何十年ぶりかの市民劇場鑑賞でした。
こう書くと、お芝居にあんまり興味がないと思われるかもしれないけれど、そんなことはないのです。
お芝居も映画もコンサートも好きですし、興味があります。
でも、私の場合、興味のあるもの、すきなもの、全部にはまっていたら、大変なことになります。若い時分から、いろいろなものを我慢するのはなれています。
お芝居だって、高校の時演劇部に所属して、文化祭での配役も決まっていたのに、強制的にやめさせられ、部員の人たちに申し訳なかったし、自身どんなに悔しかったか。
共働きで子育て中は、日々の生活に追いまくられ、それどころではありませんでした。
やっと自分のために時間が使えるようになっても、一番やりたいこと=「絵を描くこと」のために、他のことは我慢することにしているのです。
いい絵を描くためには、ただ絵を描いているだけでなく豊かな文化的・社会的経験があるほうがいいことはわかっているけれど、主婦の悲しさ、あるいは乏しい収入では、制限せざるをえません。
いろいろ理屈を並べましたけれど、それでも今回市民劇場に行ってみようと思ったのは、今回の出し物「おとうふコーヒー」が認知症の施設であるグループホームが舞台となっていたからです。
前置きだけで、「おとうふコーヒー」の感想は書けなくなってしまいました(涙・笑)