ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

自己満足に過ぎなくても・・・

2024-06-29 10:28:52 | 日記

☆ 制作中の「ナニワノイバラ」(県展用 25号)です。「日本画は足し算と引き算が必要」との師のお言葉に従えば、まだ足し算をしているところ。構図がイマイチだと思いながら見切り発車をしたので、未だに細部を調整中。少しづつ修正を加えながら、細かいところを描き込みしています。

 

☆ 数日前巣立ったツバメのヒナたちは、まだ夜になると巣に戻ります。親に比べると小ぶりで、巣の縁にお尻を外に向けて並んで寝ているのを見ると、何だかおかしくて、頬がゆるみます。そうそう4羽しか確認できていなかったのですが、5羽いました。夜この巣に帰って来なくなるのも近いことでしょう。

 

☆ 我が広島カープは、今のところ好調でリーグ1位ですが、あの戦力でよく頑張っていると思います。スター選手はいなくても、まるで高校野球のように一生懸命プレーしているのをみれば、勝っても負けても応援したくなります。オリンピックが近づいて、日本選手の活躍が期待されています。オリンピックも政治や利害や不正やいろいろなことがあって、批判される部分はあるけれど、頑張っている選手の皆さんは応援したいですね。そして、オリンピックが、そうした不純なものを失くして、莫大なお金を浪費する場ではなく、純粋にスポーツを楽しむものになって欲しいと願わずにはおれません。

 それにしても、それにしても、です。勝負というものは過酷なもの、勝つ人のかげに必ず負ける人がいます。逆に言えば負ける人があってはじめて勝つ人がいる。生きとし生けるもの、生まれた時から生存競争の中にいるから、勝負を楽しむのは本能のようなものかもしれません。でも、いつも思うのです。美術の世界でも、公募展で入選するもののかげにはたくさんの落選する人がいます。しかも、落選する作品が悪い場合ばかりでもなく、今の時代の価値観に受け入れられないだけかもしれないのですものね。

 

☆ さて、このブログも1年の取りまとめとして、書籍化をする時期になりました。毎年7月1日から翌6月30日までの1年間をまとめて書籍化します。今回はついにNo,10(10冊目)となります(笑)10年間の私なりの画業の記録(他のこともちょっぴり入ってはいますが)です。自己満足に過ぎないものですけれども。


二回目の子育て、無事に巣立ちました

2024-06-26 10:08:29 | 日記

玄関ポーチの上に巣作りをしているつばめさん。今年1回目の子育てはカラスに襲われて失敗。壊された巣を修復し2回目の子育ては、黒いビニール袋をカラスに見立てて吊るすなど防御(効果があったのかどうかはわかりませんが)して、毎日見守ってきました。

数日前、賑やかに我が家の前を飛び交っているツバメの群れ。どうやら無事に巣立った様子です。今回はヒナたちが大きくなっても巣からあまり顔をのぞかせないので、大きくなっているのかしら、何羽いるのかしら、と気がもめる日々でした。たまに顔をのぞかせているのを数え、4羽はいるのが確認できました。飛び交っているのをみたら、もっといたのかもしれません。

巣の下に置いたフン受けのトレイは、もうしばらく必要です。ひなは巣だってもまだ親から餌をもらっているようですし、夜には巣に帰って寝ています。しばらくすると夜にも帰って来なくなったら、フン受けトレイは御用済み。

夜帰って来なくなっても、秋に南の方へ渡っていくまでどこで寝ているのか気になって調べてみましたら、どこかの川原の葦原などツバメが集団で集まる場所があり。そこで夜を過ごすらしいです。


光風会展

2024-06-24 08:58:09 | 日記

知っている作家さんも何人か出展されているのでぜひにと思いつつ、ぐずぐずしている間に最終日になってしまったので、雨の中でしたがあわてて光風会展に行きました。

 

受付の方から「いつもfacebook を拝見しています」と、お声をかけていただき、びっくりするやらうれしいやら。最近、このようなお声をかけていただくことが増えましたが、悲しいかな、お顔がなかなか覚えられません。マスクのせいもあるけど、やっぱり年のせいということは否定できません。申し訳ないことです。

 

光風会展は、他の公募展に比べると人物画が多い感じです。何度も言うようですが、もともと人物画は好きなのだけれど、その奥深さに迷い、本当に納得できる人物画が描けなくなってしまっているので、いろいろな作品を拝見しながら何かを得たいと思うのですが・・・なかなか、そう簡単にはいきません(涙)

 

