ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

蜂の集団

2023-10-30 10:08:00 | 日記

   

第7回繭の会日本画展は、おかげさまで無事に終了しました。教室展ですので、小さい作品が多かったのですが、どの作品もていねいに描かれ、日本画の絵の具の色の美しさを生かせていると、好評を頂きました。ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

今年の日展は、同じ仲間のお一人が見事特撰に輝かれるなど、すばらしい結果でしたけれど、残念ながら私は落選(涙)でした。近年は、毎回「もう限界だ。やめよう」と思いながらずるずると挑戦続け、昨年までは結果が良かったために、ついつい今年も挑戦したのですが、ついに限界かな?と思ったことです。(描いた作品は、嫌いではなかったけれど、認められなかったということは、イマイチだったのでしょうね)

 

アップした写真とは全く関係ないことから書き始めてしまいましたが、半月以上前に庭のクサギの木に蜂が2~30匹くらい固まって動かない状態でいるのに気が付いていました。久しぶりに「まだいるのかな?」と思って見てみると、場所は少し動いて、数もちょっと減っているように感じましたが、やはりじっとしておりました。

「何というハチなのか?」「何をしているのか?」気になって、ネットで調べてみました。ハチの種類は、どうやらアシナガバチのようです。アシナガバチにも種類がありますが、それは判断できません。今ぐらいの時期に、こうしてハチが固まって動かないのは、自分たちの巣や卵・幼虫などをスズメバチに襲撃されたためのことが多いそうです。春ならば、もう一度巣を作りなおすことができるけれど、冬に向かう今頃では、無理なので、こうして固まってじっとしているほかないのだとか。時々モソモソと動いているけれど、ほとんど死んだように動きません。可哀想なハチさん。来春まで生きておれるのかしら?

以前、ハチに刺されて、救急外来へ連れて行ってもらったことがあるけれど、こんな様子をみるとやっぱり可哀想で、つらいなあ。


頭にくることが多くて・・・

2023-10-27 10:04:16 | 日記

「高齢者は早く死ね」ということかしらん?と、思わされることが続いて、頭にきています。

実は、親戚に一人暮らしをしている高齢女性がいるのですが、昨年初めごろ骨折してから徐々に一人暮らしが困難になってきました。彼女は、私の母方の従兄の連れ合いさん(後妻)で、身近に頼れる人がいません。兄弟姉妹はいるのですが、いずれも高齢で、県外に住んでいます。ということで、一番近く(車で25分)に住んでいる私を頼っています。従兄が存命中には夫婦で私の母を大事にしてくれていたので、私は深く恩義を感じていますし、また困っているのを見過ごすことはできない性分です。

 

しかし、家族でもない私が、彼女に代わってすることには、たくさんの制限があります。不正を防ぐためにやむを得ないと言えばそれまでですが、いちいち面倒・複雑な手続きを経なければなりません。骨折をしたあたりから軽い認知障害が出てきたため、公的手続きにも面倒なことが加わるようになりました。あまりたくさんあるのでいちいち書きませんが、一つの手続きをするのにも何度も足を運ばねばならないことの何と多いこと。

 

今回頭にきたことは、銀行でのことです。彼女は、車で連れていってあげれば、まだお金の出し入れは、自分で出来ます。それでも、時には本人確認をする書類の提示を求められます。運転免許証を持っていないので、健康保険証を提示します。今までは、それで済んでいました。(内心、もし本人が出し入れできなくなった時には、どうなるんだろう?という不安が頭をよぎりました。もちろん私が代わって出し入れすることはできません)

 

今回、やっと本人が施設に入ることを納得し、ケアマネジャーさんのお世話で、うまい具合に近くの出来たばかりの施設に入れることになりました。ところが、その施設の費用引き落としは、T銀行のみ、他はダメ、ということで、T銀行とは取引が無かったので、新たに口座を開かねばならなくなりました。

 

それが問題でした。予備知識も何も持っていなかったので、数日後施設に入るので、費用の引き落としに必要な貴行の口座を開設したいと正直に言いました。前述したように本人確認には健康保険証しかありません。すると、ダメだというのです。写真付きの本人確認のものでない場合、後日自宅にカードを郵送してそれを受け取って初めて口座が有効になるが、施設に入っていると受け取れないからだというのです。自宅は、しばらくはそのままにしていて、近くだから度々帰るから大丈夫ですと言っても、本人がそこに住んでいないことがわかっているからダメですの一点張り。(しまった!施設に入ることを黙っていたら良かったのだと思っても、後の祭り)

 

「そんなら、どうすればいいんですか!施設に入れないじゃありませんか!」思わず、声が大きくなっていたかもしれません。すると、「施設に住民票を移し、健康保険証の住所も施設に変更して、それから申し込みにきてもらい、カードを施設に郵送しますので、受け取っってください」といいます。それまで待ってもらえるか施設の担当者に確認して、一件落着・・・にはまだなりません。施設への引っ越しを済ませて、またそれらの手続きに本人を連れて回らねばならない・・・

 

「マイナンバーカード」をお持ちだったらすぐなんですけどねえ、」と何度も言われたのには頭にきました。高齢で、よくわからないまま放置していた者に、そんな言葉は無いでしょう!時代の流れについて行けない高齢者が悪いというのでしょうか?

