ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

アイルランドからプレゼント

2023-12-31 08:56:13 | 日記

今年もアイルランドの三男夫婦からうれしいプレゼントが届きました。遠いのに気を遣ってくれる連れ合いさんに感謝の気持ちでいっぱいです。紅茶とお菓子、蜂蜜など、きっと一生懸命選んでくれたのだと思うとそれだけで涙が出そうです。蜂蜜は、確か去年も送ってくれましたが、とても美味しかったものです。

裏打ちに失敗してやり直さなければならないかと思っていましたが、ちょこちょこ手直しして、麻紙を貼ったら何とかきれいにできました。やれやれ。これで、新年から制作に入れます。

 

今年も大晦日となりました。世界では戦争、戦争。国内でも憂うべきことが多かったように思います。平和の尊さを身に染みて感じます。人が人を殺すようなことが世の中から無くなって欲しいと切に願います。

 

私は、これから昨日に続きおせち料理に取り組みます。なんて言うとどんなすごいおせち料理ができるかと思われそうですが、最低限食べるものだけです。

最後になりましたが、ホワイトのお部屋を見て下さっている皆様、今年もありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

 


大失敗です!

2023-12-29 15:39:52 | 日記

裏打ち大失敗です(涙)バタバタと忙しい中で焦ってするといいことにはならないという見本です。それにしても、今まで何度も裏打ちはしてきて一度も失敗などしたことはないのにです。もしかしたら、いつも使っている糊ではなく麩糊を使ったから、ちょっと勝手が違ったからかもしれません。

初めからやり直すのが面倒で、ちょこちょこと手直しして濡れている箇所が失敗のところ、裏打ち紙に段がついています。この上に麻紙をはってもごまかせないかなあ?

ごまかす?ストイックさとは無縁、いい加減さで生きてきた私らしい(涙)

それにしても、久し振りに人物を描いてみようとしているのだけれど、麻紙がきれいに貼れていないとまずいいかなあ?ともかくこの上に貼ってみようと思っています(恥)画面に段がつくようなら拙いので、やり直さざるをえないので、麻紙が無駄になるけど仕方ありません(笑)やり直すことになったら大損害です(涙)


あと少しになって

2023-12-29 15:39:52 | 日記

お正月の準備もあと少しになったのだけれど、急に日春展の準備がしたくなった(笑)下絵はできているので、50号の裏打ち、麻紙貼り。洗濯しながら、お風呂掃除をしながら、料理をしながら・・・時々息抜きにパソコンをのぞきながら・・・ああ、忙しい。

それにしても、玄関のお花、何といい加減な生け方だろ(涙)

花屋さんで好みのお花を選んで、花器も厳選して生けていた時もあったけど、そうすればびっくりするくらい高い。この頃では安上がりにするためにお正月用のセットになったものを買い、花器は普段使いのまま・・・花が足りなければ貧弱な庭から適当に切ってきて・・・

私流のお正月準備。


ボチボチ・・・焦っても仕方ない

2023-12-28 08:38:41 | 日記

   

壁に貼り出した「年内にやりたいこと」一覧は、なかなか消せません。でも半分以上は消せたかな?あと三日と少し、というか、二日はおせち料理をつくるために空けておかなければならないから、あと一日と少し。買い物にも行かなきゃならないし、施設に入った従兄の連れ合いさんも訪問しなければと思っている。

結局、何項目かは残る事だろう(笑)毎年、こうしてやるのだけれど、完全に消せた年は一度も無し(涙)これでいいのだ!無理はしない。ボチボチ・・・

玄関のげた箱(何て古い言い方。でも新しい言い方では何と言うのかな?)の上には、買ったお正月用のお花を生けたけれど、玄関ホール(こんな言い方をすると、どんな豪邸かと思われそう。実は玄関の少し広い空間)には、庭の南天と菊で間に合わせ。生け方もいい加減。お花の先生に見られたら笑われそう。??私も一応生け花教授のお免状を持っていたんではなかったっけ?(笑)

畑の大根がみずみずしい時だけ作る「大根葉の炒めもの」。大根葉をしごいて軸を取り除き、さっと湯がいて細かく刻み、チリメンジャコとかつお節を入れて炒め、砂糖、だし、しょうゆで味付け。若い時は、軸も一緒に炒めたけれど、年を取るにつれ胃が悪くなるので、軸は取り除く。湯がくのも少しだけ長めで、柔らかめに作るようになった。

ご飯が進むので、「少し痩せましょう」と、お医者様に優しく言われている身には毒。


随筆集「緋」75号 ついに・・・

2023-12-21 08:30:33 | 日記

随筆集「緋」75号発行できました。しかし、今号は二人だけでの発行です。

来春白寿を迎えられるかたから「どうしても書く題材が浮かびません」というご連絡がありました。慌ててもう一人の方に電話をすると、明るく元気なお声で「二人だけでも発行しましょう!」ということで、75号は二人だけでの発行となりました。その方も90歳をかなり超えていらっしゃいます。

一番若造の私が狼狽えていてはダメですね。お二人とも声は明るく若々しく、電話だけなら60代ぐらいの方とお話している感じです。判断も的確で素早く、「しばらく二人でいって、あとはまた相談しましょう、暖かくなれば、彼女もまた書かれるかもしれないし」と。K氏の言葉に励まされた私でした。

