Takekida's log

千里の道も一歩から

ポストWeb2.0

2007-05-12 16:50:51 | Books
今日は気持ちの良い天気でBIKEには最高の一日でした。コースはいつもの三浦半島でしたが観音崎を経由して巡航スピードを上げてNonStopライド。後半は森戸海岸、葉山マリーナ付近を江ノ島方面に抜けて帰ってきました。それでも信号も多く渋滞もあってなかなかスピードは上がらず約110km Ave31.4km

次世代ウェブ グーグルの次のモデル

光文社

佐々木俊尚


進化と変化
Webが一方的にサービスを提供するだけの時代だったころから通信速度の進化と共に双方向的になってきたことの概念を表す言葉としてWeb2.0というのがあります。代表的なサービスとしてロボット型の検索エンジン、mixiなどのSNS、Blog、RSS、ウィキペディアなどの集合知などが上げられると思います。

Web2.0を階層的に見たときデータの海とそれを抽出するUFOキャッチャーが考えられます。この本ではさまざまなビジネスモデルを紹介しながらそのUFOキャッチャーの進化を探ってます。


Web2.0の中でロングテールというキーワードがありますがこれをビジネスという面で考えてみた時大きく2つに分けられます。

①ロングテールを利用させるプラットフォーム提供する:Google、アマゾン、Appleなど
②自らがロングテールになる:需要が少ないけど独自の技術を持っていたりマニアックなサービスを提供していたりする会社 必殺メッキ職人とか
結局のところ②は①がないと成り立たないわけでこの本では特に次世代の①のプラットフォームを作る試みを紹介されています。
登録した人の特性にあわせてサンプルを提供するサンプル百貨店
占いを使って消費者の行動を予測、それに合わせたマーケティングをおこなうageUNなど

>ロングテールのビジネスモデルにはアイディアだけでなく実行力が必要だと感じさせられます。早く行動を起こして主導権を握ったもの勝つ傾向が強いと思います。

Webの進化そのものがどのように起こっていくか?この本で段階的に示されているのは次の手順です。。
①ロングテールのモデルを使って個人、組織、企業のマッチングが爆発的に増えていく
②マッチングした個人、組織、企業はソーシャル化していく
③マッチングやソーシャル化によって蓄積された知が統合され極大化していく

>ソーシャル化も進みすぎると逆に重要なものが抽出できず希薄化していくというのも事実です。結局は自分の手の届く範囲のコミュニティ(たとえば友人や親族尊敬する人、憧れる人程度)が最も自分に影響を与えるはずです。

しっぺ返し
Web2.0的な宣伝活動が広まり始めています。口コミを利用したBlogやSNSでのマーケティング(バイラルマーケティング)のことです。しかしながら“やらせ”館に対してはWeb上では非常に敏感でBlogの炎上といったことも起こっているようです。

>今から考えれば昔のほうがよっぽどやらせは多かったようですが社会が透明化して個人がWebを通じて自己主張できるようになったことが監視の目を厳しくさせている根本にあるのかも。

基本的に品物を進めるという行為はその品物が良かったという感謝と尊敬(リスペクト)が根本になければいけないはずというのには共感します。

>でもあまりにもやらせ感があるのは監視の厳しいWebの中では自浄されていくと思います。広告と表現のバランスの取れる企業がBlogマーケティングで成功できるのだと思います。

>個人的に口コミもかなり気にするのですが今までの行動から考えるとひねくれ者のせいなのか逆方向に動くことが多いです。有益な情報を抽出するのには時間がかかるのがネック… 

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