風邪・インフルエンザになえて、食べてみましょうか。

  

  

  

 

  

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