沼亀は はす葉の水に ひたりいて
カメラ目線で 吾を睨(にら)みつ
夢 蔡
私も乗りたいのですが、乗ると蓮の葉が沈んでしまいます。
亀は、もともと鳴きません。
「亀鳴く」は、春の季語。
春になると、亀も雄が雌を慕って鳴くとする空想の季題。
亀鳴くを鬱(ふさ)ぎの虫と聞き知れり(相生垣瓜人)
模糊とした雰囲気を出すのには、便利なイメージ語です。
(角川「歳時記」)より。
水中にいる時のアカミミガメは、結構素早いものです。
蓮のウテナにいても、こちらを観察している。
危険を察知すれば、アッという間に水中に潜る。
陸上では、ノロノロとしているが、
それは、そうする必要がないからである。
イソップ寓話だって、競争の場が、水中だったらどうだろう。
亀が、昼寝をすることになるだろうか~ネ。
人であれ、動物であれ、植物であれ、それぞれの固有の
特性や能力を持っている。
SNS上の悪口・罵倒は、卑怯な悪である。
「充分に検討せずに悪と決めつける急性さは、
傲慢と怠惰の表れである。」( ラ・ロシュフーコ )
------<了>------
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