馬淵川東岸に広がる中期後半(紀元前2,500年~2,000年 頃)の大規模集落遺跡である。配石遺構を伴う墓域を中心に 集落が構成され、東西の住居域には竪穴建物が密集し、土 屋根住居が確認されている。この台地は平安時代まで竪穴住居があり、継続して利用されていたようであるが、縄文中期の集落跡として復元されていて、中でも遺蹟西側で発見された消失住居は分析の結果、焼土や炭化材の出土状況から、全国的にも類例のない縄文時代の土屋根住居の痕跡であることが分かった。
御所野遺跡は、この全国的に類がない土屋根住居を復元した縄文中期の集落遺跡公園となっている。
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(御所野縄文博物館のパンフレットから)
駐車場から遺跡公園に向かう入口
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タイムトンネルのようなアプローチ 吊り橋になっている
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復元された土屋根住居
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住居内部 腰板と炉がある
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土屋根住居を証明する燃焼実験跡
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中央部にある復元された掘立建物(倉庫につかわれた)
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配石遺跡
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博物館の展望室から見える人たちは縄文人の子孫であろうか
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公園を見学した後、御所野縄文博物館を見学(@300円)
縄文土器、土偶、石器など多くの展示品が並んでいる。
その中でも国重要文化財に指定された鼻曲り土面が展示されている。
(御所野遺跡よりも馬淵川下流にある蒔前遺跡で出土)
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