 


今年最後の自由に描いて自由になる絵画教室

2023-12-18 19:42:16 | 日記

 

今年最後の自由に描いて自由になる絵画教室。テーマは歳末だったかな?クリスマスだったかな?なんて忘れっぽいんでしょう。ともかくテーマを無視して、たまたま座った席の目の前のシクラメンの鉢を描き始めたものの何かまとまりがつかず・・・先生の御指導で何とかなった感じです。

     

次の作品は、濃いピンクと薄紫、ブルー、グリーンをモヤモヤとぬったら、何か気に入らなくてやめてしまっていたのを、ふと思いついてボールペンでラインを描き入れたらちょっと楽しくなりました。家に帰ってからボールペンの線が弱いので、マジックでなぞって少し太い線にしました。(太い線にするのは先生のアドバイスです)

 


明け方の夢うつつ

2023-12-15 08:33:54 | 日記

明け方のこと、目覚めているのか夢なのかという不思議な感覚に陥った。ふわふわとして宙に浮いているようなのだけれど、感覚はしっかりとしていろいろな想いが走馬灯のように浮かんでは消える。すごーく幸せで、いろいろな悩みなんかはもうどうでもよくなって、このまま死んでも悔いはない気がした。このまま死ねたらいいなとも思った。

目がしっかり覚めて起き上がって思った。本当に死ぬとき、こんなふうに死ねたらいいなと。

あはは・・・結局、死ぬときは苦しまなくって、痛くなくって、眠るように死にたいんだ。痛いとか、苦しいとか、そんなことがいやなのだ。年をとるにつれてだんだん欲が減っていく。減って、減って、もう何にもいらない、そうしたらすごーく幸せな気分になって死ねるのではないかしら。


ホキ美術館名品展と吉備の大古墳展

2023-12-14 08:40:42 | 日記

   

友人に誘われて岡山シティーミュージアムで開催中のホキ美術館名品展と吉備の大古墳展を見に行きました。年末どんなに押し詰まってやらねばならないことが山積でも、これは行きたいと思っていたのです。

いま抽象表現にあこがれているのですが、超絶写実表現もまた見て置く必要があると思うからです。写真と見まがう絵画といっても、やはり写真ではない、そこに作者の意図は見えます。一緒に行った友人たちは、いずれも絵は描かないのですが、ただただその写実の超絶技巧に感動していました。

吉備の大古墳展は、私はもっとじっくり見たいと思いましたが、後の予定(ランチ・・・笑)が控えていましたので、ちょっと残念でした。

話は変わりますが、実はいま焦ってはいるのです。来春の新日春展の小下絵ができていて、描き始めるばかりになっていたのに、突然つまらなくなって描く気力がなくなったのです。題材・取材・構想から練り直しです。間に合うかなあ?


キッチンの流し台の蛇口が壊れた

2023-12-11 11:02:33 | 日記

数えて見れば築36年余り、あちこち壊れてくるのは仕方ないのでしょうか。2~3ヵ月ぐらい前からキッチンの蛇口から少しづつ水が漏れるようになり、夫が何とか自分で直すようにあれこれいじっていましたが、結局どうにもならず業者さんに直してもらいました。

元の蛇口は、下に抑えれば水が出るしくみになっていたのですが、最近の蛇口はみんな上にあげると水が出ます。地震などの災害時に上から物が落ちて来ただけで水が出てしまうからその方が道理にあっています。でも、長年使い慣れた習慣はおそろしいもので、しゅっちゅう間違えます(笑)

新しい蛇口は、ノズルがのびるので、流し台まわりの掃除に便利です。今までは、蛇口から遠いところは、ペットボトル入れた水で流していました(笑)新しいものは、どんどん良くなりますが、約4万円の出費でした。


「孤城春たり」完結近づく

2023-12-08 08:40:40 | 日記

楽しみに読んでいた山陽新聞連載「孤城春たり」(澤田瞳子著)が完結を迎えようとしています。周囲の人物を書くことによって山田方谷という人物が見えてくるという手法で、脳が衰えつつある身としては何度も読み返しながらも最後まで読み続けることができました。

私の生まれ故郷では、山田方谷を知らぬ人はいないくらいなのに、どんなに偉い人なのかというと「大借金をかかえていた松山藩を立て直した人」というだけで、幼心にそれがどうして後世まで称えられ駅名や橋の名前(方谷橋)などあちこちに残っているほどなのか、合点がいきませんでした。

また、以前山陽カルチャーの花の文化史で知り合った方が、備中松山藩の藩主水谷(みずのや)公の親戚筋にあたるということで、興味深いお話を聞かせていただいたこともあります。板倉勝静の親衛隊長で自刃した熊田恰のお墓が、私の実家の菩提寺定林寺の下にある日蓮宗の道源寺にあるそうです。それだけにこの連載に期待してもいました。

民主主義の現代の価値観とは異なっていますが、熊田恰が自刃することによって藩兵150名の命と玉島を戦火から救ったことは、今も「熊田様」という名前の和菓子(玉島の玉井堂という和菓子屋)として残っています。

最近では数日前の連載中にあった「痛みも過ちも失策もー人の来し方はみなすべてこれ明日からの歩みの肥しじゃ」という安正寺の住持の言葉は胸に響きました。