Takekida's log

千里の道も一歩から

美しいツリーには物語がある

2015-09-26 22:40:58 | Books
今週末は名古屋商科大通いです。
世の中への扉 東京スカイツリーの秘密
クリエーター情報なし
講談社

スカイツリー完成して3年半ちょっとです。いまさらながら図書館にあった本を読んでみました。
スカイツリーは634m(ムサシのごろ合わせ)とブルジュハリファの828m位は負けますがタワーとしては世界一。
ビルのように構造を積み上げていく形に対して特殊なタワー構造で世界一となっていると言う面では価値のあることと思います。
この本は構想段階から場所の設定、デザイン選定、建設さらにはライティングまで関係者のインタビューを交えて調査した本です。子供向け?で非常にわかりやすいのが特徴。
制約条件として土地が狭かったり地震への対策といった側面がありました。土地の狭さは3角形の足形状とナックルウオール工法による杭技術。日本ならではの技術として持っていた心柱制振の技術を適用によりクリア。構造郷土から鉄筋コンクリではなく鉄骨構造を採用。また展望台を考慮して3角から円形に変化する構造を採用。タワーのライティングにLEDを採用などの特徴あり。 建築面でもゲイン塔のジャッキアップやクレーンに対する制振対策、吊り荷の回転を防ぐスカイジャスター、鉄骨同士の合わせずれ抑制の3次元光波測量器など数々の技術が新規に開発/開拓されました。
大林組HP
スカイツリーはこういった制約条件を受けた中で完成させることが出来たのはいかにも日本らしい所かなとは思いました。 
個人的には非常に美しいと思います。こういうストーリーを知ればますます美しく見えるはず。
工業製品に関してもストーリーがある方が好感度は上がるはず。と言いながら自分はまだ登れていないのでどこかの機械でお邪魔しようと思います。
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