
今毎朝楽しみにしている一つは、山陽新聞に連載中の小説「孤城春たり」です。
子どもの頃、生まれ故郷高梁では子どもでも知っているほどの有名人でしたが、「何をした人なの?」と聞くと、「備中松山藩の財政を立て直した人じゃ」と教えてもらえたものの、それがどうして「方谷」という駅名になるほどのことなのか、幼い私には理解できないことでした。
幕末の頃、莫大な借金で財政危機に陥っていた備中松山藩を立て直したばかりでなく、教育者としても、例えば女性蔑視の時代において岡山県初の女学校である順正女学校を設立した福西志計子など多くの人材を育てた人でもあると今では知っていますけれど、何となく地味な印象だっただけに、今回の澤田瞳子氏による連載は、ワクワクするほどの期待をもって読んでいます。
高梁の名物というと、昔から「ゆべし」ということも知っていましたが、今その「ゆべし」にまつわる話が出てきて、それも今後の展開に興味深々です。

もう一つの楽しみは、NHKの朝ドラ「らんまん」です。
植物学の父と言われる牧野富太郎博士の物語です。花や草など植物のことを調べていると、必ずと言っていいほど牧野博士のことが出てきます。私が興味を持ったヤマトレンギョウ、六高菊桜、ノジギク、等々、牧野博士が発見し名付けた植物は数知れないほどあります。やはり幕末から昭和にかけて生きた人です。
「らんまん」のプロローグに色々な植物が出てきますが、その中に「キツネノカミソリ」(写真)があり、うれしくなりました。牧野博士が名付けた植物は余りにも沢山あるので、キツネノカミソリはどうなのかは知りませんけれど、この写真は2007年に確か信州に行った時のスケッチです。
「孤城春たり」と「らんまん」、今後の展開が楽しみです。