ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

知らないということは恐ろしい

2023-08-29 18:39:55 | 日記

苦手なものを聞かれたら返答に困ってしまいます。苦手なものだらけだからです。その中で「特に苦手なもの」といえば、政治・経済分野、哲学・物理、スポーツ、音楽・・・と、これだけがスラスラと浮かびます。じっくり考えるともっとありそうですが。

哲学・物理については、高校・大学の授業でちんぷんかんぷん、どんなにあがいても理解不能でした。スポーツは、どんくさくてだめ、音楽は音痴でもっとだめ。

政治・経済については、この世に生きている限り、無関心でいてはならないと思うのですが、やはり難しくて拒否反応を起こしてしまいます。

そんな私がお誘いを受けて「哲学カフェ」に参加させていただくようになって何年になるでしょうか。月に1回、カフェに集まり、コーヒーを飲みながら、メンバーが用意したテキストをもとに社会・経済・政治など幅広い問題について学び、議論するという集まりです。

メンバーは、私を除き、いわゆる学識・経験者と言われる豊かな知識をお持ちの方ばかりです。教えられることばかりですが、衰えつつある脳みその私は、悲しいかな右から左に通り抜けていく・・・

それでも、止めずに参加しているのは、せめて月1回ぐらいは脳みそに喝を入れ、何十分の一でも理解出来ないかと儚い望みを捨てきれず(涙)

先日の集まりで、「ショック・ドクトリン」というテキストをメンバーのお一人からお借りしました。これは、NHKのEテレ「100分de名著」のテキストです。やさしく書いてあるから理解しやすいよということでしたが、やっぱり私にはかなり難しい。

そもそもショック・ドクトリンという言葉も初めて聞く私です。わからないままに読み進めていくと、自分がいかに無知であるかを思い知らされ、無知であることは恐ろしいことだと感じています。これからも、わからないままにも知る努力はしなければと思っています。


第7回繭の会日本画展のDMが出来上がる

2023-08-27 17:49:30 | 日記

開催は10月なので、まだ先ですが、第7回繭の会日本画展のDMが出来上がりました。今回も石原田園ギャラリーさんにデザイン・印刷をお願いしたのですが、いつもすてきに作ってくださいます。

DMに使用する作品は、公平に順番となっていますので、どんな作品が集まるかわからないのですが、不思議と花ばかりとか風景ばかりということにならず、色彩もバランスよくいい感じになります。レイアウトなどを石原田園ギャラリーさんがいつもうまく考えて下さっているからだと、感謝しています。

繭の会は、東公民館、高島公民館と山陽カルチャーの教室の講座生の希望者の会です。(希望されない方もあるので全員ではありません)

実は、私が関わっている会は、もう一つ「遊の会」がありますが、これは京山公民館の講座生の会です。

最近、いつか大きい会場を借りて、合同で展覧会が出来たらいいなあと言う声が上がっていますが、どうなりますか。

繭の会展は、近づきましたら、また改めてご案内させて頂きますので、どうかよろしくお願いします。


近頃思うことーノジギクから

2023-08-27 09:19:52 | 日記

 ノジギク(写真は姫路市のHPより借用)

今はまっているNHKの朝ドラ「らんまん」の先週は「ノジギク」でした。ノジギクと言えば、カルチャーの花の文化史の講座で講師の臼井英治先生と姫路市大塩のノジギクの大群落を見に行ったことを思い出します。調べてみると18年も前のことで、時の流れの早いことに改めてびっくりです。牧野博士が日本一のノジギクの大群落と折り紙を付けたところです。

改めて言うまでもなく「らんまん」のモデルは、牧野富太郎博士です(モデルではあるけれど、史実からはかなり脚色されている)。そして、いろいろな植物が出て来て興味深く、花の文化史の講座と重なって見えたりします。9月末で終わるらしいのが、今から残念です。