 

そう言えば、先日、歯のメンテナンスに歯医者に行ったときに「マイナンバーカードをお持ちの方でも、健康保険証の提示をおねがいします」という張り紙がありました。トラブル続きで、まだ軌道にのっていないからとのことでした。 


第7回繭の会日本画展 作品紹介③

2023-10-24 08:18:28 | 日記

繭の会日本画展の作品紹介もこれで最後です。10号以下の作品がほとんどなのですが、どの作品も作者の想いが込められた良い作品だと思います。月1回の教室なので、一つの作品を仕上げるのに半年以上もかけている作品も多いのですが、一つの作品を仕上げるごとにその人なりの成長が感じられるのがうれしいです。

     老木の桜                立山の秋

 

     白糸の滝                朱の鳥居

 

      胡蝶蘭                     椿花

 

    瀬に立つ           風神雷神図(模写)

 

      昔、恐竜だった             素朴

 

        庭の片隅                 門出

 

       夜桜                 オキザリス

 

     鉄仙                  サンマルコ大鐘楼

 

     ホトトギス               城ケ崎海岸

 

ちなみに、私は昨年の新日春展に出品した「刻」(アイルランドの廃校になった小学校を描いた)を出品しています。また、私の写真技術が拙いためにピンぼけたり、ひどくゆがんだり、また光などが写りこんでいる作品があり、お詫びします。

☆10月29日(日)まで岡山県天神山文化プラザ第1展示室9時~17時(最終日は16時まで)

どうぞよろしくお願いします。

 


第7回繭の会日本画展 作品紹介 ②

2023-10-23 16:49:37 | 日記

第7回繭の会日本画展の作品紹介その②です。私のを含めなければ、50号1点、30号1点、あとは10号以下の小作品です。でも、我田引水のようですが、どの作品もじっくりと丁寧に描かれていて、すてきな作品ばかりです。繰り返しますが、画面にアクリル板が入ったまま撮影していますので、照明など写りこんでいる点はご容赦ください)

 

      中津渓谷                 寺の春

 

       花王                   モネの睡蓮

 

     小さな朝                 いおり

 

       仙人草                あざみ

 

      

      移ろい 2               竹の蔵

 

     

 移ろい 1(50号・県展入選作)               牡丹

 

      鳳丹白(30号)

 

   テッセン             水晶淵           すみれ草

 


第7回繭の会日本画展 搬入 作品紹介①

2023-10-23 13:55:44 | 日記

今日は第7回繭の会日本画展の搬入でした。今まで以上にグレードアップした素敵な作品揃いです。ご高覧頂ければ励みになります。どうぞよろしくお願いします。

沢山ですので、一度にアップするのは大変ですので順次ご紹介させていただきます。(画面にアクリルが入っていますので、若干光線など変なものが写りこんでいますがご容赦を)

 

        晩秋                ブルーベリー

 

        陽ざし               花ミズキ

 

       奥入瀬                   蘭

   

     ラブリネス                 希望

 

      智頭の林                  明日香の遺跡

 

    あじさい


第7回繭の会日本画展が近づきました

2023-10-21 12:35:53 | 日記

来週24日(火)から第7回繭の会日本画展が始まります。繭の会は、山陽カルチャーと高島公民館、東公民館の講座生の有志の会です。(ちなみに、もう一つ私が講師をつとめさせていただいているのは、京山公民館の講座生の「遊」の会があります。交互に隔年でグループ展を開催しています)

小作品が多いのですが、どれも一生懸命描いたいい作品ぞろいですし、何人かは50号を出品してくれます。ご高覧頂ければ、励みになります。よろしくお願いします。

体力がもつかしら?

