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ぜんざい、ふっくら、とろ~んと仕上げるコツ。

2017年12月07日 | 素朴なおやつ、素朴なパン

実家の母がよくぜんざいをつくってくれたし、祖母もよくおはぎをつくってくれたので、わたしにとってあんこやぜんざいをつくることは、比較的小さいころからなじみのあることです。

時々、ふと「あ~ぜんざい食べたいね~!」という気分になります。

思い立ったらすぐ作れるように、小豆は常備するようにしています。

食べたくなったら、たいてい食事を作る傍らでコトコト煮えていてもらっています。所要時間は1時間半もあれば十分。食事を作り始めて子どもたちに食べさせて、片付ける間にできてしまいます。

【材料】

・小豆…300g

・粗糖…250g

※お好みで塩小さじ1/2

【作り方】

・小豆はよく洗い、鍋にたっぷりの水と一緒に入れて火にかける。煮立ったら強火のまま、15分煮てから小豆をザルにあげて湯を捨てる(茹でこぼし)。

・再び水を鍋にたっぷりと入れて、15分茹でこぼした小豆を加え火にかける。煮立ったら火を弱め、弱火のまま1時間くらい様子をみながら炊く。途中水が少なくなれば差し水をする。

・小豆を指で軽く押してつぶれるくらいまで柔らかくなれば、火からおろしザルに小豆をあげて煮汁はボウルに残す。

・小豆だけ鍋に戻し入れて、粗糖を加え火にかける。

焦げないので焦らず中火で全体をよく混ぜていく。水(粗糖が溶けたもの)がすぐにあがってきます。

・ここから2~3分、火加減に注意しながら火を加えていきます。わたしはここでなんとなく小豆をへらでちょっと崩す感じにしていっています。とろんとしたぜんざいが好きなので。

・煮汁を戻し入れます。最初はまださらっとしています。

・5分から10分程度煮て、とろ~んとしてきたら火からおろし完成です。

焼いたお餅などと一緒にお椀に入れてどうぞ!

…母はこんな風に、最後の煮汁を小豆を分ける工程はしてないんですが、わたしはなんとなくあんこを作るときのように小豆の水気を切ってから粗糖を和えて火を加えています。最後の最後に煮汁を戻し入れるまではあんこの作り方と一緒です…!

こういう風にしたほうが、小豆がふっくら、ほろっとして、とっても和む感じがするんです。塩は不思議なことにその時によって入れたかったり入れたくなかったりするのでその場次第になっています。塩を入れるとすごく味がキマります!

あと、わたしなりに思うのは、まだ小豆が心持ち固いかな~って思うときは慌てて仕上げるとあんまり美味しくならなかった気がします。

甘味を加えると小豆に火が入らなくなるのか、砂糖類を加えてからいくら煮ても小豆はふっくらしてくれません。

だから、小豆が「ほんとにもういいよ!」って言うまでのんびり小豆に火を通してあげてください。

ちなみに、あんこはこの作り方で最後の煮汁を戻し入れずヘラで混ぜると鍋底が軽く見えるまで火を通せばあんこになります。

小豆と砂糖類の割合ですが、最初は小豆:粗糖は4:5だったんですが、今は6:5と逆転しています!これでも十分甘いです・笑

粗糖は精製度が低いので素朴ですが雑味もあるので、すっきりとした和菓子屋さんのようなあんこやぜんざいを作られたい方はザラメなどでつくられるとより洗練されたあんこやぜんざいになるかなと思います。

12月になって朝夕は結構冷える日も多くなってきたのであったかいおやつでほっこりしたいですね。

 


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