ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

とりとめのないおしゃべりもまた元気の源かな

2024-01-30 09:17:22 | 日記

庭のふきのとう

もう一週間も前の話になるけど、中学時代の同級生とのランチ&おしゃべり会。一人が「新年初めての会だから、みんな今年の抱負を語らない?まず、あなたから」と、突然私を指名。

「えっ、何故私から?」と、戸惑う私。こういう場合、拒否できない気弱な性格、覚悟を決めて「なんだろう?」と頭をめぐらす。近年「終活」のことばかり考えている私だ、これしかない。

「終活の準備を少しづつ進めたいということかなあ?」と言うと、みんな拍子抜けした表情と見えたのは気のせいかしら。もっと意欲に満ちた抱負を期待していたのかな?

「あれをしたい」「これをしたい」という抱負ではなかったので、何となく後が続かず、私が「次はだれ?」とうながしても、誰一人として発言なし。これってずるーい!

しかしまあ、怒るほどのことでもなし。やっぱりいつものように他愛ないおしゃべりが続いたのでした。

それよりがっかりしたのは、私が選んだ今回のレストランのお料理の値段のわりにお粗末だったこと。一人が「悪いけど、心がこもったお料理ではなかったね」と言ったけど、黙っていたみんなも同じ気持。順番でレストランを選ぶことにしていて、誰も文句を言わないことと決めているけど、今回私が選んだだけにつらかったなあ・・・

とはいえ、お料理は二の次、こうして定期的に同級生が集まり、おしゃべりに花を咲かせるのは元気の源です。決して無駄な時間じゃないんですよ。

 


これで筆を置くことにした

2024-01-28 13:53:11 | 日記

   

2月10日(土)~18日(日)岡アートギャラリーで開催の「初春の小品展「に出品の作品に取り組んできましたが、ようやくこれで筆を置いてもいいかな?と思うところまで描けました。これは新年のおめでたい題材としてクワイを描いた2点(3号とSー0号)です。タイトルはどちらも「希望の朝」。写真では色がイマイチですが、クワイのブルーには、天然の群青と、ラピスラズリを使いました。高価なラピスラズリのブルーはさすが美しい。

もう一点、夜桜を描いた作品。タイトルは「おぼろ月」3号です。桜が固い表現になるので、四苦八苦しました。また、夜の表現を暗くしなくて表現したかったので、それも四苦八苦しました。

出品数は、一人2点なので、この中から2点選ぶつもりです。

どうぞよろしくお願いします。


人物デッサン(スエーデンの男性)

2024-01-23 12:58:56 | 日記

人物デッサン。今回はスエーデンの男性。身長190cmはありそうなスリムな方でした。外国の方は、骨格が日本人とは異なるので勝手が違います。普通は、間に10分の休憩をはさみながら20分×5回ポーズをとってもらいますが、はじめの2ポーズを正面から描いていたのですが、どうしても形がとれず、諦めて場所を変えて描きました。なので、これは20分×3回で描いたものです。例によって顔にこだわる私は、時間がなくて首から下はざっと線のみです。けっこう難しかった(涙)


自由に描いて自由になる絵画教室(2024.1)

2024-01-22 11:06:18 | 日記

今年最初の「自由に描いて自由になる絵画教室」。ステキな先生とお仲間たちとの楽しい時間。とはいえ苦手な抽象表現(半抽象だけど)。なかなか気に入った作品は描けません。今日は珍しくすごーく気に入った作品が描けました。なんていうと自分の力だけで描いたようですけど、実は先生がささっと手を加えてくださると魔法のようにすてきになって、うれしくなってしまった次第。自分だけの力じゃないけれど、これも勉強ですものね(笑)

もしかしたら、これで大満足なの?って言われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、私レベルで見て下さいませ。今の私では大・大・大満足なのでーす。

それでもう一枚の絵をアップするのは、ちょっといやなのですけれど、これも嫌になって投げ出しそうになっていたのを、先生のアドバイスで何とかまとめた作品です。


初春の小品展近づく

2024-01-20 10:39:23 | 日記

2月10日(土)から18日(日)岡アートギャラリーで、毎年恒例の「初春の小品展」が開催されます。私も小品2点出品させて頂きます。春にふさわしいものをと思って夜桜とクワイを描きました。年末に注文した額がまだできてこなくて、不安です。特別なものを注文したわけではないけれど、在庫が無かったのです。

 

このところ、暇があれば新日春展に出品する作品に取り組んでいます。久しぶりの人物画なので、ちょっと戸惑うこともあって、迷いながらの制作です。イメージ通りに描ければいいのだけれど・・・力不足で頭で描いていた通りに描けない場合もあるし、イメージ通りに描けてもそれが案外良くなくてがっかりすることもあるし。ある程度見えてくるまで悪戦苦闘が続きます。


私のお守り

2024-01-16 09:13:10 | 日記

神仏は信じていない(信じていないと思っているだけ?)私ですが、神社やお寺ではいつも手を合わせます。そんな私がいつも免許証と共に持ち歩いているのがこの二つ。「幸福御守」と「白寿行切符」。

 

「幸福御守」は、以前受講していた「花の文化史」の社外講座で行った鈴虫寺で頂いたものです。その時、家族全員の御守りも頂き、それは床の間に飾っています。神仏は信じていない筈なのに、そして何故他のお寺ではなく鈴虫寺なのか不思議なのですが、この時何故か心に感じるものがあったのかもしれません。

 