それにしても、10月下旬から11月にかけて、また忙しくなりそうです。最近体力の衰えを痛感することが増えて、少々不安を覚えているところです。

一人暮らしをしている親戚の女性が、とうとう11月から施設に入ることになり、入所の準備、片付け等々、一切が私の肩にかかってきて、もちろん友人はじめケアマネジャーさんなど多くの人が助けてくださるし、引っ越しは業者さんに頼むのですが、私が関わらなければならないことも多いのです。事務手続きもあり、体力的に持つかどうか不安を覚えています。

その間自分のこと、我家のこともありますしね。でも、困っていれば、ほっておけない性分で、ついつい無理をしてしまいます。

引っ越しが終れば、今度は美術家協会展があります。

それに・・・手抜き家事専門の失格主婦でも、必要最小限の日常家事はしなくてはなりませんし(笑)

 

(田舎から拾ってきた柴栗で栗ご飯を炊きました。今年は2回目です。2回目はもち米を入れたので、より美味しくできました)

 

 


人物デッサンースマホの写真を見て仕上げ

2023-10-18 14:08:39 | 日記

デッサン会場では、胸より上しか描けていなかったのを、今日スマホの写真をみながら仕上げました。写真なので影の黒い部分はよく分からなかったけれど、ともかく何とか仕上げました。

外国のモデルさんは、お国柄もあってか、手配してくださる先生も苦労されています。が、このモデルさんは、日本語もお上手で時間通り来てくださり誠実でいいモデルさんでした。3回とも違うヘアスタイルにしてくださるなど、おしゃれで素敵な人でした。このモデルさんで、いつか日本画が描けたらいいなと思いましたが、果たしてどうなることか・・・(?)

そう言えば、過去には、すっぽかされてモデルさんがいなくなり、仕方なくみんなでくじを引いて交代でモデルをつとめたこともありましたっけね(笑)思い出しました。


人物デッサンーアフリカ系フランス女性(No.3)

2023-10-17 17:49:52 | 日記

色々な雑事が多くて気ぜわしく、なかなかブログを更新できませんでした。まだ当分忙しさは続きますが、人物デッサンと自由に描いて自由になる絵画教室は、よほどのことでない限り休みたくありません。(もちろん日本画の教室は、言うまでもありません)

今回もモデルさんはアフリカ系フランス女性で、今回で最後になるそうです。デザインの勉強のため近く岡山を離れられるそうです。アフリカ系のモデルさんは、珍しいので、3回も来ていただけて、本当にいい経験になりました。

今回もちょっとお顔をていねいに描いてみたくて、ケント紙を使いました。ケント紙はなめらかでより繊細な表現に向いています。鼻眼鏡のツルがちょうど目にかかって難しくて時間かかってしまい、上半身だけ描くのがやっとでした。ネクタイの色は家に帰ってから着色しました。


木下晋 展  -生への祈りー 

2023-10-08 10:32:28 | 日記

   

日展も業者さんに渡し、京山公民館文化祭搬入も終わり、そして久しぶりに帰岡した息子夫婦+犬とインコたちも帰って、ちょっと一段落した昨日、前から行きたいと思っていた木下晋展ー生への祈りーを瀬戸内市立美術館へ見に行きました。

 

人間の心の奥にある「老」と「病」に迫ろうという

精神の止場を鉛筆でいかに表現するか

私は死の瞬間までそこにこだわり続けたい  (木下晋展のパンフレットより)

 

何故「老」を描くのか?何故「病」を描くのか?ただ奇をてらったのでは許せないと思っていました。作品を見る限りそんなものではないとわかりました。老い衰えていく妻を描く・・・醜いか?いや、私は醜さを感じませんでした。人間、生きるということ、そして老い、病を得ること、その奥にひそむものを見つめる、そして表現されたものは花などの美しさとは違った美しさを感じます。

今木下晋さんの自伝「いのちを刻む」を読んでいる途中です。三男のパートナーさんも読みたいと言っていますので、読み終えたら送ってあげるつもりです。

 

瀬戸内市立美術館は他にもいろいろな企画をされていて、「ハンセン病問題への理解を進める展示」やALLY(アライ)の活動の輪がひろがる企画もありました。

ハンセン病への理解を進める展示では、ビデオも上映されていて、それを見て新たな視点を開かせてもらいました。どうしても過去の暗い歴史のイメージにとらわれがちなのですが、少しづつ病気への偏見がとりのぞかれ、明るい方向へ向かっていることです。

また、ALLY(アライ)という言葉は、初めて知りましたが、自分は性的少数者(LGBT)ではないけれど、その方々の活動を支持し、支援している人たちのことだそうです。

瀬戸内市では、美術館で良い企画をされると同時に、いろいろな活動をされていることに感動しました。

 


京山公民館文化祭搬入

2023-10-06 21:56:45 | 日記

明日から京山公民館文化祭が始まります。今日は搬入作業がありました。

 10月7日土耀日(9時~17時)~8日日曜日(9時から15時)開催です。

画面にアクリルが入っているため、ライトや窓のブラインドなどが写りこんで見にくいことをお許しいただいて皆様の作品を紹介します。小作品ながらそれぞれの個性が光ったすてきな作品揃いです。

お近くの方はぜひご高覧下さいませ。