この季節、郊外でクルマを走らせていると、何もないのに路肩に停まっているクルマがある。
おや、なんだろうと思ううち、斜面にへばりついている人がいるではないか。
山菜取りだ。夫が上のほうによじ登り、妻が心配そうに見上げていたりする。
なんだか危ないなと思いながらも気持ちはわかる。
自分ではとらないが、山菜取りが趣味というご夫婦に何度かご馳走になったことがある。
手軽な山菜といえば、タラの芽や蕨、ぜんまい、フキ。ウドやこごみ.。あさづき、ミツバなどもよく知られる。
春の山菜は季節感をそのままいただく思い。特にタラの芽の天ぷらのうまいこと。
春は潮干狩りに出かけてアサリを掘り出すのも楽しい。
山・海での採集は、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、緑や空の青に囲まれ、元気になって家計の財布に助かる。
ただし、リスクはどこにもある。山に入ればマムシも出るし、転落事故もある。
海にも遭難事故がある。
ニリンソウと間違えて猛毒のトリカブトを食べてしまい、亡くなったというニュースもあった。
蜂や毒ケムシの被害にあうこともあるだろう。
あのコンニャク芋だって、生で食せば針状結晶のシュウ酸カルシウムで口内が痛みで焼ける。
山、海に入る前に経験豊富な人に教わることを勧める。
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我が家の庭のフキ。もったいなくて食べれない
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