帰りに図書館に寄って予約していた本を2冊とビデオ1本借りました。今年の日展制作をお休みすることにしたので、少しだけ余裕ができた感じですが、余裕ができたから、その分有意義に時間を過ごすということにもならない感じで、やっぱり人間は、というより私は、時間に追われている方が有意義に生きられる感じがするなあ。

 


「花もダンゴも」ってならないかなあ・・・

2024-06-23 09:08:29 | 日記

     

中国地方が梅雨入りしたとは聞かない(?)けれど、ここ数日はまるで梅雨のようなお天気が続いています。庭の隅っこの私の小さな花畑では薄紫と白の桔梗が一輪づつ咲きました。今年は大切に世話をしたのでこれからたくさん花を咲かせてくれるのではないかと楽しみにしています。

前に住んでいた家から持ってきたクチナシは、毎年夫が野菜作りの邪魔になるので短く丸坊主に刈ってしまうので、いつも数輪しか花をつけていなかったのですが、昨年思い切ってクチナシの剪定は私にやらせてもらうことにしたので、今年はたくさんつぼみを付けました。でも、ああ!!夫がかぼちゃのツルを庭木の上に這わせて・・・「花よりダンゴ」の夫とは価値観が合いません(涙)こうして半世紀以上も一緒に暮らしてきたのですよ(笑)

「花もダンゴも」と願うのですけれど・・・

※ 失礼しました。私が認識していなかっただけで、中国地方は数日前に梅雨入りしていました。


随筆集「緋」77号発行

2024-06-21 15:46:42 | 日記

3人だけで細々発行している随筆集「緋」77号を発行できました。今回偶然にも私以外のお二人の文章には年齢のことが出てきます。お一人は99歳、もうお一人は91歳と。相変わらずお達者な文を書いておられます。尊敬するお二人です。長寿社会と言われる現在でもこれって驚異的なことではないかしら。私も引っ張られて頑張って書かなくっちゃ。

そう言えば、月1回の哲学カフェで、リーダー的存在のK先生、A先生もご高齢にも関わらず頭脳明晰、私たちを引っ張ってくださっています。難しい理論はちんぷんかんぷんながら、衰えつつある脳に喝を入れていただいています。知らないことを知るというのは、年に関係なく興味深いし、やはり世の中を良くするのは知ることから始まりますものね。ああ、でも知ったからと言って、自分の無力さに悲しくなることもありますけど(笑)


北斎と広重

2024-06-20 09:20:20 | 日記

友人たちと県立美術館で開催中の「北斎と広重」展を見に行った。平日にもかかわらず満員の人で、ゆっくり鑑賞する状態ではなかった。もし始めから順番に見ていったら何時間もかかるに違いない。私たちは高齢者、疲れてしまって半分どころか一室見終わるぐらいでダウンということにもなりかねない。車椅子の方もいらっしゃったけれど、あの人垣の隙間で大変だったのではないだろうかと推測した。

そこで出しゃばって私が「絶対見ておきたいものだけをピックアップして見ることにしようよ」と提案。僭越ながら、私の判断で見ておきたい作品へ拙い知識で案内した。全部見たからと言って、全部記憶に残るわけでもないし(笑)ということで、約1時間余りで外に出た。

それでもいろいろ感じることはあった。やはり有名な作品は、それだけのものがあるんだな、と。たくさん作品が並んでいても、すべてが感動を呼ぶような作品ばかりではなくて、たくさんの作品の優劣などもわかったりする。また、浮世絵の本物の作品を間近に観ると、木版画の超絶技巧といえる部分がわかり、原画を描いた作者は勿論だけれど、版を彫った彫り師、刷り師、すべてのすごさがわかる。色彩も独特で、日本の風土にぴったりだと感じる。

1時間余りで、垣間見たに過ぎない「北斎と広重」展の感想です。友人にも話したのだけれど、中学生の頃、マッチ箱に東海道五十三次の広重の絵があって、蒐集していたことを思い出した。全部集めたいと思っていたけど、所詮中学生だから無理だった。でも、あれはどうなったかなあ?捨てた記憶はないけど、思い出せない(笑)


父の日プレゼント

2024-06-19 09:43:43 | 日記

私には3人の息子がいる。そして、それぞれに息子には過ぎたパートナーさんがいる。三人三様であるがみんな素敵な女性ばかりで、私はそれだけでいつもありがたいと思っている。

夫は3人の息子を育てる上で、いつも3人平等にしなければいけないと言っていた。それは私も同じであるが、幼い時には一番やんちゃだった二男を叱ることが多かった気がするし、末っ子でちょっと頼りなかった三男を甘やかし気味だったことも認めざるをえない。長男は初めての子どもだったから二男が生まれるまでは愛情を一身に受けて育ったので、ちょっと我儘にしてしまったことも反省している。何しろ共働きで3人育てるのは大変だったから、母親失格と言われても仕方ないし、職場や周囲の人にも迷惑をかけてきて、今思い出せば恥ずかしいことばかり。