「白寿行切符」は、もっと前、奈義の現代美術館へ行った時のことです。突然知らないご老人から「この切符をあなたにあげましょう」と、声をかけられたのです。不思議なご老人でした。白寿行き切符を配布するに至った由来について書かれた説明書も一緒に頂きました。

説明書には、風石(91歳)と名乗るその方が《長年朝日新聞の川柳に投稿し300作入選を果たしたが、200作目の入選作が「白寿駅までの切符を買って乗り」というものだった。また小学校の教え子たちから平成5年4月29日みどりの日に「自分たちの古希と先生の米寿の祝い」をしてもらった喜びの記念として白寿行きの切符を手作りして贈呈する。あなたの御長寿を心から祈る》という意味のことが書かれていました。そして、11800枚作成して、すでに5600枚配布済みだとも。

そのご老人との出会い、4月29日は私の誕生日・・・私は不思議なご縁を感じました。それ以来、この切符は免許証の中に大切に入れて、持ち歩いています。

神仏、迷信を信じないと言いながら、バカみたいと思われるかもしれません。心の底では、そんな非科学的なと笑う気持ちもあるのですが、なおかつ捨てきれない(笑) それに、私自身はそんなに長生きを望んでいるわけではなく、望むのは苦しまないでぽっくり逝きたいということ。

それなのに、なおもう一つ、いやもう三つ、財布の中に入れているのがこれ。

左から備前焼の蛙、金ぴかの蛙、何焼だったか忘れた陶器の蛙です。財布の中に入れておくとお金が「返る」という迷信を信じているわけではないけど、いつの間にか溜まってしまったちっちゃな蛙さん(笑)

お笑い下さいませ。


春秋会書道展

2024-01-14 09:38:18 | 日記

尊敬してやまない友人の所属する春秋会書道展を拝見するために天神山文化プラザに行きました。(残念ながら今日までです)やはり彼女の作品は素晴らしい!感動しました。

そして、この会の主宰者であった故浅野五牛先生の遺作にも感動しました。書は門外漢であるし、私自身は字が下手で、えらそうなことは何も言えないのですが、彼女の作品も五牛先生の作品も、何故かしら心惹かれます。じっと眺めていると心安らぐし、飽きないのです。

開催期間は何故か短くてたった三日間、今日で終わりなのが残念です。


友人の素敵なミニ画集

2024-01-10 16:17:43 | 日記

 表紙

長年の友人が素敵なミニ画集を下さいました。彼女が公民館の日本画講座に入られて早いもので10年になります。また、彼女は子育て時代から、苦労を共にしてきた友人でもあります。現役時代は保健衛生分野で市民のために働いてこられた有能な人なのですが、もともと絵はお好きだったようで、現役を退いてから私の日本画教室に来られるようになったのです。

そして、やはり元の同僚でこういうことが得意な友人のお力を借りて、画集を作られたというわけです。

  

中には彼女の作品の写真や、スケッチ、日本画教室の様子、そしてご家族やペットなどほほえましい写真もあります。拝見していて、私もうれしくなりました。

 

 

 


院展を観に行った

2024-01-07 09:25:49 | 日記

新年恒例の院展を観に行きました。そして図録を買いました。観に行くと必ず図録を買っていますが、何か今年はずいぶん高くなったという印象です。こういうものを買う時には、値段に無頓着なので、もしかしたら前から高くなっていたのかもしれませんが、今回認識して驚いたというのはちょっと恥ずかしいけど。

夕食後、アイルランドの二男夫婦とズームでお話することになっていたのに、翌日の日本画教室の準備にあたふたしていて、時間の連絡を受けていたのを見ておらず、パソコンを立ち上げていなくて大慌てしました。情けないこと。

最近はスマホでのビデオ通話だけだったので、話には聞いていたものの、パソコンの大きな画面で見て、部屋の様子や窓の外の風景が変わっているのでびっくりでした。私が泊まった部屋はすてきなキッチンに、元のキッチンがあった部屋には何と卓球台がありました。前は平屋だったのが二階ができたので、広く使えるようになったのでしょう。

隣に住んでいる大家さんの小さかった3人のお子さんたちの上二人は成人して一番下の女の子は高校生とか。私がアイルランドの二男夫婦のところへ一ヵ月滞在してからもう14年半経ってしまっていることを改めて感じたことでした。

14年!!月日の経つのは何と早いこと!!

 


テーマは「老いを生きる」

2024-01-06 09:16:28 | 日記

月1回の哲学カフェ。人数が減ってしまったけど、私にとっては脳の老化防止に貴重な会です。今回のテーマは心理学者エリクソンの本より「老いを生きる」でした。後期高齢者ばかりの参加者にとっては、まさに我が事のテーマですが、学ぶ内容は今まで思ってもみなかった新鮮なものでした。

高齢者というと何となく人生の衰退期ととらえられて、それまで獲得してきた様々な能力や役割を徐々に失って、死へ向かう存在と思われています。しかし、そうではなく、高齢者であっても個性的に豊かな生を創造していく存在であるということに理解を深める必要があるというのです。

現実を冷静に見つめているつもりであった私も、高齢者になってもなお単に衰退期・喪失期としてのみとらえるものでなく「生きてきた証としての完熟期」として、「自我を統合する時期」ということは、目からウロコでした。そして、喪失・衰退する捉え方にとどまらず、「人は生涯にわたって発達し続ける」という観点は、まさに驚きでした。

うーーーーん。そう捉え、そのようにしなきゃと、いうことかな?    ガンバロ(笑)