「みんなに花をめでる心があったなら、争いなどおこらんきに」-先日の「らんまん」での万太郎のセリフです。

「少しだけダイエットしましょう」・・・またしてもお医者様に言われてしまいました。この年になると、ダイエットは本当に難しい。下手にダイエットすると健康を害してしまう危険があるので、気をつけなくてはなりません。まず油ものを抑えるといいと言われたので、昨日から実行中。いつまで続くか、果たして目標の2キロ減を成功できるか(笑)

 

さあ!頑張ろう!  この掛け声は、ダイエットではなくて、日展制作に本気で向かおうという自分に向かって。


時々不安感に襲われる

2023-08-25 20:57:49 | 日記

この頃、人の名前やいろいろなものの名前がすっと出てこないことがあまりにも多いので不安感に襲われる。その場合、可能なかぎり思い出すように努力したほうがいいと聞いたことがあるので、そうしている。どうしても思い出せない時には、調べたり、思い出すためのあれこれを考える。

 

今まで誠実に生きたいと願い、そう努力してきたけれど、こう忘れることが増えると、意に反して人様に迷惑をかけたり、傷つけたりすることも増えている気がして怖くなる。情けないけど、皆様どうぞお許しください、と言う以外にない。

 

年を取ることは悲しいことだ。


この花の名前は?

2023-08-25 08:52:05 | 日記

数年前から我が家の花壇に植えた覚えがないのに芽を出していた植物です。葉が細くて固めのが扇状に拡がって、形だけはヤブカンゾウに似ていますが、ヤブカンゾウのように柔らかい感じではありません。この葉に気が付いて3年目、やっと花が咲きました。5弁一重のオレンジ色の花は、ノカンゾウそっくりです。

ヤブカンゾウとノカンゾウはそっくりですが、花が一重と八重なので、花を見れば見分けがつきます。でも、若葉の頃の葉はどちらも食べられるということなので、柔らかくおいしそうです。しかし、この花の葉は、小さい時から固めで細くておいしそうではありませんでした。

いずれにしても形状からはカンゾウの種類だとは思えるのですが、ノカンゾウとしてしまうのには納得できない部分があります。どなたか詳しい方があれば教えていただけるとうれしいのですが・・・。


忘れないうちに

2023-08-21 17:03:24 | 日記

アフリカ系の女性を描く機会はめったにないので、しっかりと覚えておきたいと思って、スマホで撮った写真を見ながら上半身だけを再度描いてみました。よく皆さんがスマホの写真を見ながら描いていらっしゃるのを見ていましたが、私にはあんな小さい画面を見ながら描くなんてとても無理と思っていました。

今回どうしてももう一度描きたくて、その苦手なスマホの画面を見ながら描くのに挑戦しました。利点もあります。指で画面を拡大することができることです。するとデッサン会で描く時には見えなかった微妙な部分が見え、より繊細に描くことができました。デッサン会では、自分だけ近くに寄ることができないから、些細な部分はよく見えていないということがよくわかりました。

やっぱり知らず知らずの間に視力が悪くなっているということを実感しました(涙)


久しぶりの自由に描いて自由になる絵画教室

2023-08-21 08:41:02 | 日記

   

どうしてもはずせない用事などで、2回もお休みしてしまったので、本当に久しぶりの「自由に描いて自由になる絵画教室」でした。2回というと二か月も開いたことになるので、何だか「描けるかしら」という気持ちで行ったのですが、休んでいた間に新しい方が数人も入られて、教室が一杯なのにびっくり、うれしくなりました。やっぱり大勢の方がいらっしゃるのは、私は好きです。なぜって、大勢だったらそれだけ多くの人の感性に接することができて、自分の肥しになります。

自分だけの貧しい感性では、すぐに干からびてしまいそうで、私は常に新しい感性の水を欲しています。どんな初心者の方でもその人ならではの感性をお持ちで、それを発見するのはうれしいものです。