そんな親でも今では父の日、母の日にはプレゼントを送ってくれる。パートナーさんの心遣いが多々あるとはわかっているけれど、ありがたいことだ。しかし、こう書くと、また気にかかることがある。長男や三男は日本にいるけれど、二男はアイルランドにいるから気軽にプレゼントを送れない。それでも年末・クリスマスには気を遣ってくれているので十分なのだが、ブログやfacebookに載せると二男のパートナーさんが心苦しく思われないかと心配になる。

ここで声を大にして言います!!

親はプレゼントを頂くとうれしいけれど、もらわないからと言って、決して不満に思ったりはしないものなのですよ。3人の息子はみんな大事でかわいいし、そのパートナーさんたちもみんな素敵な女性ばかりでありがたく感謝しています。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

    

 

 

 

 


「ナニワノイバラ」制作途中

2024-06-18 12:45:38 | 日記

  (全体)   (部分)

県展用の「ナニワノイバラ」F25号です。こうしてみると構図(特に花の位置)がイマイチ。昨日は初めて師に見ていただいた。「色がきれいだ」とおっしゃっただけで他の指摘はなかったので、彩色していきながら、画面の強弱でそのへんを整えていこうかと思っている。白いナニワノイバラの清純さ、可憐さを表現できたらいいのだけれど。

今年の日展制作はお休みしたいと師に申し上げた。描きたいテーマもあるし、描きたい意欲もあるのだけれど、暑さに弱い上、年齢的に体力に自信がなくなった。その他の家庭の事情もあるし、来年はどうするか未定だけれど、今年休んでまたゆっくり考えよう。若さが欲しいと、むなしい願いをしても仕方がない。いつかはこういう時がくる。無理をせず、出来る範囲でがんばるしかない。


自由に描いて自由になる絵画教室

2024-06-16 19:07:13 | 日記

               

今日は町内の一斉大掃除の日。早朝から約1時間30分、緑地帯や側溝、用水路などの剪定や草取りなど。年を取るにつれてしゃがんでの作業がつらくなったし、中腰での作業が多いと腰が痛くなる。おまけに暑さ。お隣のご主人が「町内も高齢化してきたので、大掃除も何とかしなければならんですなあ」とおっしゃる。そのとおりだが、何かいい知恵はないものか。

若い時はいい汗を流した感じで、終わってシャワーを浴びたらすっきりしたものだけれど、最近はそのままお昼寝をしたくなる。でも大好きな「自由に描いて自由になる絵画教室」は休みたくない。少し遅刻したけれど頑張って行って良かった。楽しく描いていると、気分もよくなる。皆様のそれぞれに個性的な作品を拝見するのも楽しい。先生のちょこっとしたアドバイスで絵が生きてくるのも感動。

左の作品は、最初バラだけを絵の具のにじみを使って描いたのだけれど、何か物足りなくていろいろ考えてサンダーソニアを足してみた。

右の作品は、いろいろなものを画面全体に散らばらせて柔らかいハーモニーを表現したかった。いいか悪いかわからないけど、こんな絵も楽しいなと思った。


大威張りで(笑)

2024-06-14 08:11:35 | 日記

前回かかりつけ医のS脳神経外科で中性脂肪や悪玉コレステロール値の数値が悪かったので「2キロ痩せましょう」と言われて、ずーーっと努力してきた。この年齢になると2キロ痩せるのは大変だ。炭水化物、油もの、甘いものを減らし、毎日体重を測定し、でもその他の栄養が偏らないようバランスよく食べるのはかなりな努力が必要だった。

「痩せました」とS先生に大威張りで報告した。体重を測ると3キロ痩せていた。先生も看護師さんもとてもほめて下さった。その成果が表れているか調べるために採血した。結果がわかるのは次回受診日だ。いい結果が出ているよう祈るのみだが、それまでリバウンドしないよう、少し緩めながらも食事制限は続けなければね。

何しろ若い頃から太っていて、太る体質が出来上がってしまっているから、私にしては上出来なのだが、遺伝的に血管系の疾患にかかりやすいということを自覚しているので、コレステロールで血管の壁が膨らんでいるのを超音波検査で指摘されたときにはゾッとした。あの膨らみは食事制限で凹むかしら?いったん出来たコレステロールのこぶはもう治らないものかしら?それが気になっている。