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風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

ひやしんすの☆エッセー☆ 5月15日 『ビター(苦味)をちょっぴり』  

2005年05月15日 | ☆エッセー☆ビター(苦味)をちょっぴり
トカゲの尻尾きりしていいの? 公共図書館を・・・。

だいぶ前のことだが、タクシーに乗っていたら市政に関する情報を運転手さんが話してくれたことがあった。T市にはまるきり地縁・血縁がない田舎出身者なので、こういうことにはまるで疎いから、タクシードライバーのもたらす話は、貴重な情報源である。

先ずは駅前再開発の後続計画について。
成功したJR・T駅の北側西の再開発に引き続き、取り残された北側東の再開発を市では計画しているとのこと。再開発の是非は私にはわからないが、北側東方面へ引越ししてから自転車をさっぱり使わなくなったのは、バス便が非常に良いためもあるが、実は裏道(西国街道)が狭く歩道がないので、車が恐くて、緊張するから乗りたくなくなったのである。だから、道路が広くなり歩道が整備されてきたら、また乗るだろう。

運転手さんは、Y電池の跡地にはホテルや西武デパートが移転するだろうと話した。それから、市バスや市立図書館も合理化を勧めるということだった。
合理化ということは、民間へ売り渡すか業務を委託するということらしい。市バスの場合は、バスの運転手の給料が高いことや、僻地までも運行している事が経費を圧迫しているらしい。それで、最近は退職する運転手の補充に中途採用で、非常勤ばかりを採用しているのかあ。将来的にいつでも簡単に人を辞めさせるようにしているのだな。それで民間に移行して、どうなるのだろう。便利な運行時間が減らされたら乗るのも嫌だけど。

市立図書館はというと、利益を生まないサービスだから民間に委託したいらしい。どう、委託するのかは良くわからないけれど、人を喰った意見であるよ!

知人がT市は経営状態が良く、バランスが取れているといっていたけれど。
図書館が利益を生まないから無駄な施設である、という思想はとんでもない考え方であり、そのために民間に業務を委託しようとは愚案である。なんたる意見だ。サービス向上のために民間に委託しようというのなら分かるけど。まったくお金のことしか考えない不埒者がいるものだ。

おまけに、市の職員が勤務時間が長いので嫌がっているからだと聞いては腹立たしい。職員厚生のためであるなら、先ずは、職員の意識を改革したら良い。

なぜなら、市役所全体は、市民のための総合的なサービス業ではないか。利益追求もよろしいし、民間委託もさらに上手に運営が出来ていくのであれば、よろしいとしよう。
しかし、図書館が長く開館している日であっても7時までというのには、私はサービス悪いことこのうえない、あまりにも情けないと思っているのだ。
短い開館時間のときは5時半である。利用した時、追い立てられるように早く閉まってしまうのが残念であった。私としては、常時9時か10時まで運営するのが図書館のあるべき姿だし当然だと思う。スポーツセンターは、それくらいの夜の時間まで開館しているのではないだろうか。どうして図書館が夜の7時という中途半端な時間なのか腑に落ちない。

昔、九州のM市の県立図書館は9時か10時までは開いていたと思う。市のはずれの会社での勤務を終えてから利用したことがある。図書館によってから稽古事にいこうと思っていたが、時間延長して図書館で本を読み、稽古事は残業でいけませんと断りの電話を入れた経験があるからだ。

しかし、ネットで調べたら今では開館は7時までになっているらしい。悪いほうへ改変したようだ。地名も変わっていたから、場所も新しくして建て直したらしいが。ウーム。

本当に、利益を生まないサービスだからとはナンダ! 住民サービスの全てを損得で考えるでない。

追記: Y電器の跡地利用に関西大学を誘致するということが広報に数回、載るようになった。ホテル誘致とか西武の移転とかは幾つかの案のひとつにすぎなかったのかしらん。この方は、とても嬉しい決定事項だ。整備された自転車道を通って、大学の開かれた社会人学習講座などを聴きにいくのが楽しみだ。