諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

白 鷺 エピソード 1

2018-07-06 14:49:54 | 日記

   梅雨明けした途端に、台風と前線のミックスが、日本列島に張り付き、

   各所で、氾濫寸前の河川の様子やがけ崩れがテレビ画面流されています。

   関東北隅の平野部は、雨はそれほどでもなく、時々小雨、、静かであります。

   パソコンとハードディスクにたまった写真を整理したりしておりました。

   白鷺のケッコウ迫力のある写真が見つかりました。

   白鷺の一種 <コサギ>が 舞い降りるところ。見ているのは,ゴイサギです。

  万葉集 巻第16は、由緒ある雑歌(いわれを有する様々な歌)特集であります。

 3831 白鷲の木を啄(く)ひて飛ぶを詠む歌

    池神の 力士舞(りきしまい)かも 白鷺の 

              桙(ほこ)啄(く)ひ持ちて 飛び渡るらし

  ※訳 池の神の演じる力士舞いとでもいうのであろうか、白鷺が長柄の桙を

     くわえて飛び渡っている。

  ☆ 力士舞 伎楽の一つ。やや卑猥な舞 (伊藤 博 (『新版万葉集』) 

  写真が、上記の万葉の歌のイメージによく合っていると思い掲載いたしました。  

   ▲ 【万葉集の歌どうり」なら、この写真をメインにすべきか     しかし、イマイチ迫力にかけますもので----尚、写真はクリックで拡大します。

       

             ----<本日の付録>---

   

  【さ ぎ 草 】 原寸では、花の大きさは,径3cm程度。

  写真中央に立ち上がって部分に、雄蕊~黄色味の2片が、 雌蕊を囲む。 

【 さ ぎ 草 】 かっては、日当たりのよい湿地帯には、いくらでも生えていた。

 その名の通り,鷺そっくりそのままです。なんでこんな手間をかけた姿で咲くのか

 進化の不思議です。

   【 白鷺(はくろ)は 塵土(じんど)の 穢れを禁ぜず 】

 ※ 潔白なるものは どんな環境においても 本質はかわらないーー。

  

     泥濘(でいねい)を 振るい飛び立つ 鷺白し   夢 蔡

                          

                                    

             ----<了>------

 

 


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