今回も先生が用意してくださったモチーフは魅力あるものばかりでしたが、とりわけ目を引いたのは黒と黄色のヒマワリ。でも、あえて私は目の前にあった薄紫の小花(名前はわからない)から描き始めました。夏なので涼しさを表現したくて、水色とグリーンで水玉を散らし、小花を油性ボールペンで描き入れ、黄色で花瓶の片側だけをラインで描きました。ポイントにホオズキの実を描きました。着色するかどうかで最後まで迷っていた小花は、先生の御指導を仰ぎ、帰宅してから薄紫に着色して完成(笑)

だんだん楽しく気分がのってきたので、段ボールの切れ端にアクリル絵の具とパステルを使って白いステンドグラス風の器にのったぶどうをガシガシと描き、最後にヒマワリを描きました。

心を自由に遊ばせて、今日も楽しい絵画教室でした。


ドレッドヘア (アフリカ系フランス女性)

2023-08-20 18:19:13 | 日記

   

お休みしたりしたので、久しぶりの人物デッサンの教室でした。

今回のモデルさんは、アフリカ系フランス女性。ドレッドヘアのチャーミングで魅力的なモデルさんでした。二男が美大生の時に、いろいろなヘアスタイルをして驚かされましたが、その中にドレッドヘアもありました。長男のところの孫が金髪にしたとき、特に驚かなかったのも、すでに二男で驚かされていたから、少々のことでは驚かなくなっていたからです。

話がそれてしまいましたが、アフリカ系の方は、肌の色ばかりではなく、骨格も違います。私は初めての経験でしたが、たのしく描けました。あと2回、コスチュームを変えてきてくださるとのことで、楽しみです。


お墓参り

2023-08-15 08:49:43 | 日記

 牧草地になった田舎の風景

二日前、夫の生まれ故郷の田舎へお墓参りに行きました。今は住む人もなく、実家の周辺は近くの牧場の牧草地となっています。この猛暑の中でも木陰に入れば涼しい風が心地よく、空気もおいしくて、不便という一点を除けばいい所です。もっとも、最近、といってもいつ頃からかはわかりませんが、「ポツンと一軒家」よろしく、たった一軒だけ民家があるそうです。水が不便な所なので、生活用水はどのようにしておられるのか、気になるところです。

話はかわりますが、県展作品も何とか完成し、仮縁に入れ、今日は台風が心配ながら午前中に搬入をしたいと思っているところです。数日前やっと県展制作が終ったので、遅れ遅れで日展制作にかかりました。大下絵まではできているので、描くばかりにはなっているのですが、暑さに弱い私は、体中から力が抜けてだるくてだるくて、なかなか進みません。無理ならば、今年は出品断念して来年回しにしようかなと弱気の虫が頭をもたげます。

先日洋画のK先生の個展に伺った時に、先生より「日展進んでいますか?」と尋ねられて、ドキッとしました。あーやっぱりがんばらなくっちゃなあと思ったけど、どうしようもない体のだるさに、ついついお昼寝(笑)

まあ、無理せず出来るだけ頑張ることにして、ダメなら来年にまわしましょ。

 


ひとまず筆を置くことにした

2023-08-07 18:31:55 | 日記

県展出品作(30号)、ひとまず筆を置くことにしました。パソコンの具合が悪く、突然写真のトリミングができなくなったため、絵の周辺にいらないものが写りこんだまま、しかも上辺が少し切れたままですが、アップします。前回アップしたものと、それほど変わっていないように見えますが、細かい所をかなり描きこんではいるのです。

タイトルは、「画室の朝」です。工夫したのは木漏れ日の表現です。私の画室をそのまま描きました。壁に貼ったメモ類、窓辺にぶら下げた枯れた植物等の配置は構図上多少位置を変えています。みんな私の制作を助けてくれたものたちです。

これで、しばらく置いて、搬入まで眺めて、気が付いた箇所があれば手を入れることにします。