プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 | 国立西洋美術館 | 美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ
「ベラスケス7点が一挙来日、これは事件です。」のキャッチコピーが効いたのか、上野に人が多く集まっているからか、とにかく混んでいました。
世界三大名画の一つ、ベラスケスの「ラス・メニーナス」と同じくらい有名な「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」
タッチは、粗いと思えるのに、とても詳細に観える見事な一作です。
怖い絵でお馴染みの中野京子さんの「残酷な王と悲しみの王妃」を読むと、ベラスケスは過労死したそうです。まあ、気の毒に。
この本は、マルガリータの話ですが、フェリペ4世とベラスケスの事も書かれています。
ベラスケスが書き直したフェリペ4世の左足がよく見えます。時の流れは、書き直しも現すのですね。
特に、私が気に入ったのは、ヤン・ブリューゲル(父)らの「視覚と嗅覚」
宮廷の様子がよくわかります。
ヤンのもう一作は、花を描いた「花卉」が展示されていて、花の画家ヤンには、欠かせませんね。
ピーテル(父)、ヤン(父)ブリューゲル好きな私は、今年になり、ブリューゲルの絵画があちこちで、観賞できて、幸せです♪
サンチェス・コエーリョの「王女イザベラ・クララ・エウヘニアとマグダレーナ・ルイス」は、とても見ごたえがありました。
衣装の豪華さに加えて、中央の結び紐と言えばよいのか、が立体的に観えて、感動でした。
バックのカーテンの時模様までもが、美しいですね。
大作がたくさん来ていて、特に、人物画、神話や宗教画の好きな方はぜひ、どうぞ。