こんにちは、ブログオーナーの永井です。
私が『抱っこ法』と出会ったのは、自閉症の息子が5歳のころでした。
こだわりやパニックの強い息子にどうやってあげたらいいのかと、
いろいろと自閉症に良いとされる療育を試したり、
環境を整えたりと頑張ってもどうにもならずなかったとき、
『抱っこ法』に出会いました。
『抱っこ法』や『筆談』で彼の心を知り、
それまで、息子の行動からは想像できないことを、
息子は感じ、苦しんでいることに気づきました。
その気付きを基に彼に接し、関わっていくと、
私の心のアンテナがどんどん広がり、
息子の気持ちをキャッチできるようになっていったように感じます。
そしてそれと同時に、伝えることができない気持ちを人にわかってもらい、
その気持ちを共有し、お互いに、
「楽しいね」「悲しいね」「苦しいね」を語り合える喜びは、
息子にとってもとても素敵な安心感や自己肯定感に結びついたようです。
他人と心がつながって、気持ちが分かり合えるということは、
人間が生きていく中で、とても大切なことだと感じています。
それこそが人として生まれてきた、神様の宝物なのでは?と思います。
私が「人の心」を考えるとき、
いつも、広い草原のお花畑のイメージがわきます。
『幸せ』という気持ちが、きれいな花だとしたら、
その花を咲かせるため、
どんな光や水や栄養がいるのかなと、イメージを膨らませます。
そして、今、この心のつながりは、
花を咲かせるためにどんな栄養になるのだろうとか、
今、この心にはこんな栄養がいるのでは・・・
といったようなイメージを持つことがあります。
人の心は、目に見えるものではないので、
分かりにくいものですが、
とても美しく、大切なものですよね。
今、話してきた人との心のつながりは、
私の息子のような障害を持つ人だけが
特別大事というわけではありません。
生まれたての赤ちゃんはどうでしょう?
赤ちゃんは言葉がつかえません。
心を上手に伝えられなくても、心の中はたくさんの感情があります。
「ママ大好き」 「お腹すいたよ」 「不安だよ」 「なんだか泣きたくなっちゃった」など
たくさんの伝えたいことがあります。
小さな子供も一緒です。
言葉は話せてもうまく伝えられません。
小学生も中学生も、子育て中の母親も、我々も一緒です。
たくさんの心があっても、迷いや恥ずかしさなどのたくさんの感情によって、
上手に人に伝えられないことはたくさんあります。
それに加えて、現在の社会自体、
愚痴をこぼしたり、弱音を吐いたり、泣いたりすることが
できにくくなっています。
『抱っこ法』や『心のケア』、『天心』などは、
そういった心を、お互いにの通い合わせる手助けになるものです。
そして、お互いの心がつながった、幸せな関係を築いていきたいですね。
今後も、『ホワイエブログ』でそういった
赤ちゃんや子供、障がいを持つ方、大人まで、
たくさんの心に関して、ブログで紹介させていただきます。